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コピー用紙等に文字を印刷する際は顔料インクがきれいですね。会社で使っています。
写真を高画質で印刷する場合、どうでしょうか?
それぞれの特徴など、教えて下さい。

A 回答 (2件)

プリンタの修理屋です。



顔料といっても色んなものがあります。
キヤノンの場合、大半の機種では「普通紙は顔料」「写真紙は染料」(但し黒のみ)という考え方です。

普通紙は繊維の目が粗く水分はどこまでもしみこんでいってにじみが出るわけです。そこで(おそらく)粒直の大きな顔料を配合してしみこんでいかないような工夫をしたわけです。
普通の写真紙の場合は逆に染料インクを使い、インクを紙が吸収して行き表面に色味だけが残り、ツヤは基本的に用紙のツヤを使います。

ところが(こちらもおそらく)ツヤのある顔料を使えば写真紙でも使えるわけで、キヤノンのPro9500は10色ですがすべて顔料インクです。
1色だけマットブラックといってツヤ無し黒のインクが装備されていますので、影などの部分ではこのインクが使われ、写真の立体感がでてきます。

顔料インクは対候性(退色特性)が高いとも言われています。
これは発色成分の大きさに関係があり、染料インクでは分子レベルになってしまうので、紫外線やオゾンなどの影響を受けやすくなります。
顔料はそれらに比べるとはるかに大きくなるはずですので有利というわけです。(それにしても1ミクロン以下でしょうけど)
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この回答へのお礼

なるほど、奥が深いですね。

お礼日時:2009/01/05 20:24

今のプリンタはそれほど差はないです。

以前は明確に差がありましたけどね。
顔料インクは「紙に乗せる」、染料インクは「紙を染める」違いがあり、輪郭をくっきりさせる場合は顔料の方が綺麗ですし、色を発色させる場合は染料の方が綺麗です。
まぁTシャツを思い浮かべてください。シールの様な物がプリントされたTシャツが顔料です、色を染めたTシャツが染料です。シールの様なプリントが施されたものは時間劣化に伴い剥がれ落ちてくる場合がありますよね?あれと同じことが起こるのです。逆に染めた物は剥がれ落ちると言う事はありませんが輪郭がぼやけますよね?もっともぼやける事のよりかえって綺麗に見える場合もあります、それが紙の場合はぼやけが少ない(ニジミが少ない)のでプラスに作用します。

それらの欠点を補う為、顔料系がメインのEPSONのプリンタの場合は無色インクを吹き付けることにより発色をきれいにし、染料系がメインのCANONのプリンタは文字用に黒だけを顔料にするという様な工夫がされています(最近のプリンタはそれがより進化し、高細密になっているので差異は少なくなっています)。

なお写真を高画質に印刷する場合は、それぞれ向けの高画質用紙に印刷するのがベストとなります。
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この回答へのお礼

有難う御座います
やはりものが違うとメリット・デメリットが違ってきますね

お礼日時:2009/01/05 20:23

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