この人頭いいなと思ったエピソード

ニュースや新聞など色々見ていますが難しすぎて何だかよくわかりません・・・。
wikipediaなど見ても長くて自分の中でまとめられません。
イスラエル軍は何でレバノンを攻撃しているのでしょうか?
何か別なものに例えられると理解できると思います。教えてください・・・。

A 回答 (5件)

まず、基本的な用語を。



イスラエル国:1948年にユダヤ人によって、パレスチナに建設された国家

イスラエルの主な政党:労働党(穏健派)・リクード(保守派)・カディマ(中道)

パレスチナ自治区:イスラエル南部のエジプト国境に接するガザ地区とヨルダン川西岸につくられた、パレスチナ人の自治区。
現在、ガザ地区をハマスが実行支配し、ヨルダン川西岸をファタハが実行支配している。

パレスチナ暫定自治政府:オスロ合意により、PLOを中心に作られたパレスチナ人の自治政府。現在は、ハマスとファタハの間で主導権争いをして分裂状態にある。

PLO(ファタハ):1965年にパレスチナ地域のイスラエルからの開放を求めて設立された組織。当初は「イスラエルを含む民主的・非宗教的な独立国家を樹立することを目標」にしていましたが、後に「イスラエルと共存するヨルダン川西岸地区およびガザ地区でのパレスチナ国家建設」という現実路線をとるようになる。

ハマス:1987年に結成された組織で、PLOの和平路線を批判しその活動とは一線を画す。パレスチナにイスラム教原理主義に基づいた、イスラム国家を樹立することを目指す。当初は自治政府に反発していたが、アラファト議長死後、政策を転換し2006年に選挙に初参戦。過半数の議席を得、一度はファタハと挙国一致内閣を築くも、後に決裂。2007年6月にハマスが一方的にガザ地区を武装占拠し、パレスチナ自治政府は事実上の内乱状態となる。

レバノン共和国:第二次世界大戦中、フランス委任統治下のシリアより独立した、イスラエル国の北に位置するキリスト教徒が多く住む国。
1970年代に度重なる中東戦争やイスラエルとの紛争により、(イスラム系)パレスチナ人が大量に流入。PLOが逃げ込んだ事でレバノン内戦に突入。シリアやイスラエルが参戦した為に泥沼化。
1990年に何とか沈静化するも、たびたび紛争が起こるなど不安定な地域の一つとなっている

ヒズボラ:1982年に結成されたイスラム教シーア派による武装組織。反欧米・イスラエルの殲滅を掲げている点ではハマスと共通性が見られる。
パレスチナ暫定自治政府にも参加し、議会選挙では1992年8議席、1996年7議席、2000年12議席と年々議席数を増やしている。
主に、レバノンからイスラエルに対してロケット弾による攻撃を加えており、しばしばそれが引き金となってイスラエルがレバノンに空爆を加える口実となっている。
2006年には、イスラエル兵を拉致し、イスラエル軍のレバノン侵攻を招いた。
イランやシリアが援助していると考えられている。


>イスラエル軍は何でレバノンを攻撃しているのでしょうか?

レバノンは、フランス委任統治下のシリアから、比較的キリスト教徒が多く住む地域が分離独立して出来た国です。
しかし、度重なる中東戦争などによってイスラム教徒が大量になだれ込み、それをきっかけに内乱になりました。
その内乱の時に、シリアやイスラエルが侵攻し、そこに欧米や旧ソ連の思惑が入り乱れ、混乱に拍車がかかりました。
その間に、ヒズボラなどの過激派が勢力を伸ばし、現在もイスラエルに対してテロなどを行っています。
そして、ヒズボラのテロ攻撃を理由にイスラエル軍が空爆や進軍するという構図です。
2006年には、ヒズボラがイスラエル国境を越えてイスラエル軍兵士3名を死亡させ、さらに2名を捕虜にした事で、イスラエルがレバノンへと進軍を開始します。
イスラエルの言い分では、自衛の為にヒズボラを殲滅する為です。
しかし、越境攻撃はレバノン政府を無視した行為ですし、空爆の被害もヒズボラ支配地である南部のみならずレバノン全土に及び、また国連軍にも被害が出たので国際社会の非難が高まりました。
国連決議の結果、2006年10月1日にはイスラエル軍はレバノンから撤退しましたが、その後もヒズボラによるロケット弾攻撃とそれを理由にしたイスラエルの空爆がたびたび繰り返されています。

ただ今回は、ヒズボラではなくハマスによる攻撃だとイスラエル当局は見ているようで、ヒズボラ側も関与を否定しています。


ヒズボラとハマスの関係ですが、協力関係にあるかは不明です。
結成母体も、ヒズボラはシーア派の政治組織ですが、ハマスは「ムスリム同胞団」というエジプトのイスラム教過激派組織の流れを組む組織です。

因みに、アルカイーダはサウジアラビア出身のアラブ人、ウサーマ・ビン=ラーディンによって設立された組織です。
タリバーンは、ソビエト連邦のアフガニスタン侵攻(1979年~1988年)後の内戦で生まれたパシュトゥーン人を中心とする武装勢力でした。

このように、イスラム教過激派組織は多数あり、横のつながりがどこまであるかは不明です。
また、シリア・イラン・北朝鮮などとも連携していると言われていますが、こちらもどこまで繋がっているかは不明です。

と、まぁ、それぞれの思惑が入り乱れており、なかなか理解するのは難しいのですが、参考になりましたら幸いです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

基本的なことからありがとうございます!
とてもわかりやすい説明でした!

お礼日時:2009/01/15 17:42

歴史的背景で、戦争を繰り返していた両国ですが、停戦条約に合意ししばらく平和が続いていたのですが、昨年の12月に条約の期間が切れてしまいました。


イスラエルは期間が切れる前に、延期を申し入れていたのですが、ハマス側は聞き入れず、期限切れ直後にミサイルをイスラエルに向けて発射したのです。

また、レバノンのガザ地区は元々ファタハ系治安組織が統治しており、こちらは穏健派であった為、イスラエルと和平の道を模索しておりました、しかし、2006年にハマスが武力でこのガザ地区を占拠し、再びイスラエルとの関係が悪化しております。
ハマスは武力強行派なんです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ハマスって戦争したかったのでしょうか・・・ミサイル入れられたら怒りますよね・・・。

お礼日時:2009/01/15 17:41

歴史をさかのぼると、迫害、追放の歴史をもつユダヤ人


イスラム教とユダヤ教の問題、ユダヤ人とアラブ人の歴史などかなり根深いですが、
現状はハマスとイスラエルの問題と思います。
少し古いですが、以下はわかりやすく説明していると思います。
http://www.nhk.or.jp/kdns/hatena/04/0327.html
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ユダヤ人が関係・・・?今はイスラエルですよね。

お礼日時:2009/01/15 17:40

習慣だから。


日本の大臣がやみくもに謝罪するのと同じ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

謝罪も習慣と言っちゃ習慣ですよね。

お礼日時:2009/01/13 00:34

レバノンがイスラエルにカチューシャ・ミサイルをぶち込んだから


その報復として、自衛として攻撃
(自衛にしちゃやりすぎ思うが・・・)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

何でミサイル撃ったんでしょうね・・・レバノンが何かしたのでしょうか。

お礼日時:2009/01/13 00:39

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