プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

壁紙のリフォームを考えています。

ある工務店にお願いしたら、

「珪藻土や漆喰が、
殺菌性あって健康に良いし、
吸湿性があって環境にも優しい」

とのことでした。
それで、ネットで色々と調べたのですが、

漆喰の吸湿性は塩ビの4倍であるとか
珪藻土の吸湿性は木材の3倍であるとか、
色々と書いてありました。

そこで、お聞きしたいのですが、

塩ビの4倍の吸湿性とは、すごいのでしょうか?
木材の3倍の吸湿性とは、すごいのでしょうか?

「室内湿度を60%に保つ」などと書いてあるサイトもありますが、
塩ビの4倍や、木材の3倍の吸湿性とは、
湿度を50%~60%と、快適に保てるような性能なのでしょうか。

すごく気になっているので、詳しい人は教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

>湿度を50%~60%と、快適に保てるような性能なのでしょうか。



100%ありえません。

何故なら、季節によって外気の水蒸気の量は、非常に大きく変化します。
夏なら無限とも言って良い量であり、冬なら非常に少ないです(一桁違う量の差があります)。

例えば、冬に、非常に気密の良い住宅で24時間換気下において、室内を温度20℃で湿度50%を保とうとしたら、1日に数10kgの水蒸気を与える必要があります(室内外の絶対湿度の差、換気量などで計算できます)。
換気のしていない住宅(このような住宅は気密がだいたい悪いでしょう)でも、潜水艦と違い隙間が沢山ありますから、外からの水蒸気の出入りにとってはツーツーです。
(水蒸気の分子径は、空気の他の窒素や酸素などより小さく、小さな隙間も通り抜け、水蒸気圧が平衡するように拡散します)

季節の変化に応じるには、1日に数10kgの水を数ヶ月分、たとえ少ない10kgとしても3ヶ月で1トンもの水です。
そんな量の保持は不可能ですし、また、放湿し続けることも不可能です。

せいぜい1日の変化をほんの少し緩和出来る可能性はありますがが、実際、測定したら、全く差は出ないレベルのはずです。
実際の住宅室内で、差が出るという信頼に値するデータがあるのなら、是非、見せてもらいたいものですが、無いことでしょう。

少し例は違いますが、押入れの湿気とりがありますよね。
それを押入れに入れて、押入れ内の湿度が変化するかと言えば、そんなことは無いのと似たようなものと言えるでしょう。
あるいは、木などで作った完全密閉でない箱の中に、乾燥剤をいくら入れても、夏場なら直ぐに湿気て、箱の中の乾燥状態を保てないといったことでも分かるかと思います。

科学的と言える根拠が何も無いのに、吸湿、調湿、透湿などのイメージに弱い人が多いため、そこを狙った商売が、建築業界には氾濫していると言えます(正しく理解出来ている建築関係者も非常に少ない)。

実際にご自身で、計算や実験をしてみれば、良く分かることでしょう。
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この回答へのお礼

確かに・・・

除湿機を置くと水が数日でいっぱいにたまりますが、壁がそんなに水を蓄えられるとは、到底かんがえられません。

実験や計算をするまでもなく、そういった経験に照らしてみるだけでも、「言葉にながされていたなあ」と感じます。

除湿の機能は、除湿機に任せて。漆喰や珪藻土は、「質感こそを楽しむものなんだ」というスタンスでものを考えることにしました。

寝室を漆喰で塗り替え、今、とっても気持ちよいです!機能とかではなくって、天然素材の温かい感じが、本当にいいなと思います♪

遅くなりましたが、ご回答ありがとうございました!

お礼日時:2009/11/07 21:18

土=自然素材=エコロジー、と言うのであれば、ただの幻想です。

まあ、好き好きってことですね。
で、殺菌性能はないでしょう。むしろ、多孔質ですから、菌や汚れはたまりやすいでしょう。
吸湿はしますが、調湿ではないでしょう。このへん、言葉のあやです。吸うだけで、分解するわけではないのですが、調整できるほど効率的に排出するわけでもない。
そもそも、塩ビは吸湿なんてしません。水掛けたら、はじくだけなので。そんなものと比べてもね。
湿度を保ちたいなら、空調気(除湿、加湿)をつけるしかないでしょう。

詳しいも何も、そこまで言う業者であれば、それを証明する科学的根拠を示させればいいだけです。エコ、ロハスというイメージだけでとらわれてはいけません。
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この回答へのお礼

たしかに。空調機をつければよいですね(笑)

科学的な根拠が大切というのも、仰るとおりと思って、私自身も調べてみたのですが・・・

硫化水素など1部のにおいの分解や、二酸化炭素の吸収は、確かに化学式で示されるということがわかりました。

しかし、それは珪藻土の成分でなくって、漆喰成分(CaOH2)による化学反応で、起こるものと言うことです。

遅くなりましたが、答えてくださり、どうもありがとうございました。

お礼日時:2009/11/07 21:10

珪藻土のようなものを利用する場合、よくそういううたい文句はありますが、調湿の効果にしても目に見える形ではないです。


(気分的にそうかなあと自己満足の世界です)
ほんとうに50-60%の調湿するのであればちゃんとそういう機械をいれたほうがいいです。
健康に良い、殺菌性・・・も気分の問題と考えてください。
珪藻土は空気清浄機でも加湿器でもありません。

珪藻土の質感が気に入っているので、体にも悪くなさそうだし、やってみるという程度です。

自分自身は使ってけっこう気に入っていますが。
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この回答へのお礼

遅くなりましたが、投稿ありがとうございました。

寝室を漆喰で塗ってみたのですが、確かに「質感」がよいですね♪壁紙よりも、ヒンヤリとした感じがするのに、温かく包まれている感じです!

あんまし科学的根拠を求めるのもなんだと思って、思い切って塗ってみてよかったです!どうもありがとうございました!

お礼日時:2009/11/07 21:12

自宅を珪藻土と京壁で施工しました



>湿度を50%~60%と、快適に保てるような性能
あり得ませんね

>塩ビの4倍の吸湿性とは、すごいのでしょうか?
塩ビの吸湿性は、どの程度のものなのでしょうか?
もし、その絶対値が限りなく「0」に、近ければ、4倍あったとしても
吸湿性は、ほとんど期待できません

確かに珪藻土の原料には、かなりの吸湿性がありますが、珪藻土のみでは
壁材にはなりません。壁に塗るためには、接着剤などを混合する必要があり
その量が多ければ、珪藻土が剥がれ落ちる心配は、なくなるでしょうが
吸湿性は、犠牲になります

塗り壁は、クロスに比べて、伸び縮みが大きいです。そのために乾燥した時期は
加湿してやらないと、柱との間に隙間が開く可能性があります
そのようなことと理解した上で、施工させるのでしたら、無機質なクロスに
比べればお勧めできます

昔のように竹を編んで、それに下地を塗ることから始める塗り壁と
ボードの上に、接着剤の入った塗り壁では、吸湿量も違って来ますので
いろいろ調べた上で、決めたらいいと思います
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この回答へのお礼

ご回答いただき、ありがとうございました。

珪藻土は、内部でカビが出ると業者に脅され、迷った挙句漆喰にしてみました。天然素材だったら、まあいいやと思っていたし、吸湿性については除湿機で代替してみようと思います!

お礼日時:2009/11/07 21:15

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