激凹みから立ち直る方法

先日、阪神淡路大震災のニュースをやっていました。

私は名古屋に住んでおりますが、あの日の朝、名古屋でも大きな揺れを感じたのを未だに覚えております。

さて、現在の建築基準である、耐震等級1の建物の場合だと、阪神淡路大震災クラスの地震が直下で起きた場合には想定される建物への影響はどの程度になるのでしょうか?
一部損壊?半壊?

また当時のハウスメーカーで建てた家がどのような状況になったのか?ご存知の方がおみえでしたら、教えていただきたく思います。

上記の内容2点ありますが、ご回答よろしくお願いいたします。

A 回答 (6件)

直接の回答ではありませんが、No1さんの記述:


>あなたの建物が建っている場所に依るでしょうね。
に大きく賛同します。

【1】
(論文)山田邦彦”地図で危険を知る土質チェックの手法”
(掲載書籍)『地震に強い[木造住宅]パーフェクトマニュアル』P.54~84
 エクスナレッジ(株)刊(2003.1.17)、全350頁、3800円
に、
東京西北部、東京西南部、横浜市、千葉県北部、新潟市中部、名古屋市南部、京都市南部、大阪府西北~兵庫県東部、神戸市、広島市、福岡市
のかなり詳細な地質図または土地条件図が掲載され、簡単な説明が付記されています。
その説明から抜粋引用します。

-----p.75より-----------
■神戸市
(阪神大震災の)被害甚大な所は被害分布図と照らし合わせれば、軟弱な沖積層及び盛土地(埋立地)であることが、この土地条件図によっても明らかであり、今後の住宅基礎の設計は慎重に進める必要があろう。
-----p.66より-----------
■新潟市
1964年、マグニチュード7.5の新潟地震にみまわれた。・・・液状化による被害を含め、全半壊の建物被害数は8600件にものぼった。・・・市街地のかなりの部分が・・・盛土地、埋立地であることを窺い知ることができる。液状化も無理からぬ土地条件であると推測される。
------p.69より-----------
■名古屋市
1891年に愛知・岐阜をマグニチュード8.0の濃尾地震が襲い、7000人以上の死者を出している・・・
丘陵地は・・・礫、砂・・・シルト岩などで構成される固い地盤を作っている。・・・
平野部に目を移すと、いわゆる沖積層である三角州が名古屋駅以南の市街地に広がっており・・・粘土、シルト、砂などの軟弱層が主体となっている。住宅基礎でも何らかの注意、対策の必要な地域である。
-------------------------
詳細は書店で実物をご覧下さい。

【2】
ジオテック(株)(http://www.jiban.co.jp/)は、
都道府県別地盤解説(http://www.jiban.co.jp/jibankaisetu/todohuken/ke …)と
市区町村のピンポイントでの軟弱~良好地盤判定結果GEODAS(http://www.jiban.co.jp/geodas/guest/index.asp
を公表しています。

【3】
更に地盤には、腐葉土、盛り土、地下水位などの局所的条件が加味されます。

被災写真の多くで、1階の壁量が不足した瓦屋根の家は、潰れた1階の上に2階が殆ど無傷で乗っています。もちろん地盤だけでなく、家の建て方にもよるでしょう。
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cyoi-obakaです。



#1で回答した者ですが、後半の回答に追加しておきます。

HMとの質問でしたので、HM以外の建築物(地場の工務店やゼネコンが建設した建物)はあまり対象としてない回答です。

倒壊(被害)建物の状況を総括的に判断しますと、
活断層上の建物は別として、倒壊すべくして倒壊した建物が多かったと判断してます(昔構造屋だった設計士としての私的判断です)。
その最大の要因は、設計(構造デザイン)に致命的な欠陥(欠点)があった。
その欠点とは、構造バランスの不良ですね!
新耐震設計規準(1980)の改正で、地震メカニズムの解釈が向上し、地震荷重の値の取り方、建物の耐震バランス(偏心や剛性)のチェック等がなされるようになり、極端に耐震性能は向上していました。
其の点で、私は思いのほか堅牢であったと記述しました。
過去、構造屋だったので、現在でも私が計算した建物が約30棟程度存続しています。
1980年を股がって設計してましたので、今でも時々夢を見ます!
大きな地震が来て、私が計算した建物だけが倒壊する夢なんですが………
ハットして夢から覚めます!
嫌な夢です!

前#1にも記載しましたが、人は自然には勝てません。あまりに微力です!
その責任を担っている設計士としては、どこまでも謙虚な姿勢でありたいと思ってます。

あらためて、震災でお亡くなりになった方々に対し、ご冥福を祈り手を合わせます………
 
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そうそう、追加です。

当時は地盤調査の義務も具体的に確立していなかったので住宅の地盤を調べる業者はHM以外はあまり普及してなかったと記憶しています。なので、さらにHMの建物に被害が少ないというイメージがあったのかもしれません。今では地盤の調査も必須ですからね。あの地震のおかげで今の住宅の安全はより高くはなったはずです。

地震がきても損傷しないのが法律の基準ではありません。
損傷はしても人が助かるような基準を目指してつくられています。
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現在の建築基準とは、貴方の建物を守るのには、最低の基準です。


ですから、これを全て満足している事と、地震で倒壊しない事とは
関係が無いと理解すべきです。

>私は名古屋に住んでおりますが、

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%AA%E7%A5%9E% …

もし、西宮市仁川のような地盤であれば、地盤ごと流されるでしょう。
もし、神戸市長田区のような地域であれば、全焼かもしれません。
もし、芦屋市芦屋浜のような埋め立て地なら液状化するでしょう。
もし、淡路島の野島断層のような活断層上であれば、基礎ごと建物が変形するでしょう。

耐震等級1の建物の場合、何の被害も無いって設計士さん、言われていましたか?
住宅では、プレハブ工法や2×4の被害があまり大きく報道されていなかったと思いますが、阪神淡路大震災の関連本が、沢山、出版されています。
図書館等で調べて見れば、よく分かると思います。

しかし、当時と現在とでは、構造基準が違っていますので、同じように判断する事は無意味です。
(設計施工のマンション被害は多かったと記憶しています)

現在、建築物の構造計算では、直下型の地震には、対応していないので、全壊しない事を、祈るしかありません。

野島断層記念館に保存されている震災建物は、壁式RC造の住宅だったと記憶してます。(被害が一切無かった建築物は、無かったハズです)

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%AA%E7%A5%9E% …
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前半は1の方の回答に同意です。


当時はHMにいましたが、私は子供が小さく行くことが出来ず、同僚や上司が視察して勉強会がありました。
比較的新しいHMの建物は全壊はなかったようです。
類焼は免れなかったようですが。
しかし、写真を見ながら思ったのは、損傷の激しさはメーカーごとの差というよりは個々の設計の差が損傷の大きさにかかわっていたのではないかと思いました。
コーナー出窓のようにゆれやすい物が減ったのもこのあたりからです。

この地震の後の法改正で木造住宅の偏心率や耐力壁のバランスが具体化されたのですが、当時勤めていたHMはすでにそういうことに関しても社内基準がありチェックされてました。しかし、法令が具体化されたことで今ではちゃんと設計すればHMでなくてもある程度の耐力の確保は出来ているはずです。
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cyoi-obakaです。



>耐震等級1の建築物だと、どうか?

あなたの建物が建っている場所に依るでしょうね。
耐震等級1とは、建築基準法による耐震能力と同じですから、計算上は生命の安全を確保できる建物と成ります。
また、その他の等級は設計強度(計算上の耐震強度)割増しが要求されていますが、それも仮定の上での事です。
どこまでいっても、自然には人間は勝てません!
ただ、どこで(又は、どの辺で)納得するかでは無いでしょうか?
後は、個人個人で可能な限りの地震対策を考えて事前に処置しておく事ですよ!
まあ、阪神淡路の被害を検証すると、1980年以降に建築さてた物の被害は、ひどい物で半壊、ほとんどは一部損壊程度で、補修可能な範囲だってと記憶しています。
特に、屋根の軽い建物の被害は少なかった!と記憶しています。

>当時のHMで建てた家の状況は?

そこまでは、情報が入っていません(私東京なので)。
ただ、どこかのHMがひどく被害にあったという情報はありません!
被害が多かったのは、鉄骨造の建物で溶接の不良であった建物が目立ってましたネ!
私の印象としては、木造住宅系は思いのほか堅牢であったと思ってます。
特に1980年以降の新耐震基準で設計された建物!
また、壁式RC造の住宅もほとんど被害は無かったと記憶してます!

以上です。
参考に成りましたか?
 
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