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なぜ電子レンジにアルミホイルやスプーンを入れると火花がでるんですか?
コタツの赤外線やラジオ局の電波でも、その出力がレンジ並に強かったら、
その電波を受けた金属は火花を出すのでしょうか?

A 回答 (1件)

電子レンジの内部では、強力な(そして波長の短い)電波が照射されています。


本来は水の分子の分子運動を励振するため(=加熱)なのですが、
これが金属に当たると、吸収され、その金属が電位をもつようになります。

この電位とケースの間の電圧差で火花が出ます.
電圧は先端に行くほど高いので、スプーンの様に先端があるものでは
先端からの火花が多いはずです.

コタツの赤外線は普通火花を出しません.(普通です。あくまで)
理由は、電波としてみた場合、周波数が極めて高く、
基準電位に相当するものが存在できないためです。
(高周波を長い電線でアースしてもアース効果が無いのと同じ理由)

ラジオ局の電波は火花を出します。

ただし、アンテナの周囲は密閉されていませんから電波は弱くなってしまい
普通、その火花を見ることはできません。

アンテナ(縦の棒のようなもの)の基部の台碍子の表面や
送信機(ラジオ放送では放送機と呼んでます)の出力回路付近では
火花が飛ぶ事があります。

また、アンテナが雷を受けたときに、雷の高電圧を利用して
火花放電を起こして
アンテナ基部→アースと接続して
最終的に大地に逃がす装置がついているのですが、
これは一旦雷を受けて火花を出すと、以後はラジオ放送用の電波で
火花が継続してしまいます。

このため、雷で火花を作った後は、必ず一瞬放送電波をとめて
火花を止める装置が、ラジオ放送機にはついています
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
とても分かりやすくて、感心してしまいました。

お礼日時:2001/02/19 07:39

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