準・究極の選択

電柱が倒壊する際の原理を分かりやすく教えてください。

A 回答 (1件)

今晩は cyoi-obakaです。

 電柱の専門家ではありません! 建築の設計士です。

>電柱が倒壊する際の原理を分かりやすく教えてください。
ですか!
難しい質問をされますね~。
的を得られるか? 不安ですが トライさせて頂きます。

電柱と建物では、転倒(倒壊)の概念が若干異なります。
建物は、通常、引抜け(建物の自重で対抗)と地盤の圧縮崩壊(底面の地盤耐力で対抗)で転倒の判断を致します。
しかし、電柱の場合は、電柱を埋め込んだ地盤の受動土圧(電柱側面の土の耐力)で転倒に対抗します。
従って、電柱の場合は地盤の水平方向の強度の良し悪しが、電柱転倒の主たる対抗要因に成ります。

電柱は先端部分近くに、電線の重量やトランスの重量が作用しています。
つまり、電柱1本1本がトップヘビーの荷重状態にあるわけで、それらが電線でもって繋がっている状態です。
地震等の水平荷力が作用すると、電線が揺られて加速度的に増幅された水平荷重が電柱の先端部近くにかかるのです。
特に、地震動の周期が長い(長周波)の場合は、電線の揺れと共鳴し易く、想定以上の加荷重になり、地盤の対抗力を越えた時点で電柱が転倒する事になります。
1本傾くと、その荷重が周辺の電柱に負担力として作用し、連鎖的に転倒する状態になるのです。

以上ですが、参考になりますか?
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この回答へのお礼

ありがとうございました!
参考にさせていただきます!

お礼日時:2008/12/16 19:12

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