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国際収支を考える場合に、誤差脱漏がないとすれば、経常黒字=資本流出超+外貨準備増加という関係が成り立ちますよね。
ここの所がいまいち理解できないのですが、
例えば、
日本の自動車会社がアメリカに1万ドルの自動車を販売したとして、その対価をドルで支払ってもらったのであれば、経常黒字(1万ドル)=資本流出超(1万ドル)となり、これは問題はないです。
ところが、自動車の対価を円で支払ってもらった場合、もしくはドルで支払ってもらっても為替市場で円に交換した場合には、経常黒字1万ドルに対して資本流出は発生しないのではないかと疑問に感じています。

考えれば考えるほど頭がパンクしそうです。
どなたか詳しい方。教えてください。

A 回答 (1件)

 厳密に用語の定義から言えば、微妙な違いがある部分もあるのですが、経済を大づかみにして言えば、以下のようになります



<日本の自動車会社がアメリカに1万ドルの自動車を販売したとして、その対価をドルで支払ってもらったのであれば、経常黒字(1万ドル)=資本流出超(1万ドル)となり、これは問題はないです。>
 この部分が間違っています。

 正しくは、日本の自動車会社がアメリカに1万ドルの自動車を販売したとして、その対価をドルで支払ってもらって、アメリカで投資したのであれば資本流出ですし、日本に送金したのであれば、経常黒字(1万ドル)=外貨準備増加要因(1万ドル)となります。

 外国からお金を支払ってもらっているのですから、国内で保有している外貨が増えます。

<ところが、自動車の対価を円で支払ってもらった場合、もしくはドルで支払ってもらっても為替市場で円に交換した場合には、経常黒字1万ドルに対して資本流出は発生しないのではないかと疑問に感じています。>
 円で支払ったり、円に交換したということですので、日本国内にお金が送られてきたと考えていると思いますが、その場合はお金が日本に入ってきているので、外貨準備増加要因となります。

 資本流出は、基本的に投資として日本からお金が出ていくと考えてください。
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