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簿記(複式簿記の発想)は人類の遺産であり、会計の歴史のなかへ革命をもたらしたものであると思っています。この複式簿記の登場によって、何がどう変わったか? 複式簿記が登場した当時の衝撃、その伝播…など、を解説している歴史書・ビジネス書等はないでしょうか?
(複式簿記の発想のすごさが具体的に分かるようなものを探しています)

A 回答 (2件)

ルカ・パチョーリが複式簿記の父などといわれていますが、彼は民間で行われていた複式簿記による帳簿組織のシステムを観察・研究して発表しただけであり、彼が複式簿記を作ったわけではありません。

実際に誰が複式簿記を最初に発想したかは闇の中のようです。
複式簿記はある日突然出現したものではなく、当時の商人の間で自然発生的に使われていた帳簿組織であり、格別衝撃など無かったと思われます。ただ、複式簿記による正確でわかりやすい経理システムの採用によって、ヴェネツィアやフィレンツェなどの商業都市が他の都市よりも栄えたのは事実でしょう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A4%87%E5%BC%8F% …


ラーニングデザイン協会の加藤弘道と言う人が書いている「パチオリ図」に関する本は、私にとっては大変有用な内容でした。自分では感覚的にはわかっていても、会計初心者に言葉で説明するのはとても難しい財務諸表の構造などがとてもわかりやすく展開されており、複式簿記の有用性を示す好例だと思います。書評ではボロクソですが、それは簿記・経理実務の立場から見ているからで、この本の真の有用さは会計学的・経営学的なところにあると思います。
http://www.amazon.co.jp/%E5%9B%B3%E8%A7%A3%E5%85 …
http://ladea.jp/pacioli.

会計の歴史については、公認会計士制度の歴史が書かれた「会計の時代だ―会計と会計士との歴史」(友岡賛)がわかりやすいと思います。公認会計士だけでなく簿記会計の歴史などにも触れているので、「発想のすごさが具体的に分かるようなもの」ではありませんが、参考になると思います。私はこの本で、現在の会計制度の歴史の意外な浅さを知り、驚きました。
http://www.amazon.co.jp/%E4%BC%9A%E8%A8%88%E3%81 …
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この回答へのお礼

慣習のようになって堆積した書き方を整理した人物、といったところでしょうか? 参考文献の紹介、ありがとうございました。機会を見つけて読んでみますね。

お礼日時:2009/05/01 09:09

ご希望にそってるかいるか判りませんが「近代会計成立史」(同文舘出版)です。

イタリア、ドイツなどヨーロッパの国々と日本の簿記史や近代会計史の概説か叙述されています。ただ、大学のテキストに使用される専門書なので、面白みには欠けますが一読の価値はあると思います。

http://item.rakuten.co.jp/book/1785668/
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この回答へのお礼

ありがとうございました。機会を見つけて読んでみますね。

お礼日時:2009/05/01 09:05

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