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ここ数年山歩きに目覚めてしまった者です。 とはいってもまだまだシロートなので、夏山の日帰り程度の山を登るのがせいぜいなのですが・・・(^^;

ところでアウトドアショップに行くとハンディGPSなんかが良く売られているのを見かけますが、あれはどういった方がどういう目的で使用されるものでしょうか?

今のところは登る山の地図とコンパスで事足りてはいるので(というか整備された登山道があるので、地図自体ホトンドみませんがw)特に欲しいとは思わないのですが、こういったアイテムはもっと本格的に登山をされる方のためのものになりますか? 逆に地図を見るという動作が苦手な方や山歩き初心者の人にも有効なものなのでしょうか?

今年からクロスバイクでのツーリングも始めようと思っているので、方向音痴な自分としてはお金に余裕があれば買ってもいいかな?とも思い始めてるんですが、登山でも有効ならば更に検討をマジメにしてみようかと・・・

またハンディタイプのGPSの長所短所やオススメモデル、購入時、使用時の注意点なども教えていただけると幸いです。

よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

 前から欲しい欲しいと思いつつ高いのでなかなか手が出なかったのですが、最近ようやく購入しました。



 GPSの基本機能は「現在位置を知る」ことです。最近のハンディGPSには市街地でカーナビの真似事くらいはさせることができる機能もあるのですが(私の買った機種にもその機能はあるのですが使ったことはありません)、登山用途ということになるとほぼ「現在位置を知る」機能が全て、と言っても良いでしょう。それに付随する機能として「記録」があるわけですが・・・

 昔のGPS(今でもありますが)は地図表示機能がなく、現在位置の座標(緯度経度)を表示することしかできませんでした。ただ、事前に目的地や周囲の山の位置を入力しておくと、GPSの白地図にこれらのポイント(ガーミンではウェイポイントと呼んでいます)が表示されるので、それらとの位置関係で現在位置を特定する補助になっていました。
 もちろん現在位置の緯度経度は正確に知ることができるので、地図に経緯線を書き込んでおけば、それによって現在位置を特定することもできたわけです。

 それが現在の地図表示機能付きのGPSでは、地形図上に現在位置が表示されるので、非常に判りやすいです。拡大縮小表示も自在にできるので、紙の地図とコンパスの出番は大幅に減りますね。
 また、事前に登山ルートを「ルート」として入力しておくこともできるので、その場合はルートを外れない限り紙の地図とコンパスは出番がなくなるでしょう。

 長所は、そりゃもう「道迷いの防止」には決定的に有効だということです。
 整備されたハイキングルートであっても、「なんでこんなところで」というところで道迷い遭難は実際に起きていますから、GPSを持っていて正しく使っていれば、道迷いがほぼ100%防止できることはメリットが大きいでしょう。
 地図とコンパスを完璧に使いこなせる人には、それほど圧倒的なメリットはもたらさないのですが、そもそも地図とコンパスをきちんと使いこなせている人は登山人口の1/10もいない(推測)ですから、ほとんどの人にとっては圧倒的なメリットをもたらしてくれる、と思います。
 読図能力が完璧な人でも、きちんと現在位置を同定するのはけっこう手間がかかりますし、吹雪で視界の効かない冬山などで地図とコンパスを頼りにルート決定したような経験がある人にとっては、まさに「夢の道具」です。

 まあ私にとっては、「現在位置が瞬時に判る」というメリットがほぼ全てで、記録が残っているから後で地図に落とせば歩いた軌跡が判る、というだけなら別に「楽しいね」というくらいでそのことに価値はそれほど感じていません。まあログは取ってますし地図にも落としてますが。

 欠点(といえるのかどうか判りませんが)は、上に書いたことと軽く矛盾しますが、「読図技術はやはり必要」ということです。基本的にGPSに収録されている地形図には登山道はほぼ収録されていませんから、GPSが表示した現在位置から登山ルート上の位置を決めるには、やはり紙の地図を読む能力が必要になります。
 また、GPSに表示される地図は液晶画面が小さいのでかなりちまちましたものになります。拡大縮小はできるのですが。なのでGPSの表示から登山ルート全体での現在位置を把握するためには、少なくとも紙の地図とコンパスを使いこなしているくらいの技術がないと、ちょっと辛いでしょう。
 それでも丁寧にGPSの表示と紙の地図を照合していけば、「道迷い遭難」はほぼ100%防ぐことができます。一般登山道でも道迷い遭難を起こす人は後を絶ちませんから、購入する意義は十分にあると思います。

 GPSは現在、ほぼガーミンの独占市場と言って良いのですが、具体的な選択肢としては最上級のGPSMAP60CSxかeTrex Vista HCxかLegend HCxの3つのうちどれか、ということになるでしょう。

 違いとしては、GPSMAP60CSxはGPSチップが違うため高感度ということと、ナビ機能がある市街地地図が最初から付いてきます。
 GPSは基本的に「地図」は別売で、最初は大雑把な1/20万の地図しかありません。GPSMAP60CSxだけは市街地地図が最初から付いてくる、というわけです。
 VistaとLegendの違いは電子コンパスと気圧高度計が付いているのがVista、付いていないのがLegendという違いです。

 私が購入したのはVista HCxなのですが、その理由はGPSMAPは少し重いことと電池の持ちがVistaの方が良かった(単三アルカリ乾電池2本で25時間)ことが理由です。電子コンパスは迷ったのですが、やはりある方が良かろうと。
 買って使ってみると、やはり電子コンパスはあった方が良いですね。
 現在位置だけでなく「向き」も正確にわかるので、地形照合もやりやすいですし、近くの山でしたら山座同定も比較的簡単にできますから。

 高いですけどね~。
 Vista本体が約8万円。地図(2.5万分の1地形図TOPO-10M)が約2万円、合計10万円でした。さらに地図を格納するSDカードも買わねばなりませんし。
 英語版の並行輸入品ならもっと安く買えるのですが、ただでさえ狭い液晶画面に英語表記の地名が表示されるのはかなり鬱陶しく(日本語より英語表記の方が文字の占有面積が大きい)、まして市街地図を入れてナビの真似事でもさせようと言う場合はさらに鬱陶しいでしょう。

 あまり要領を得ない説明でしたが、下記サイトが楽しく判りやすくGPSの利点欠点や使い方を解説しています。

http://yamashijimi.com/

参考URL:http://www.iiyo.net/
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この回答へのお礼

こんばんは! 詳しい解説を頂きありがとうございます。 

なるほど!現在位置を知るというのは非常に重要ですね。 街中ならばイザ知らず、山中では住所の書いてある電柱もないしw、現在地がわからなければ地図の意味を成さないって事ですもんね。 
そういえば昔カーナビがなかった頃に長距離ドライブで迷ってしまって、地図を広げたものの現在地がわからず「一体何ページを見ればエエんやぁぁぁ!!」と自分に突っ込んだ事を思い出しました(笑)

プチ遭難・・・一度だけあります(^^; 谷川岳に登った際に予定と違う下山道を通ってしまい(どうやら曲がるトコロが早かったらしい)かなり辛い思いをしたことがあります。 もちろんきちんとした登山道なのですが、後で調べたところ「上級者向き」と・・・・(ーー; どうりで険しい道だったハズだと後で友達と引きつっていましたがw

なんか段々と欲しくなってきました。 問題は価格ですね。 ちょっとしたカーナビくらいの値段がしてしまうので、正直迷っています。 恥ずかしながらスグに格好から入ってしまう&グッズ好きな性分なのでGPSMAP60CSxは前から気にはなっていたのですが、地形図とあわせると・・・(^^;  うーん、悩みます。

でも、迷って辛い目や危険な目に一度でも遭うくらいならば、この値段は保険料としては有り得るかな?と段々と思ってきました。

お礼日時:2008/04/11 01:04

 Jagar39です。


 じゃあ、背中を一押ししましょうかね(笑)。

 Geko201も軽くてシンプルで良いなとは思うのですが、やはりある程度GPSを使い慣れた人向きでしょうかね。
 また、白黒で地図表示機能がないGeko201よりカラー液晶で地形図を表示でき、コンパスや高度計まで装備しているVistaの方がバッテリーの持ちも良いので、やはり今買うならVistaが一押しかと。
 受信感度も非常に良いです。私は他のGPSを使ったことがないので比較はできないのですが、屋内でもけっこう受信しています。樹林帯の中でも、いまのところはまだ衛生ロストしたこともありません。

 バッテリーについては、私は本体購入と同時にエネループ4本と充電器のセットを購入しました。日中はほとんど電源を入れたまま持ち歩いていても2日ほど持つので、長期の山行でない限り、エネループ4本で十分だと思います。

 地図ですが、別売の1/25000地形図TOPO-10MはDVDで供給されるのですが、日本全国の地図を全てインストールしても1.8GBです。なので2GBのマイクロSDを購入して、それに日本全国の地図全てぶち込んでしまいました。
 時々、GPSで地図をスクロールさせて沖縄の地図とか意味もなく見てます。

 GPSMAP60は確かに非常に人気があるようで、山でもよく見ます。ザックのショルダーハーネスにホルスターを付けて持ち歩いている人が多いですね。
 ただ、登山用に絞れば、小さくて軽く、電池の持ちも良いeTrexの方がお薦めかな、という気はします。VistaかLegendか、については、やはり電子コンパスが付いているVistaかなぁ・・・
 Vistaに市街地図を追加購入しても(GPSMAP60CSxは市街地図は付いてきます)、まだGPSMAP60CSxよりは2万円以上安いですし。

 操作性については、自転車でも使うのであれば、全面に操作系が集中しているGPSMAP60CSxの方が使いやすいかもしれません。eTrexシリーズは左手で持った時の手の位置を想定してボタンが配置されているので、自転車のハンドル等にホルダーで固定したような場合だと、少し操作性が悪いかもしれません。本体両側にボタンが配置されていますから。
 ただ、その左手で持った時の操作性は抜群です。よく考えられた操作系だと思います。
 でも、GPSMAP60CSxも別に手で持った時の操作性が悪いわけでもないし、自転車で使うならやはりこちらか?とは思いますが。
 本体と登山用の地形図、自転車用のホルダー、マイクロSDを買って、おおよそ15万円ですか・・・ほんとにカーナビ買えますね。

 あ、ちなみに車の窓に吸盤で取り付けるホルダーもオプションであります。これで顔の近くに取り付ければカーナビとしても使える、ということでしょう。まあ音声案内はしてくれませんし、ナビゲーションとしての機能は「真似事」程度でしょうけども・・・

 地図表示はノースアップとトラックアップの2種類の表示方法があります。北を上にするか進行方向を上にするかで、カーナビでは普通は進行方向を上にして表示しますよね。
 登山の際はトラックアップにする意味はあまりないですし、紙の地図と照合したりする際には北が上の方が見やすいですから、普通はノースアップにしているのですが、山座同定ではトラックアップが具合が良いです。
 つまり、トラックアップに設定して知りたい山に真っ直ぐGPSを向け、地図を真上にスクロールさせていけば、カーソルが当たった山が目的の山、ということになります。これはコンパス内蔵モデルだけで使える方法ですが。
 あまり遠い山はちょっと面倒ですが(スクロールとズームを併用すればやってできないこともありませんが)、近くの山でしたらこの方法で非常に簡単に山座同定ができます。

 道迷い防止のためには、とにかくマメに現在位置を確認することが不可欠なのですが、地図とコンパスだとマメにといっても限度がありますよね。
 それがGPSだとずっとリアルタイムで現在位置を把握し続けているので、ちょっと立ち止まってGPSを見れば現在位置が判りますし、仮にしばらく見ていない時にルートを外してしまっても、軌跡が表示されているのでどこで間違ったかということが判断しやすいです。
 というわけで、道迷い遭難防止には最強のツールかと。少なくとも正しく使っていれば、道迷いは100%防止できると思います。深い谷等で衛星ロストしてしまった場合は仕方ないですが。

 というわけで、背中は押されたでしょうか。
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この回答へのお礼

こんにちは! 何度もありがとうございます。 お陰でハンディGPSが何たるかが判った気がします。

やはりカーナビとは目的が違うだけあって使用方法や必要な機能が異なってくるんですね。 ノースアップについては昔初めてカーナビを導入した頃を思い出しちゃいました。
次右、しばらくまっすぐ、そん次左・・・みたいな道案内は不要で、逆に現在位置把握や周囲地形検索が主になるハンディGPSはやはりノースアップですね。 やっぱり基本は読図ですか・・・(^^; 

登山道で地図を広げて「あーでもない、こーでもない」と地図をくるくる回して首をひねってる自分にとって、やはり効果的なアイテムになりそうです。 これなら気の短い友達に放っていかれないですみそうw

いやぁ かなり背中を押されちゃいましたよ!! 明日さっそくショップに行って、頂いたアドバイスをもとに色々触ってみようと思います。
っていうか、買っちゃいそうで怖い・・・・w

後は機種ですね。 それから日本語モデルにするか否か・・・

お礼日時:2008/04/12 15:49

Geko201(GARMIN)を使っています。


記録(家に戻ってから見る)や、現在位置というか、歩行距離や速度、高度チェックにも使います。
自分の持っているGeko201は地図は無い(白地図)のですが、登録したポイントや、歩いた軌跡、目標地点までの直線距離や向きが分かるので、有る程度の歩行ペースの確認もできます。
あと、帰路で登山口に下山する場合、登り下りのルートが違う場合に、軌跡が残してあれば、地図を見なくともルートからの逸脱が防げたりします。
また、No.2の方も仰られていますが、電子コンパス機能が有った方が便利とは思います。GPSのみでの方位機能では、原理上、移動しないと方位が計測出来ないからです。いずれにせよコンパスは必要なので持っては行くでしょうが。
あとは、アプローチが車の時の登山口までのナビゲーションなどでしょうか。
自分の場合は地図無し機なので、事前に座標データの入力が必要になりますが。

また、低山などで、杉の植林でうっそうとしているような場所や谷間では電波が受信出来なくなり、計測不能になることも有ります。(雲が厚い日は特に)
受信チップ(回路)はSiRF社のものが使われているものが高感度と云われています(が、自分で確認したわけでは無いので…)

あとは電池の予備も忘れずに。

その他の「遊び」としては、目的地のみを入力したGPSでGPSの目的地表示機能(矢印表示)だけを使って目的地に行くという事も出来ます。
(車でも徒歩でも)。
大きな川なんかがあると目的地表示のみに頼っていると遠回りになったりして、「楽しめ」ます。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。 GPSだけだと移動しないと方角がわからないというのは最近になって知りました(^^;  カーナビに慣れちゃうと、電源入れたら何にも気にしなくても良いような感覚になっちゃいますね。
購入時にはコンパス機能は絶対についてるものにしたいと思います。

お礼日時:2008/04/12 15:35

最近は地図まで内蔵したものがあり、一目で自分がどこに居るかわかるようになっているものがありますが、どちらかというと居た(歩いた)場所を記録していくためのものになります。


それで、デジタルカメラにはGPSと連動して撮影時の位置が記録可能なものがあり、そういったものは山歩きと写真が好きな方には重宝するんじゃないかと思います。
http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/s …
(一例です。)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

なるほど、これから進む道というよりは歩いた軌跡を記録することが主目的ということですね。
これは自分の歩いた記録を後で確かめるという事がメインでしょうか。もしくは迷った時に同じところをグルグル回らないようにするため?

それにしてもカメラとGPSとは知りませんでした、これは面白いですね。

お礼日時:2008/04/10 23:29

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