性格悪い人が優勝

タンパク質のアミノ酸配列を調べるときって、まず、全長タンパク質を
化学反応を用いて、一つずつ調べるのですよね?

じゃあ、どーやって全長タンパク質を最初に得るのですか?

A 回答 (3件)

ご質問の方法は、エドマン法とよばれるアミノ酸配列の調べかたです。

この方法でもタンパク質のアミノ酸配列を調べることができますが、最近はエドマン法で全長が調べられることは、ほぼないでしょう。

近年では、まずcDNAが単離されて、そのcDNAの翻訳産物であるタンパクが生体内に存在することが判明するというパターンがほとんどです。なので、まずcDNAが釣れますから塩基配列が判明して、そこからコドンに対応させて、「全長アミノ酸配列はこうではないか?」と予想できます。

というわけで、エドマン法で全長タンパク質のアミノ酸を決定することは、近年ではまずありません。昔は、まずタンパク質の精製が最初に行われ、これの遺伝子を釣る、という順序でしたから、エドマン法は重要であったかもしれません。しかし、生体内に存在するタンパク質は、翻訳後修飾をうけていて、リーダーペプチドが切り取られていたり、一つの大きなタンパク質からいくつかの断片に分解された形で存在することもあります。それゆえ、「どうやって最初に全長をえるのか?」と考えられたのではないかと思います。

質問にどのように答えたら良いか難しいですが、全長タンパクは得にくいですよ。まずタンパク質が精製されたのち、cDNAクローニングが行われて塩基配列が判明します。そこから予想アミノ酸配列が全長でるわけですが、その時はじめて「リーダー配列があったのだ」とか、「大きなタンパクから分解して生じるのだ」とかわかるわけです。
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色々と方法はあると思いますが、一番多いのは


タンパク質をコードしている遺伝子を大腸菌(酵母)に入れて(クローニング)して
大量に作らせ、その後菌体を破砕して取り出すと言う方法だと思います。
その後はADEMUさんの書かれているように分離、精製して目的のタンパク質だけ
取り出します。
そのままだと大腸菌の作っている別のタンパク質も大量に混入していますからね。

他にも色々と方法はあるのですが、分かりやすく説明出来る自身がないので...
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分子量別にするにはゲルろ過、抗体があればアフィニティカラムで特異的に分離することもできます。


電荷などで区別するには電気泳動などいろいろ考えられます。
アミノ酸配列などはシークエンサーを使えばある程度簡単に検索できます。
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