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日本は100Vで、他国では120~240Vの高電圧。
なぜ国によって電圧が異なるのでしょうか?
ついでに、高電圧だと機器類などになにか利点はあるのですか?
教えてください!

A 回答 (5件)

狭い日本の中でも、電圧だけは 同じですが、周波数が東日本と西日本では違います。


なぜ、同じにならなかったのでしょうか?
それと同じことです。

参考URL:http://www.ntv.co.jp/megaten/library/date/02/02/ …
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この回答へのお礼

簡単明瞭なお答えありがとうございました。

お礼日時:2003/01/19 03:32

電圧が高いと消費する電力が少なくて済みます。

でも、電圧が高ければ感電をしたときのショックが大きいので高いほどメリットがあるといえるかはわかりませんけど。交流の周波数なんかも国により違いますよね。日本は50/60Hzの2地域がありますし。生物の生息などにも影響があるとかないとか無意味ではないようです。使用機器としての影響ではモーターなどの速度が変わるので意識が必要な機器があると思います。

なんで日本は100Vにしたんでしょうね、と私も思っていた一人なんですが経緯は把握していません。海外に行くときなど不便なので220/240Vなどに日本もなれば便利かな?と思いますが・・実際にはサマータイムの導入と同じぐらいいろんな問題が出てきて難しそうですよね。
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この回答へのお礼

>でも、電圧が高ければ感電をしたときのショックが大きいので高いほどメリットがあるといえるかはわかりませんけど。

確かにそうですね!
ありがとうございました。

お礼日時:2003/01/19 03:35

 


世界の色々な国で、電圧が異なるのは何故か、という質問ですが、むしろ、なぜ、日本では、全国100ボルトに統一されているのか、と尋ねると答えが分かります。

何かの規格統一機構や組織のようなものがあって、規格を広い範囲に渡って適用可能なように、標準化することで、実は、こういう統一規格の成立が可能になります。いまでも、「国際標準化協会(ISO)」という組織がありますし、色々な技術分野で、世界統一規格を造り、一般化させようという努力があります。

電気発電は、ごく一部の国では国家事業かも知れませんが、起源的には、私企業が実施する事業だった訳です。一つの国のなかでは、供給電気に関する統一規格を制定し一般化することも可能かも知れませんが、国境を越えての規格の統一は、インフラの整備などの問題もあって、なかなか進まないのです。

また一旦、電圧や周波数のような定格が決まり、それに対応した電気装置などが大量に流布すると、定格規格を簡単に変更できなくなります。日本でも、確かに電圧は100ボルトで共通していますが、東日本と西日本では、交流周波数が50ヘルツと60ヘルツという風に異なり、電気製品では、切り替えスイッチが付いていたりします。

鉄道のレールの広ゲージ規格と狭ゲージ規格の違いにもあるのですが、(日本の鉄道は狭ゲージで、アメリカなどの鉄道は広ゲージです)、一旦、そうなると、なかなか変更できないものがあるということです。

日本で、例えば、すべての家庭用電源供給を240ボルトに切り替えたりすれば、電気会社の設備をまず変更しなければなりませんし、切り替えた後、各家庭にある電気製品が使用できなくなるということになります。

標準や規格は一旦決まると、社会的に大きなインフラを必要とするので、変更しにくくなるのです。発電を始めた当初に、規格を決めて、それをすべて遵守するような約束でもすればよいのかも知れませんが、私企業の利益戦略として、新製品などの規格をわざと変えてみたりして、競争相手を、つぶすような方法も実際に行われているのです。

(WINとMACの争い、というか、WINの方が、MACをつぶすため、色々規格上の嫌がらせをしたという例もあるでしょう)。

電気事業の発達が、各国ばらばらで、各国内部でも、ばらばらな私企業が行ったので、ばらならになり、国単位では、何とか統一規格にしたが、それでも、国内でも、統一規格がないという場合もあるのです(日本の東日本と西日本の周波数規格の二重性がその実例です)。

高電圧は、電気エネルギーを送電するとき、途中での送電線の抵抗による電気エネルギー損失を低くするという目的で都合がよいのです。送電線は普通、5000ボルト以上の高電圧を使うのは、送電ロスを非常に低く押さえるためです。

電気機器なら、精密電子装置などは、むしろ、低電圧で精密な電源が必要ですが、ラフな大電力を消費する装置だと、高電圧の方が、抵抗損失が少ないし、モーターなどは、高電圧の方が作動が容易だというような理由があります(三相交流電源が工場などで使われるのも、これとほぼ同じような理由です)。

大きなエネルギーを使う電気装置は、高電圧の方が、熱として失われるエネルギー損失が小さいのです。

高圧送電線がエネルギー損失が少ないという説明が以下のURLに載っています:

>送電線の基礎知識 U
http://www2.ocn.ne.jp/~rawi/old/electricpower/fu …
 

参考URL:http://www2.ocn.ne.jp/~rawi/old/electricpower/fu …
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この回答へのお礼

>高電圧は、電気エネルギーを送電するとき、途中での送電線の抵抗による電気エネルギー損失を低くするという目的で都合がよいのです。

参考URLも見させていただきました。
詳しい説明ありがとうございました。

お礼日時:2003/01/19 03:57

たぶんその国が最初に発電をして送電する時の導入国、エネルギー関係の政策・考え方によって決まったのだと思います。


高電圧送電のメリットは同じエネルギーを送るのに装置が簡単になることです。
すなわち、W(エネルギー)=電流X電圧 となりますので、流れる電流の量が少なくてすみます。 言葉がたりませんが、
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この回答へのお礼

>W(エネルギー)=電流X電圧 となりますので、流れる電流の量が少なくてすみます。 

ということは、日本の100Vという低電圧は他国に比べるとダントツで消費電流が大きいということになるのかな?

回答ありがとうございまいた。

お礼日時:2003/01/19 03:46

> なぜ国によって電圧が異なるのでしょうか?



ひとことで言えば、歴史的な背景でしょうか。
現代なら、電気製品等の規格化は、標準化団体(ANSIとか、IEEEとか、国内ならJISとか・・・)等が推進するので、各国でバラバラということは考えられませんが、公共電力の供給は規格とか標準化という考え方がなかった時代(19世紀)に始まったので、仕方がないことと思います。
今から統一するのはインフラ変更に膨大なコストが掛かって到底無理ですし。

> 高電圧だと機器類などになにか利点はあるのですか?

機器の種類によると思います。パソコンなんかは、12V(だったっけ?)で動作するように設計されてまうので、わざわざACアダプタで変圧しているぐらいで、高電圧によるメリットはありません。
大型のモーター等は、高電圧でないと性能が発揮できないでしょう。
(新幹線の供給電力は25キロVです)

機器にとっての利点は別問題として、高電圧だと長距離送電の際の減衰が少ないので、送電線が高電圧なのは利に適っていると言えます。

私は電気の専門家でも何でもないので、間違っていたら、ご容赦を。(^-^;
m(_ _)m

この回答への補足

>パソコンなんかは、12V(だったっけ?)で動作するように設計されてまうので、わざわざACアダプタで変圧しているぐらいで、高電圧によるメリットはありません。

もう一度読み返しました。
パーフェクトなお答えありがとうございました!

補足日時:2003/01/19 03:58
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この回答へのお礼

歴史的な背景が関係していたんですね!

>今から統一するのはインフラ変更に膨大なコストが掛かって到底無理ですし。

この一文で合点しました!すっきりです。
ありがとうございました。

お礼日時:2003/01/19 03:39

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