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質問させていただきます。美術大学で学んでいる学生です。

先日、かれこれ2年ほど信頼して通っている臨床心理士の方に「双極II型障害の可能性が高い」と言われました。

過去数年を振り返ると、一年に何度も鬱がきてはあらゆる活動がストップし、布団の中で死んでいます。
それが元で留年経験もあります。また逆に、鬱よりはるかに短期間ですがハイもやってきます。
バリバリ活動し、いい絵や作品が生まれ、色んな意味でアグレッシブになります。
時にはバイトを詰め込みすぎてダウンしたり、3日徹夜した後に飲み会行って浴びるように飲んでぶっ倒れたり、
買い物しまくって取り返しのつかないことになったり…。
その繰り返しをしてきたのです。自分では全く意識していませんでした。
鬱の時は自分でも明らかにおかしいと思うし半端なく辛いので、てっきり自分は鬱病だったのかと…。
精神科で抗うつ薬が処方されたこともあります。
(これは鬱じゃなくての甘えだ、と自分で決めつけてその後行かなかったので1週間分飲んで終わりでしたが)

医師の診断はまだ出ていないので自分がII型と思い込むにはまだ早いのですが、
ネットで双極性障害に関する情報を仕入れています。
鬱病とは全く違うこと、ほぼ再発することなどなど…。正直、ショックでした。
でも薬を飲んでいい結果が生まれるのならと前向きに考え、また精神科を訪れようと思っています。

双極II型障害の方、是非体験談やアドバイスを聞かせて頂けますでしょうか。
軽躁と鬱で、それぞれどのような状態になるか教えて頂きたいです。

A 回答 (2件)

双極性障害2型です。

非常に厄介な病気であることは、良く知っています。

私の場合、症状は全身のしびれや、手の振るえや、不眠で始まりました。気分障害は、当初、全くなかったわけです。会社の産業医に、どの診療科に行けば良いのか相談したところ、左右対称のしびれで、寒いときより暑い時のほうがしびれると言ったとたん、産業医の目つきが険しくなりました。「もう、それだけで普通のしびれではないことが分かる。普通に考えれば、首の後ろで神経が物理的に圧迫されている可能性が高いわけだが、万が一、自己免疫性疾患や膠原病というタイプの病気だと、大変なことになる。神経内科のある大病院に行きなさい」との指示を受けました。

細かい話は省略しますが、整形外科も神経内科も病気を発見できず、精神科送りになりました。精神科では問診表を書かされ、最初に、うつ病かどうかを判定するための質問をいくつか受けました。

「土日は休んでますか?」「ちゃんと休んでます」
「昨年、夏休みはとりましたか?」「1カ月休みました」
「朝起きて新聞は読んでますか?」「気になるニュースはいつもネットでチェックです」

これを聞いた精神科医は、「ううん!これは非常に難しい症状ですね」とアッサリ認め、とりあえず何年間もの激務で過労気味であることは事実であるということを確認の上、「自律神経失調症:業務の軽減を要する」の診断書を出しました。自律神経失調症という言葉は、西洋医学では、実は存在しません。それは民間用語であり、医療用語ではないのです。ただ、正体が良く分からないが、とにかく診断書を出さなくてはならない時に、便利なので使われています。

うつ病においても、医師と患者の相性が悪いと、病気がなかなか治らないと言われています。躁うつ病の場合、患者本人が躁うつのサイクルを自覚することが難しいので、ますます医師との相性が重要で、しかも、人の体調を見抜く能力を持っている医師を探さなくてはなりません。私はこの意味では非常に幸いなことに、能力的にも人格的にも、尊敬できる医師に一発でめぐりあうことが出来ました。

主治医は当初、正体が分からない病気を相手に大苦戦。抗うつ剤の第一選択肢は、最新薬トレドミンでした。脳神経の薬には副作用が多く、全てを事前に伝えることなど不可能、副作用の出方もひとりひとりで全然違うという薬ですので、インフォームド・コンセントなどありえません。精神科医の仕事は、常に試行錯誤や出たとこ勝負です。最初は便秘がおもな副作用で、下剤を追加処方されていました。しかし、トレドミンの副作用に体が慣れたころ、十分量までトレドミンを増やしたところ、てきめんに勃起力がなくなりEDになりました。「先生!あの薬、勃起力がなくなるでしょう!」「性機能障害は、割とよくある副作用です」「2週間なら我慢しますが、何ヶ月単位で使う薬としては大問題ですよね」「分かりました。多少、副作用がきつくても、効果の早い薬に変えます」とのことで、抗うつ剤をアモキサンに変更。この薬の便秘が半端ではなく、かなり苦労しました。

しかし、坑うつ剤としては即効性がある部類に入るアモキサンを何ヶ月飲んでも効果がなく、睡眠薬もどんどんと強力なものに切り替わっていくばかり。主治医は首をひねり、「なんなんだろうな、これは。てんかんの薬でも使ってみようかな……」と難しそうなことを色々と考えていました。他方、全身のしびれは解消せず、身体症状がずっと続いていました。「どんな時に、特にしびれるのですか?」という質問に、「これが不思議なことに、好きな歌手を聞いたり、面白い本を読んで感動している時とかなんです」と答えると、う~む、という感じで首をひねっていました。当時、好きな歌手を聞くと涙もろくなるという傾向があることに何となく気がついてはいたのですが、これをもっと早く医師に伝えていれば、病名の確定も早かっただろうと思います。「これは内科的な病気の見落としを疑ったほうがよい」という主旨で甲状腺機能の検査もしましたが、数値は正常の下限くらいで「この数字だけでは、内分泌科に行っても、こんなの病気ではないと言われてしまいますね」と言われました。

そのうち、アモキサンを飲んでいても外出できなくなり、完全に引きこもりになってしまいました。仕事は自宅のリモートコンピュータで出来るのですが、外出だけは出来ないという症状です。これを伝えると、「あれ、本当にうつ病みたいになってしまいましたね。アモキサンは良い薬ですが、長期利用でパワーダウンする傾向があるのです」とのこと。抗うつ剤を最古の抗うつ剤であるトフラニールに変更。少量から投与をはじめ、十分量に達してから2週間後、突如として効き、これが抗うつ剤というものかと驚きました。

しかし、トフラニールの減薬に失敗し、また引きこもりに。そのころ、「これ以上の自宅勤務は許さん。会社に出て来い」と言われてしまい、一大ピンチに陥りました。主治医は迷うことなく、経口型坑うつ剤としては最強のトリプタノールに変更。これはじわじわと効いてきて、よい感じでした。これのおかげで会社生活が続けられたのですが、当初から思っていた疑問を医師にぶつけてみました。「自律神経失調症で診断書が出ていますが、この病気は本当は、何なんでしょうか?」「私は、躁うつ病の超低空飛行だと思っています。確信はありませんが」。

その後、楽しいはずのシドニー出張で仲間と盛り上がったり、ジャズのライブに行って音楽を熱く語ったり、前から気になっていたCDを中古で見つけて買い付けたりとして躁状態でオーバーヒートしていたかと思ったら、今度はまたうつ状態で、外出だけは出来ないという状況に戻ってしまいました。これを聞き医師は、「双極性障害の可能性が高まったと思います。次回までに状況を見て、場合によっては気分安定剤リチウムの投与を開始します」と告げました。来るべきものが来たという覚悟はしていたのですが、そのうち、強烈な出来事が発生しました。以前、一緒に働いていた人が結婚することになり2次会に呼ばれたのです。狭い会場と多数の知人という状況の中、その人が自分を呼んでくれたことに感動し、駅のホームで電車を待ちながら、祝儀袋に特製の祝いの品を入れ始めたところ、「手が震える」「感動するとしびれる」の究極の進化形が登場、祝いの品を落としたり、紙が風で飛ぶのを抑えようとして足がもつれたり、拾ったと思ったら手が震えてまた落としたり、まともに立てずホームから転落して死にそうになったりしました。はたから見たら、酔っ払いにしか思えなかったでしょう。それを聞いた医師は、双極性障害2型で確定だと判断。通常、双極性障害の第一選択薬はリチウムですが、リチウムだとますます手が震える、限界値に近い甲状腺にどういう影響を与えるか分からないという事情で、抗てんかん薬デパケンを選ぶことにしました。

発症から4年、精神科に通い始めてから3年にして、ようやく病名が判定したわけです。医師には、いつまでに治るか、予測できないと宣告されています。直近の悩みは、抗うつ剤の副作用である肥満が止まらないことと、結婚しているのに子作りが出来ないことです。将来のことを考えると不安になりますので、今の会社に必死でしがみついています。人事部長も、以前、双極性障害1型の人を扱った経験があるとのことで、双極性障害と聞いて、過剰反応気味に気をつかってくれます。

症状の出方は個人差が大きいので、あまり、参考にならない部分も多いかと思います。また、インターネット上の情報にはガセが多いので、注意しましょう。特に、アッパー系とかダウナー系とかの用語を使っている人たちの議論は無視。あれは医学用語ではなく、麻薬用語です。お奨めの書籍は、「躁うつ病はここまでわかった」加藤忠史、日本評論社です。

とにかく、双極性障害は厄介な病気です。困ったことに、うつ病が世間で広く認知されるようになったのに対して、双極性障害の深刻さを理解している人は、少ないのです。yuzu1395様の症状ですが、これもまた困ったことに、1型なのか2型なのか、良く分かりません。私は明確に2型なので、躁の間にも自分を客観的に見る能力が残っています。躁の間に書いた文章も、ほかの人に見てもらうと、内容的にまともだと評価してもらえます。yuzu1395様の場合は、指導教官や仲間に、躁の間に描いた絵と普段の絵を比較してもらうことをお奨めします。躁の間に描いた絵が、「本人は良い仕事をしたつもりでいても、現実には作品として破綻しているよ」と言われたら、1型の可能性が出てきます。
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この回答へのお礼

病名がわかるまでにそれほどの時間がかかったのですか…。しかもメンタルなことよりも体の症状が沢山出てきたのですね。私はたった2度目の通院でII型と診断されました、II型じゃないかと自分で申告したからですが…。同じ双極性障害でも本当に個人差があるのですね。大変な御様子ですが、双極性障害の人を過去に知っている人事部長様がおられることはまだ幸運なのでしょうか。
>インターネット上の情報にはガセが多いので、注意しましょう。
ありがとうございます。中には半分脅しのような内容のものもあり、あまりアテにならないのだなと感じました。「躁うつ病はここまでわかった」を購入してみます。
>私は明確に2型なので、躁の間にも自分を客観的に見る能力が残っています。
なるほど、それがI型かII型かの判断基準にもなり得ますね。
>指導教官や仲間に、躁の間に描いた絵と普段の絵を比較してもらうことをお奨めします。
躁の時は周りからの評価が伸びますし、破綻していることはないと言われました。厄介な病気であること、また自分の状態を自覚することが本当に大事になってきますね。回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/07/26 03:50

私は18年くらいの双極I型です。


はっきりした躁があって入院歴があるので,診断には困りませんでした。
軽躁と躁の境目はあいまいで,4日と1週間とか,入院を要するかとか,幻覚・妄想などの精神症状があるかなどです。

ただ気分安定薬をずっと飲み続ける事を自分で納得して継続できるようになる事,正しい薬と量を決めるのには苦労しました。
私の場合は,漸減・中止してよいと主治医に言われて中止してから,2年後再発していらい,気分安定薬は切れないと諦めました。
最初はリーマス400だったけど,ラピッドサイクルになり,今はデパケン600,リーマス600,エビリファイ3mgを飲んで,ラピッドではないけど,鬱が中心を占めています。
抗うつ薬は躁転するので,滅多に使いません。

先の方の紹介された,加藤先生のHPがあります。
http://square.umin.ac.jp/tadafumi/
このパンフレットもいいです。日本うつ病学会の双極性障害委員会
http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/sokyoku/pdf/bd …
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この回答へのお礼

回答有難うございます。やはり双極II型障害と診断されました。私の場合、あくまで軽躁のようです。リーマスが朝夕合わせて200g出ました。これから増やしていくそうです。正しい薬の種類や量を決めるのはやはり難しいのですね、主治医の先生もそれを探るのに時間を要すると言っていました。参考URLありがとうございます、下のパンフレットは親しい人に読んでもらい自分の症状を少し理解してもらおうと思います。

お礼日時:2008/07/26 03:34

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