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近年、日本企業の多くが東南アジアに進出してますが、それはなぜでしょうか?
また、それについて問題点もあったら教えてください!
よろしくお願いします!

A 回答 (3件)

1980年代に、円高が急速に進行したことと、


東南アジアで外資企業の活用策が進んだことから、
日本企業の東南アジア進出が本格化します。
1990年代半ばには再び円高を機に東南アジア進出が促進された後、
2000年前後には中国ブームで東南アジアよりも中国への進出が進みましたが、
最近は中国のコスト上昇要因も加わり、東南アジアへの企業進出は盛んです。

日本にとっては、製造業の工程のうち、多くの労働者を要求する部分(労働集約部門)を海外に移転する事で、
他の部門に専念して生産性を上げることができます。
全ての部分を日本に置いても、円高が進んで製品は売れなくなりますから、
日本で生産しにくい部分は海外に移転した方が効率は上昇します。
企業にとっては、製造業ではコストを安く抑えて競争力を確保することができますし、
サービス産業にとっては、人口減少問題に直面する日本市場だけではなく、
経済成長目覚ましい東南アジアへの進出を進めて規模のメリットを追及できます。
東南アジアにとっては、製造業の進出は工業主導の経済発展を促進することができます。
海外企業の導入は、投資・貿易の促進、技術伝播などの恩恵ももたらします。

一方、日本では産業空洞化論が騒がれたりもしています。
東南アジアや中国への進出に伴う一時的な雇用の減少が
1990年代の日本経済にとってマイナスだったとしている人もいます。
東南アジアでは、外資依存の体質で自国企業が少ないため、
ある程度まで所得が高くなったら他の国に移転するのではないかという懸念を持っています。
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この回答へのお礼

とても詳しく教えていただきありがとうございます!!
とても参考になりました!

お礼日時:2008/07/09 16:20

ITバブルがはじけた2001年頃から、家電、PCなど、自動車その他の価格破壊に拍車がかかり、各企業はコストダウン競争をするが日本国内ではどうしても人件費が壁となって優位なコストダウンができなかった。

そこで目に付けたのが先ず人件費が異常に安いアジア各国、中国、韓国などですが、これらの国は既に日本企業も入り込みコスト面でのメリットは少なくなってきていた。
そこで、以前よりICチップやメモリ、液晶パネルなどを組立ていた台湾やシンガポールなどが近くにあり、部品調達も格安であり、また人件費が日本の1/10とか1/20とかいう、インド、タイ、マレーシア、ベトナムなどの人件費激安国がターゲットとなり次々と邦人企業が進出していくことになったというわけです。これらの国で生産し、それを輸入する経費を加えても、日本の高い人件費で物を作るより安上がりにできることが判ったからです。これより次々と企業がかれらの国に生産工場を建てて、現地の安価な労働力で生産し、高い収益をあげています。
一方、日本では製品は作らず、修理などのサービスがメインとなっておりますが、修理代が高くなってきていることと、単純労働者の再就職先が減少し、失業率が高くなってきてもいます。フリーターとか派遣とか、失業者にはカウントされないが、不安定な地位を持つ労働者が増えてきている原因の一端もあります。
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近年というのはいつごろを指していますか?



東南アジアへの進出は、古くは山田長政の時代から始まり、徳川政権の鎖国時代を除いて、常に進出をしています。
着眼点を明確にしないと、整理しきれません。

単純には
資源豊富、農業盛ん、安価な労働力、大きな市場、がすべてでしょう。
東南アジアは日本よりも先進国の時代もあり、日本が最近の事例だけで優越的挙動に走ると、アンチジャパンのパッシングを受けるでしょう。

この回答への補足

すみません、補足します。
近年とは平成に入ってからくらいです。
人件費について何か関係があるようなのですが、どのような関係あるのでしょうか?
また、問題点もできれば教えてください!
すみません。

補足日時:2008/07/09 16:40
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