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 昨年の金融危機もあり、近年の日本の財政状況は厳しいように思います。その原因は色々とあると思いますが、何が挙げられますか?
 

A 回答 (5件)

政府の財政状況ですか。

本当に財政状況は厳しいと言えるのでしょうか?私は日本の財政状況が厳しいとか言っている人には以下の2つの疑問に答えてほしいと思っています。

(1)ヤバいと判断されている企業が銀行に「金を貸してくれ」ときます。そしたら銀行はどうしますか?まあおそらく最初は金利を上げて貸しますね。リスクプレミアムってやつです。通常ヤバい企業は資金調達コストは高くなります。
じゃあ日本はヤバいというなら金利は高いはずですよね?実際は…
http://kakaku.com/gaikadepo/hikaku.html

世界最低なんすけど…。この素人(私)、ヤバい企業は金利は高いという常識があるのですが、国家にはあてはまらないんでしょうか?むしろ低いほうがヤバいの??

(2)札割れ
もう1つは通常ヤバい企業にはお金を貸してくれなくなる銀行が増えると思います。ようは資金調達の失敗です。これは国債でいうところの「札割れ」っていう現象になると思います。じゃあ日本はこの金融危機でヤバい状況で国債の札われが起きているかというと…

起きてません。最後に札割れをしたのは2002年の9月20日の10年もの国債が最後です。ちなみに日本以外の諸外国はけっこう札割れしているのですが…
イギリス
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_ …
中国
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_ …
韓国
http://ameblo.jp/sanntyan/entry-10155995464.html

日本よりも資金調達できなかった上の国々のほうがヤバいんじゃないですか?素人考えだからダメなんでしょうか?


というよりそもそも日本がヤバいっていっている人たちは政府の借金の大きさから破綻と言っているように感じます。つまり借金の大きさ(総負債)のみで判断しているのです。ちなみにこれは企業の財務諸表を見るときにこんな考えを持っている人間になります。


「トヨタ自動車の有利子負債は2兆円だ。それにたいしてゴマブックスの負債は40億円弱。借金の大きさで比べるとトヨタ自動車のほうがおおきい。トヨタは破綻だ!!」
ゴマブックス
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090907-00000 …

さてさて多少は日本の破綻論に対して疑問を持っていただけたでしょうか?結局のところ日本の政府の財政状況は良好でしょう。日本の問題点は実は別のところにあるのです。
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日本の財政状況?


普通に厳しいですね。
原因?
特に無いんじゃないですか。
No.1の回答の考え方が正しいと思いますよ。
えっ?上に厳しいと書いているって?
それは他の国は厳しい所の話ではないからです。
経済と言う物は不思議な物で、借金と言うのは「何時返す」と言うのが無ければ借金ではないのですよ。
アメリカの国債額や紙幣発行高(公開されてない)を考えると日本なんてまだまだ序の口です。
お金って何ですかね?ただの紙切れですよね?
江戸時代だったら金貨なので絶対量が限られてきますが、今の紙幣は金と交換が出来ませんので幾らでも印刷すればOKです。
税金が足らない→紙幣発行でも良いのです。
実際には国債と言う手段でこれを行っているのですが、日本の発行額が他国に比べて低いので円が高くなるのです。
分かり易く言えば紙幣は会社で言う株券なのです。
結局借金の厳しさと言う物は全世界の国力に対する借金額の割合で決まりますので円高の日本はまだまだ楽勝なのです。
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 #2です。

少し悩んだのですが一応補足します。
 なお、以下の説明はかなり単純化していますので正確とは言えません。


 一言で言うと長期金利は国債の安全性(≒国の危険性)をはかる指標ではありません。いや、確かに国債の信用度は長期金利に影響を与える一因ではありますが、実際の長期金利はもっと複合的な要素から決まります。

 かなり説明を割愛しますが、長期金利が決まる要因として、「今後の景気動向の予測」「期待インフレ率」「将来の短期金利の予測」「リスクプレミアム」そしてこれらに影響を及ぼす「今後行われる財政・金融の政策」などが挙げられます。

 簡単に言うと、今後景気がよくなる(という予想がたつ)と長期金利は上がり、悪くなる(という予想がたつ)と長期金利が下がるというのが定説です。

 そして先に挙げたリスクプレミアムというのが、信用度が長期金利に影響を与える例です。
 リスクプレミアムというのは、金融商品の確実性が低い場合に「じゃあハイリスクは承知するから、そのぶんハイリターンでよろしく」と、投資家の求めるプレミアム(割増金)のことを指します。
 #1=#3さんが言っているのはこのことなわけですね。

 まあ日本の長期金利が低いラインを推移し続けているのは、経済活動が低調だからというのが答えだと思いますが。


 以上、簡単にご説明いたしましたが、あくまで経済に関してド素人の回答なので、質問者様が品質の高い回答を求めていらっしゃるなら、しばらく締め切らずに様子見した方がいいと思います。
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No.1です.



No.2さんに痛いツッコミをされてしまった….私が持ってきたのは政策金利のグラフなんですが,たしかにこれでは一概にその国が危険とはいうことができないですね….むしろ10年物国債の金利の比較のほうがいいでしょう.でもそれにしても日本は世界最低金利です.日本は世界最低の資金調達コストでお金を借りることができる….


主要各国の長期金利
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=48236

それで破綻している国家っていうのもねぇ.
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 財政問題における昨今の金融危機(ちなみに2007年の夏以降です)の影響は今のところそれほど大きくはないと思います。


というのもその以前から深刻な財政問題を抱えてましたからね。

 財政問題の原因として挙げられるのは、社会保障費と国債費の増大、税収の低下などがあります。これらが起こるメカニズムは以下の通り。

 財政というのは歳入と歳出が等しい状態であるべきです(均衡財政)。しかし現実として、これがうまくいっていません。その理由として不況が挙げられます。不況期には景気を回復させるために税収を減らし、財政支出(公共事業や社会保障)を増やすためです。

 つまり収入が減るのに支出を増やさなくてはならないので、足りない分を借金として国債で補うわけです。ところが、日本の景気が劇的に好転しないので借金をすぱっとやめることができない(それでもここ数年で新規発行額は減っている)。最初に挙げた国債費の増大というのはこれが理由です。

 不況以外にも原因はあります。たとえば少子高齢化。働く人が少なくなる(税収が低下する)のに、医療費や年金を必要とする高齢者が増える(社会保障費が増大する)のです。

 こういったものが複雑に絡み合って財政を厳しくしています。


 以上が簡単な説明です。
 最後に自論ですが、確かに今の財政は健全な状態ではありません。しかし景気変動がある以上、健全財政もあればそうじゃない財政があるのも当然なのです。
 よく、「国」の財政を「人」の家計にあてはめて『借金だらけでこの国は崩壊する』と表現することがありますが、そうは単純には考えられないですよね。

 今の財政に見直す点がないとは思わないですが、長いスパンで見て、健全財政とは何か、今どうすべきなのかを考えていきたいものです。


 ちなみに#1さんの言ってる政策金利といわゆる利子は同列には語れません。政策金利は日銀から市銀へ、いわゆる利子は市銀から企業で、主体と客体からして違いますし、目的も、前者は通貨供給量の調節による景気・物価調整なのに対し、後者は利潤目的です。また政策金利をどうするかというのは国によって異なるので日本と外国を単純に比較することもできません。
 蛇足ですが政策金利というのはデフレ(不況)の時に低く、インフレ(好況)の時に高く設定するのが定石です。
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