天使と悪魔選手権

今、海外にいます。
海外の友人が日本に3年間いたらしく、そこで驚いた事があったそうです。
ニュースなどで流れる事故現場の血を映すのが驚きと同時に不快な気分になったそうです。彼の国では死体はもちろん、血も映しません。

言われてみれば確かに、他国の方から指摘を受けて初めて気づいた点でもありました。南アメリカは時間帯によっては死体を生々と映すらしく、そういう点で驚きました。

「不快だ、なんで血なんか映すんだ?」と彼がいうので、「血を見たらみんな衝撃を受けて視聴率があがるのを狙ってるんだよ」とその場しのぎで言ってみました。

でも、よく考えればなんで血を映すのはOKなんだろう?と思うんです。
確かに見て気分のいい物ではありませんし、事故を報道で伝える上で
被害者の血を映さなくても、事故車両とかで状況を伝えられるはずです。

皆さんはどうしてだと思いますか??

A 回答 (3件)

事故・事件などでの悲惨さを織り交ぜたいという事でしょう。

報道というのは社会が学習をするという意味合い、失敗学という意味合いなどを持っています。車の事故などで、事故の衝撃で体がもげる、ばらばらになる、などといった酷い事になる事もめずらしくなく、当然それを映像としてテレビで流す事は出来ません。そんな中での最小限度の悲惨さの表現が血を写すという事なのでしょう。
またこの辺りは表現の自由などとも被りますが、西洋ではこの辺りの規制は行き過ぎではないかと言うぐらい規制が厳しい国が多いと言われます。特に子供にネガティブな感情を抱かせるような内容はニュース、映画、ドラマ、など広く規制がしかれています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

西洋ではそんなに厳しいのですか、知りませんでした勉強になりました。
お隣韓国の方に聞いた話ですが、TVでは刃物等の鋭い武器を出す事は完全に禁止されているそうです。でも拳銃はTVドラマで見れるそうなんですね、映画では刃物も問題無く出てくるそうです。
色々な国の違いが面白いとおもいます。

お礼日時:2009/08/08 15:28

どうして?というならば、報道は全ての真実を流すべきなので、死体を写すべきが本来の姿。


倫理は社会性であって、社会をつくるのは宗教観によるものなので、民族によって倫理が変わります。
血を不浄とするか神聖とするかはまさに宗教。

なんで写すかといえば、日本人が死体を嫌忌し、血をあまり気にしないからです。怨霊の概念があるから死体が怖いのです。
欧米人は血を嫌い、死体にはかなり抵抗がない。魂が天国に行くので、血は魂自体で、死体は魂の抜けた器としか考えられないから。

ホラー映画の日米の違いを比べればわかります。
日本のホラーは必ず呪いの仕業で、海外のゾンビ映画や13日の金曜日とかは魂を持たないからバシバシ倒すアクション映画になります。

タイでは、今週の死体写真というテレビの名物コーナーがずっとあり週刊誌もあるのですが、数年前に不謹慎だという声から、顔にモザイクがかかるようになりました。隠す場所はそこか?
タイ人にとって遺体自体は不謹慎じゃないのです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ホラー映画の違い、そんな視点で考えた事が無かったのでハッとさせられました。ありがとうございます。
そういう違いから、こういう違いになっているのですね、興味深いです。

お礼日時:2009/08/08 15:48

>皆さんはどうしてだと思いますか??



一番の理由は規制がないからでしょう。確か、死体は基本的にニュースでは映さないと思います。面白いことに、手錠を掛けられて手も映しませんね。明らかに「そのカバーの下は手錠だよ」とわかっているのに。でも血については規制がないので、血痕があれば映すのでしょう。あるものを映すのが報道なので。

ただ、テレビでどこまで映すかについては、どの国でもいろいろな考え方があります。確かに映れば不快です。幼い子には不要にショックが強すぎるかもしれないし、心の準備ができていない時に、ふいに画面に現れる必要もないのかもしれません。確かに、幸せに過ごしている人から、幸せは蔓延しますので、皆がテレビの前で平和にぬくぬくと過ごせるよう工夫するのは大事でしょう。

しかし、事故というものは不意に起こるものです。車内や家庭で幼い子供たちと楽しく団欒している時に、いきなり地獄は訪れます。それを見せることで、視聴者に身を引き締めてもらうことができるかもしれません。それに「次は事故のニュースです」と言われたら、画面を見なければいいだけのこととも言えます。

ちなみに、ひさしく海外ではテレビを見ていない私は、一部の国々の規制がそれほど日本に比べて厳しいと実感したことはなかったのですが、日本でも、それほど頻繁に血を映すわけではないと思います。確かに、つい先日、5分間ほどのニュースで血痕と思しき影がちらりと映りましたが、いかにも血液という映像は、何年も前に起きたとある事件が一番記憶に新しいところです。

一方で、私は米国で暮らしていた小学生時代、ドキュメンタリー番組を何気なく見ていて、(****以下、刺激あり****)顔面を銃で撃たれて顔がわからないほど血だらけになっている女性が映ったのを鮮明に覚えています。番組のテーマはアイルランド紛争か何かだったと記憶しているのですが、そのスリムな女性は顔しか撃たれていなかったため、腫れあがった顔にあいた黒い穴を中心に血だらけになりながらも、泣きわめく友人に付き添われて普通に歩いていたのです。それをカメラは正面から撮影し、その顔が10秒は映っていたと思いますが、私には10分間に感じられました。また、当時はベトナム戦争たけなわだったので、雑誌を開けば号によっては、血や死体など、ごろごろ映っていました。

その時味わった恐ろしさや、夕方のひとときに不意に映像が現れたショックは今でも覚えています。私の場合、それは不戦の誓いにつながっています。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

そういう衝撃的な映像を見たりする事で、戦争の恐ろしさ等を認識して、視聴者に良い意味で影響を与えてるのかもしれませんね。

お礼日時:2009/08/09 01:13

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!