【お題】引っかけ問題(締め切り10月27日(日)23時)

ココに,こういう質問をしていいのかと迷いましたが…
数少ない趣味にF1観戦(TV)があるのですが,この頃

ふと,「昔は良かった…」なんて懐かしむ事があります。
その中で,どうしても思い出せない事があります。

路面とボディの下面やパーツが擦れて出るあの"火花"!
どうしても,その名称?が思い出せません。色々とネットを

検索してみたのですが,なかなか引っかかりません…。
何方かご存知の方がいらっしゃいましたら教えて下さい。

宜しくお願いしますm(__)m

A 回答 (5件)

 元レース屋です。



 あの板は、設計屋の間ではSKID PLATE、日本名『スリ板』と呼ばれていました。
 この板は、当時はマグネシウムの鋳物ブロック(だから路面と接触すると、盛大に火花が出ました)やチタンの板(こちらは、ちょっと地味な火花になります)で、この板が必要だったのは、実はサスペンション形式と関係があります。

 当時のフォーミュラマシンのサスは『ロッキングアーム式』とゆぅアッパ・アームにモーレツな曲げ力がかかる形式で、サスをフルボトムさせてしまうとカンタンにアッパ・アームが曲がってしまいます。(フルボトムで曲がらない様に丈夫に作ると、レーシングカーの部品とは思えないほどゴツいアームになってしまいます。)
 そこで、サスのフルボトム前に車体の最も丈夫な部分を先に地面にぶつけ、アームを守る必要がありました。
 しかし車体底面をガンガンぶつけているとモノコックやエンジンがガンガン磨り減ってしまいます。そこで交換可能な板を取り付け、ここを当てていました。
 更にこの板ですが、路面との接触が抵抗になって速度が落ちてはモトもコもありません。当然滑りにくいゴムなどでは無く、硬くしかしあまり重量増加に繋がらない軽い物質~アルミより更に軽いマグネシウムや、炭素鋼並みに硬いがアルミと鋼材の中間の比重しかないチタンなどで作りました。

 とゆぅワケで、当時のF1では盛大に火花を上げながら走っていたワケですが、さて、現在スリ板があまり使われなくなった理由は2つあります。

1.サスペンション形式が、ロッキングアームからプッシュロッド式に変りました。
 この形式なら各アームには曲げ力が全くかからないので、繊細な設計でもより大荷重に耐えられます。

2.そもそも、スリ板をヒンパンに当てるとゆぅ事は、サスペンション設計上は異常事態です。
 クルマはタイヤ4本の摩擦力のみで加速し減速し旋回しています。しかしスリ板が路面にぶつかった瞬間各タイヤの荷重がガクッと減り=各タイヤの摩擦力が減少し、操縦性が急激に変化します。
 こんな状態では旋回は勿論、直進すら安定して走行する事が出来ません。
 実際には・・・当時某F1チームのスズカでのセッティングに立ち会った事がありましたが、連中は車体が路面と接触しても操縦性が急激に変化しない(ハラが路面に当って、急にクルマの向きが変らない)ギリギリを狙って車高のセッティングをしていました。
 しかしそれでも車体が路面と当るとゆぅ事はタイヤの荷重の幾ばくかが抜ける事を意味し、タイヤやサスペンションの性能を使い切る、とゆぅのとはかなり意味が違います。
 ちょっと個人的な話ですが・・・当時の事を思い出す度、胸が悪くなります。
 ワタシの専門は操縦性の研究とサスペンションの設計です。当時ワタシは『こんなモノがレーシングマシンの最高峰であるはずは、断じて無い』とニガニガしく思っており、ハーベイ・ポストレスウェイトだろうとゴードン・マーレィだろうとブン殴ってやりたいくらいの気持ちでしたが、その後ほどなくして、急にF1から火花が出なくなりました。スリ板の種類が火花の出ないモノに変ったのも理由の一つですが、それ以前にサスのフルバンプで車体が『ソコ突き』する回数がずっと減ったのです。
 ワタシがケンカを売りに行くまでもなく、彼等も同様にニガニガしく思っていた様です。ま、ワタシなんかが考えている事を、連中が気付いていなかったはずはありませんね。日本GPの時、殴りに行かなくてよかったぁ(A^-^;)
 現在ではターボ時代よりエンジンの馬力は半分になり、本格的スリックタイヤすら使えなくなりましたが、コーナリングスピードは驚異的に上昇しました。勿論空力的な改善が主たる理由ですが、正しく機能するサスは、あの時代の『ゴミ・サスペンション』などとは比べ物にならないほどのコーナリングスピードを支えているのは間違いありません。
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そんな名称ありましたか?


勘違いとかじゃないですよね。
間違いやすいのはスパーク・・・、ミスファイヤー・・・ですがどれもちょっと意味が違いますよね。
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わかります!そのお気持ち^^


ストレートを全開でかっとんで行くときに後ろから出る火花かっこよかったですね。
あれは、路面のギャップで車体の下が擦れた時に出ると思った気がします。技術が進歩してサスペンションがよくなった結果なんでしょうね・・・また見てみてみたいものですね^^
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スキッドプレートまたはスキッドブロックですね。


以前は金属製でしたが現在は木製になったため火花が出なくなったようです。

参考URL:http://www.so-net.ne.jp/yuratakuya/juku/sozai/7. … , http://f-1gp.s12.xrea.com/kaitai-parts-wing.html
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英語では「spark」と言うのですが……ダメですか?

この回答への補足

"~スパーク"とか,"~バーン" みたいな感じだったと
思うのですが…(^_^;)

補足日時:2003/04/07 01:13
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