dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

カテゴリがここで良いか自信がありません、もし違っていましたらご指摘下さい。

明治・大正の頃、日常で使うお金は円の単位ではなく銭の単位だったと思います(正確には良く知りません)
戦後の昭和の時代をみても物価や初任給は今と比べるとかなり安かったと思います。
こうしてみると時代が下るにつれて、全体的に物価が上昇していますよね(あるいは貨幣価値が下がる?)
こういった現象がどうして起きるのでしょうか?

経済初心者にも分かり易く解説いただける方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいします。

A 回答 (4件)

要因はいろいろですが、ザックリ書きます。


まず貧しい状況下から豊かさを得てくる過程では、必然として自然にインフレに向かいます。ここまでの中国がかつての日本のような経済発展を遂げているので、中国の経済成長関連ニュースが参考になる事でしょう。
経済成長で給与所得が少し上がれば、少し良い服を買うようになったり、少し良い食事をするようになったり、家電を買ったりという好循環が生まれます。これにより良いインフレが起こります。品物に付加価値が加わりそれが売れる事で物価が上昇していくのです。安さよりより良いものが重要視される(できる)社会であるという事です。

また昨今の先進国においては経済成長が鈍化し、発展途上国との兼ね合いからデフレ経済下に入ってしまう事から、人工的にインフレを起こすインフレターゲット政策というものもあります。これは経済学的に緩やかなインフレが最も好ましいとされているため、これに当てはまる経済状況を人工的に作りだそうとするものです。

ちなみに日本はここ15年近くデフレ傾向で、物価は下落傾向です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

お礼が遅くなってしまいまして、申し訳ありませんでした。
成程、戦後のような経済成長の元では、皆良いもの=高いものを欲しがり必然的に物価が上昇していって、その様な場合には今あるような価格競争というのは起こりにくいということですね。
簡潔なご説明で良く理解できました、ありがとうございました。

お礼日時:2009/07/08 18:49

さっきは帰社時間でグダグダだったなということで整理


1 戦前と戦後
http://higeta.blog2.fc2.com/blog-entry-34.html
金本位制の場合、基本的には100円=49ドルで固定。
禁輸出再禁止により、円は管理通貨(という名前の政府のお気に召すまま増刷時代)になります。なので、ずるずると円安になった。戦争中に軍票だの、めちゃくちゃ刷ったので、戦後はデノミです。

2 戦後の経済政策
戦後の資本主義国家は「軽いインフレ状態にする」というのが国の経済体制の基本となりました。
人はなんでお金を投資したり、貯金したり、財布に入れたままにするのか?という行動の洞察として出された仮定が
流動性選好説
というもので、人は「使いたいときに、ぱっと使えるのを好むモノだ」というもの。「ぱっと使える」ようにすることを我慢して「投資や貯金」をする理由が、投資による利益期待だったり、貯金の金利だという理解です。
※ 「金を使う」ではなく「金を使えるように持っている」というのが、流動性選好です。実際に使えば消費が増えるので景気がよくなりますが、使えるように持っている、だと、消費が増えないので景気がよくなりません。
なので、国の政策として、インフレ、つまり「いつでも使えるように手元に持っている金」がドンドン価値を下げるようにすると、「じゃ、ぱっと使ってしまえ=モノを買う」とか「銀行に貯金しよう=銀行が投資する」とか「投資しよう」となり、市中に金が出てきて景気がよくなります。
失われた10年で、デフレだデフレだ!と騒いでいたのは、上の逆で「投資しても儲かりそうもない」「貯金しても金利が低い」「いつでも使えるように、財布なりタンスに金をしまっておくのがいいや、貨幣価値が上がりそうだし」となって、不景気から脱出できなくなっていたのです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

度々のご回答ありがとうございました。
景気を良くするために、タンス預金をはき出させる。その為に「軽いインフレ状態にする」というのは理解できました、ありがとうございました。
ただ根本的なところが解っていません、「軽いインフレ状態にする」為に具体的にどのようなことが為されているのでしょうか?

お礼日時:2009/06/28 07:44

戦後経済は基本的にはケインズ経済学の支配下にあります。



○ 通貨は管理通貨体制
→ 国の政策で、通貨量は変動できる、好きなように札をすることが出来る

○ 有効需要の原理
需要は供給を生むというやつで、『赤字国債を刷って、道路を造れ!』ってやつが典型的にあるように、需要を作れば供給が生まれ、失業が無くなるというもの。

ということで、戦後の日本を含めて資本主義国家は、国が好きなだけお札を刷って、国家予算で事業を行えばうまくいくという基本方針にあります。

これが金融政策に反映されると、「軽微なインフレは、経済にとっていいことだ!」とうい事になり、インフレ=物価の上昇と貨幣価値の下落を生み出します。

投資と、貯金と、タンス貯金
これは、流動性選好説を言っています。
単純に言えば「お金は、即金で、ぱっと 使えるのが嬉しい。」ぱっと使えるとは、財布の中に常に全財産(あるいは、財布の代わりにタンスの中でもいいが)を入れているのが、すぐに、使えるだけ使えるから、人間はそもそも、現金を持っているのを好む。
けど、それでは、投資が生まれない。
投資は、投資によって、投資された企業が儲かるようになって始めて、リターンが来る。
定期貯金は、定期にならないと現金にならない
それでも、投資なり、定期貯金をさせるためには、「現金で持っていると、その価値が、減りまっせ、じっとしていて、価値が無くなるよりは、どう?ここで一発投資してみましょうぜ!それが、怖ければ、銀行が、投資よりも ローリターンだけど、銀行が投資するから、貯金しましょうよ。」という金融政策を採ります。
これが、戦後の世界の財政・金融政策の基本で、各国の中央銀行は「あんまり、やり過ぎると、インフレを起こすから、やり過ぎちゃダメよ」というお目付です。(日本やドイツなど、特にハイパーインフレ経験国ではこの傾向が強い)

だらだら書きましたが、
金融政策によって、国が銀行なり直接投資に金をはき出させるために、インフレ政策を採っているので、物価の上昇と貨幣価値の下落が起こった。
ということになります。
    • good
    • 0

質問の内容は二つになるかと思います


1 戦前と戦後で貨幣単位が違うほど、貨幣価値が変わった
2 戦後の物価は全体的に上昇している

1は、戦争による「大インフレ」です。
戦前は、一ドル=一円とか二円だった。金をはさんで、ドルと円は固定的。
2は、最近の言葉で言えば「インフレターゲット」を知らないうちに金融政策として採用していたことによります。緩やかなインフレにすることによって
投資>貯金
とすることで、投資にお金が回るようにする。
タンス預金で、金融機関にも入れずに自宅に貯めておくと、貨幣価値が下がるようにしていたので、家の中の金は、金融機関を通じて投資に回されるようになります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
1について戦争を挟んで貨幣価値が大きく変化したというのは知りませんでした。
2が良くわかりません

> タンス預金で、金融機関にも入れずに自宅に貯めておくと、貨幣価値が下がるようにしていた

タンス預金では利子が付かないので、銀行に預金したくなるというのは分かります。でもタンスと銀行の違いは利子の有無であって、それが何故貨幣そのものの価値の上下に関係するのかが良く理解できません。

お礼日時:2009/06/27 21:34

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!