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あるアンソロジーに近代の漢詩として、成島柳北、乃木石樵、夏目漱石のよく知られた漢詩とともに採られていました。私には何ということもない詩に見えますが、人物や史的状況によって知られた詩ですかね。
原文・訓読と解説(詩の意味自体は平易ですが、どういう状況で詠まれたかが知りたい)が載っている本をご存知の方、または詩の背景を説明できる方お願いします。
In the Army
To fret at the time, to bewail the age ― how pointless!
More sense in howling at the moon or fashioning rhymes on flowers.
Should anyone come to camp and ask for me today,
Say that the General went to bed drunk and has not yet wakened.
  ――Translated by Burton Watson

A 回答 (1件)

 "In the Army" ですから、「軍」とか「陣」とかに関係のある語だろうと見当を付け、「藤田小四郎」と併せて複合検索をあれこれと試みたところ、



http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclien …

「七絶, 従軍作 時を憂い世を慨くは真に無用, 藤田小四郎」というのがヒットしました。

 「従軍の作」という題の七言絶句のようです。
 私の乏しい英語力では正確な判断は下しかねますが、「時を」="at the time"、「無用」="pointless" というあたりの類似性と、アンソロジーに採られるほどの代表作という点で、該当作である可能性は高いのではないでしょうか。

 詩吟の分野では著名な作のようですから、詩吟に詳しい方にお尋ねするか、最寄りの図書館に行って詩吟関係の本でお調べになるかすると、全貌が明らかになるのではないかと思います。

この回答への補足

あれから探してみたところ、詩の直接の背景はわかりませんでしたが、おかげで原文と訓読は見付りました。

時を傷み世を慨くは真に無用
月に詠じ花に吟ずる却つて情有り
営外人来つて倘(も)し相問はば
軍将酔臥し未だ全く醒めず

補足日時:2009/04/19 18:56
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この回答へのお礼

「時を憂い世を慨くは真に無用」は一致とみていいですね。ネットでもあるもんですね。手がかりをいただき、また的確なアドバイスありがとうございました。

お礼日時:2009/04/10 19:10

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