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音楽をステレオラジカセでかけるとラジカセのスピーカーから音楽が流れます。しかし音はオシロスコープなどで見ると周波数で正弦波・周波数の変化しかないと思います。それなら音色などはどうしてテープで録音されて録音した音色がスピーカーから流れるのでしょうか?音色はどうゆう風にテープに記憶されているのでしょうか?分かりづらくてすいませんが宜しくお願いいたします。

A 回答 (5件)

オシロスコープ、正弦波、周波数という用語をご存知であれば、


sin(x)+ Asin(ax)が、およそどんな波形になるか、見当がつきますよね。これは2本の曲線としても描けますが、1本の曲線としても描けます。この1本の曲線を、そのまま磁気の強さとして、テープの上に録音します。

再生すると、A,aの大きさによって、
(1)2つの別々の音として聞こえる
(2)1つの和音として聞こえる
(3)特定の音色を持った1つの音として聞こえる
の場合に分かれます。これは、人間の持つ不思議な能力の一つです。

一方、録音の原理は簡単です。どんなに複雑な音がしていても、「一瞬の音圧」は単純な1つの量ですから、素直に、各瞬間を、音圧→電流→磁力として記録しているだけです(細かいテクニックはいろいろありますが)。
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この回答へのお礼

たくさんの御回答ありがとうございました。今まで漠然としていた疑問が少しずつ解けてきました。また、ご縁がありましたら宜しくお願いします。それでは失礼します。

お礼日時:2008/11/04 00:38

こんにちは。


アナログ録音・再生の話ですから、#1様のご説明が、最も的確と思います。
(「歪波」という言葉は、私は初めて目にしましたが。)

音色というものは、互いに周波数の異なる多数の正弦波を同時に鳴らしたもの(合成したもの)、つまり音の集団のことを言います。
テープには、そういった、たくさんの正弦波が記録されます。
ある周波数の正弦波がプラスに振れた時にN、マイナスに振れた時にS、というふうに考えていただいて結構です。
そして、周波数の異なる音を同時に録音すれば、複雑なN/Sの「模様」が磁気テープに記録されるということです。

録音せずに直接聞いても、録音された音を再生して聞いても、
どちらも同じ組の正弦波の集まりですから、人間の耳には同じに聞こえます。

(要は、音色の違いとは、スペクトルの違いだということです。)

また、
ギターの弦を弾いた瞬間、「ぎっ」という音がしたり、
ホルンで音を吹いた瞬間、「ぷわっ」という音のずれが生じたり、
というように、楽器それぞれに特有の音がありますので、
それも「広義の音色」ととらえることはできるでしょう。
しかし、これも、正弦波の集団として考えることができます。


以上、ご参考になりましたら。
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たとえば、ピアノの「ド」とトランペットの「ド」を同時に合奏した音をテープに録音します。

この一度でも合わさってしまった合成音は、録音機自体は全く区別できません。合成した結果、できあがった波形を単純に磁気の変化に変えて記録しているだけです。
それを再生するときも再生機は、「ド」の音程のある波形を読み出すだけですが、それをあなたが耳で聞いて脳が分析を始めます。「あ、ピアノのドとトランペットのドだ!」と。
つまり音色を理解するのは「あなたの脳の過去の経験」からです。
機器内部やテープなどに音色と呼ばれるものは存在しません。録音機はごく短い瞬間の、その時の電圧の変化を忠実に記録しているだけです。
これは最先端のデジタル記録でも全く変わりません。
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 純音と倍音 ~ 風や水の摩擦が雑音を生む ~
 
 たとえば、化学的に純粋な“水”は、蒸留水のように無味無臭です。
 沸き出ずる環境によって、岩石のような不純物や、バクテリアなどの
有機物が混入し、さまざまの“味わい”が生れます。
 
 したがって楽器の音色も、いわば雑音で区別されます。
 弦楽器の「撥じく、擦する、爪弾く」、管楽器で「吹く、吐く、吸う」
打楽器は「打つ、叩く、撥く」などの技法で生じる際の“摩擦音”です。
 
 人間の可聴音域(周波数20~20,000Hz)を網羅するピアノの鍵盤では、
12音階の半音単位に、中間の音程は省略されています。
(弦楽器や管楽器の、グリッサンド奏法なら、中間音程も可能です)
 
 あるいは電話のように、複雑な声色を、限られた周波数で送信すると、
自然に発生する“倍音”がカットされ、無機的な印象を与えます。
(さらに周波数を狭くすれば、人物を特定できなくなります)
 
 音の風景 ~ 記憶が記録されるとき ~
 
 磁気テープは、これらの周波数を座標にして、さらに複数のトラック
に分離して記録します。1トラックから2トラック、4・8・16の順
に精度が増し、再生時は2スピーカー(ステレオ)に要約されています。
 
 紙テープに孔をあけ、鞴(フイゴ)をくぐらせて音を出す“紙腔琴”
の原理が、のちの自動演奏ピアノや、初期のコンピューターに発展して、
ながく人類を支配した文字情報に、画期的な革命を促しました。
 
 紙テープの原理を磁気テープに応用すると、さらに精度が向上します。
 紙の上に鉄粉をまいて、トントンと叩くと、幾何学模様ができます。
 何度でも消したり書いたりできるので、無限に大量保存できます。
 
 このようなテクノロジーは、いまや誰でも自由自在に操作できます。
 音質が劣化しないので、マザー・テープをコピーしても「母・子・孫」
の区別がなくなり、やがて著作権の自滅が予想されています。
 
http://jiten.biglobe.ne.jp/j/2c/32/37/e12004b187 …
 オルガン用のパンチカード ↓紙腔琴 18950917 十字屋出張店(京都)
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/bunko …
 
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音声波形をオシロスコープで見ると綺麗な正弦波で無いことはご存知ですね。


これは歪波といって沢山の異なった周波数の音が混ざっているのです。
人間の耳はこれらのいくつもの周波数を聞き分けて脳で音色として認識しています。
録音するしないは特に関係有りません。
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