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昔、103系によく乗りました。103系は車内で高い音を出す列車と低い音を出す列車がたいていはあったと思いますが、私の経験上低い音でも高い音でもなく、走行中でも音がほとんど聞こえないすなわち電車のガタンゴトンしか聞こえない列車もまれに乗ったことがあります。それってやっぱり103系でもめずらしい車両がまれにあるということですか?103系には高運転車両と低運転車両2通りあるので。

A 回答 (5件)

103系にはモーターのある「電動車」とモーターの無い「付随車」があり、付随車には一番の騒音源であるモーターや、その他騒音を発する機器類が無いため走行中は大きな音が殆どしません。


質問者さんがまれに乗った「電車のガタンゴトンしか聞こえない列車」というのはこの付随車(先頭車両はクハ、中間車両はサハという形式)でしょう。

なお、「高い音」「低い音」ですが、状況(停車時or走行時)や、音程、音量等の何を指しているのか判らないので断言できませんが、だいたい以下のようなものかと。

停車時で一番耳につく音を出すのは、パンタグラフ付き電動車に積まれている主抵抗器を冷却する為の「電動送風機」の音です。
この電動送風機は、長時間停車時以外は常時動いていますので、停車時は音が結構耳に入ります(そのため、千代田線や東西線といった地下鉄に乗り入れる103系は、騒音防止の観点から電動送風機を設置しない自然冷却式の主抵抗器となった)。

次に耳に入るのが、これも電動車(こちらはパンタ無し)に積まれている「空気圧縮機(コンプレッサー)」の音です。
ブレーキやドア開閉に使用する空気を作り出すために、タンクに溜めた圧縮空気が一定圧力以下になると自動的に動き出し、圧力が規定に達すると停止します。
動作している時の音や振動は前述の電動送風機よりも大きく、走行中でも動いているのが判るくらいですが、電動送風機のように常時作動しつづけることはありません。

この他に、冷房装置や室内灯等に使う交流電気を生み出す「電動発電機」もありますが、これは上記2つと比べると音がかなり小さいです。

また、走行時の音で「高い音」「低い音」があるとすれば、モーターに取り付けられた送風ファンに起因する音の差が大きいでしょう。

103系は、元々山手線のような駅間の短い線区で使うことを前提に設計されていますが、頻繁に加速と減速を行なうためにモーターに通電している時間が長く、加減速のたびに発生するモーターの熱を冷ますために、103系用のモーター・MT55系ではこの冷却ファンを強力にしており(既存のモーターに比べて)音が大きくなりました。
また、このMT55系はMT55とMT55Aの2種類が有り、MT55Aのほうが音が大きくなっています。
その違いというのがまず一つ。

もう一つの音の差は、車輪直径の違いによるモーターの回転数の差によるものでしょう。

電車の車輪は、ブレーキ等により磨耗したり、乗り心地向上のために削られたりしてだんだん小さくなっていきます。
ある一定の所まで小さくなると交換なのですが、その交換直前の車輪は新品の車輪に比べると直径が約8cm近く小さい為、同じ速度を出すのにより多く回転しないといけなくなります。

103系の100km/h時の毎分あたりモーター回転数は、新品車輪を履いたものは約3540回転ですが、これが交換直前のものになると約3880回転、と1割も回転数が多くなります。
回転数が大きくなれば、当然モーターの送風ファンから出る音も大きくなりますので、磨り減った小さい車輪を履いている車両のほうがモーター音も大きくなる、というわけです。

この103系のモーター音というのは、高速走行時に非常に大きく、常磐快速線や埼京線、京阪神(東海道)緩行線等の100km/h走行を常用する線区では、それこそ「轟音」という感じの大音響を撒き散らしながら走っていました。
埼京線は新幹線通過による騒音被害等の見返りの一環として建設されたという経緯があるのですが、開業直後の埼京線では、すぐ横を110km/hで減速運転する新幹線よりも、(騒音被害の見返りとして造った)埼京線の103系のほうがより騒音が酷いという皮肉な現象が起きてしまったという逸話があるくらいです。
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>103系には高運転車両と低運転車両2通りあるので。


これは,高運転台車と低運転台車のことでしょうか?

運転台の設計に関しては,音とは関係なく運転士の遠方見通し確保やスピード感を和らげる(一般的に,高い位置から見た場合には近いものが見えにくくなるため,スピード感が和らぎ運転士の疲労感を和らげる効果があります)効果,また踏切事故時などの運転士保護といった要素によるものです。
何れも,現在のE233系などの設計思想にも引き継がれております。
特に,近年は踏切事故時の運転士死亡事故を防ぐため,クラッシャブルゾーンの導入など,更なる進化をしております。
(運転室が広々して,不愉快に思う方もいらっしゃるとは思いますが。)
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>昔、103系によく乗りました。


今もよく乗ってます。可部線、呉線はもちろん山陽本線にもきますよ。
もしよければ、今でもご確認いただけます。
広島地区に223がやってくる日はいつの日やら....(^_^;)
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多分「主電動機の音」と「電動発電機(MG)の音」でしょう。

どちらも
連続音で結構な騒音でしたから。「空気圧縮器」も結構な音がします
が、特徴的かつ断続的な音ですから、ご質問のような印象にはなら
ないかと。

で、この「主電動機」はモハ(クモハ)102/103にしかついていません。
「MG」も、モハ(クモハ)102にしかついてません。「MG」は冷房用の物
もあり、これはクハ103にしか載ってなかったので、これ以外のサハ
(クハ)103(102)には、騒音源となるような連続稼動する機器は付いて
いないんです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%89%841 …

例えば、山手線の103系の場合、先頭1,10両目のクハ103には冷房MGが、
2,3,5,6,8,9両目のモハ102/103には主電動機や制御用MGが載っている
んですが、4,7両目のサハ103には何も載っていません。

これに当たれば、あのうるさい103系でも静かなものなんですよ。
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高い音、低い音というのが何を表しているのかよくわかりませんが(モーター音のことですかね)、T車(付随車)ならば床下に音を出すような機械類が付いていませんので、静かです。



T車は珍しい車両でもなんでもありません。1編成のうち、1/2~1/3はT車です。
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