
前項でパタゴニアのウェアについて質問させていただきましたstueです。
子連れ登山でなくても結構です。皆さんは山に行って、こんな状況になったら止める、引き返す、予定を変えるetcetc...どんな時に判断・決断されているのか参考にさせていただきたいとおもいました。
前の質問にも少し書きましたが、10月の連休を使用して、那須の三本槍岳へ紅葉を見に行った時のことです。1000mを越えるし紅葉を見に行くということで真冬の東京を想像して準備はしてきたつもり。。(でも、マフラー・帽子・手袋は忘れましたが・・と言うより持って行かなかった(T_T))ゴンドラ山麓付近は12度、山頂駅8度、山頂駅降りると既に強風。秋の木枯らしのような感じ。山から時々、ウォォ~
とかヒョオォォ~と不気味な風の大音が聞こえていました。それでも沢山歩いている人はいるのでひとまず我が家も出発。探勝路を歩いて登山道分岐にきても風は強いまま。40分程で紅葉もキレイな尾根に出るというので、時間も12時回っていたし、では、行けるとこ(尾根)まで行ってみようかということになりました。
9歳、4歳、1歳(背負子)、私たち夫婦、60歳出発。尾根に近くなり風は更に強さを増し、尾根に出ても休む場所はなく、ただ寒いだけ。9歳の娘の手はかじかんで凄く冷たい上にヨロヨロしている。精神的に負けて帰りたいと弱音。4歳も同じく手は冷たいが一応なんとか元気。でも尾根に出た頃にはお腹が空いてなにか食べたいと泣いては止まり。。60歳の父は風よけになるようなとこ探そう!と(あるわけないのに)もうちょっと上の方へ。尾根に出てからもう30分歩き、結局風除けなどなく笹の影に座るようにして急いで遅いお昼。
実は私はお昼頃には頭が鈍く痛くて。。子供達があまりにも寒そうなのでここで動けなくなったら一大事・・とかの心配もしてたり&寒いのもあってか(?)食欲がなくてあまり食べれず。。(結局高山病だったのかしら)4歳の娘は何が飲みたい?と聞けば「ビール・・」と目をウツロにして答えるし。。意識障害がそろそろおきてるのかと本気で心配になりました(T_T)その後ウィンナーをバクバク食べえてましたが(>_<)
完全に冷えたのでさっさと撤収し、下山しましたが、結局12時から1:30登って
1時間休憩、1時間で下山。16時にはゴンドラには乗っていましたが、私一人、勝手に不安にかられてました。心配しすぎでしょうか・・?
皆さんだったらいつの時点(orどこ)でお昼を食べられて、どういう風に登られますか?もしくは探勝路だけにしとくとか登らないという決断をどこで下しますか?
16時下山は遅いのは十分わかっているのですが。。家族構成上、あまり早朝出発は出来ない(準備がムリ)我が家です。。しかも行きは渋滞で到着が遅れたり。。ということもありました。皆さんならどうされるかご意見が伺えると幸いです。よろしくお願いします。
No.8ベストアンサー
- 回答日時:
No.4のJagar39です。
>そうなんですね。あれが結構やばい状況ではなかったのですね。。
"ヤバイ状況"までどのくらいのマージンがあったのかは判りませんけど、ご質問の状況そのものは別にたいして危険な状況には感じられませんね。
気温8℃で強風、というのがそもそもこの季節ではごくごく普通の状況です。その中に3時間半いたに過ぎないわけですよね。
また、手袋や帽子などがなかったりと防寒具に不備はあったものの、フリースやアウターなど最低限の装備はきちんとしているわけです。
いくら子供でも、この状況では低体温などの危険な状態にはなりません。人間、そんなにヤワではありません。
ここに雨が加われば、低体温に陥るリスクが一気に高くなります。
でも、気温8℃に風だけで低体温になるほど人間はヤワじゃないです。
>Jagar39さんの「喋れる内は大丈夫」の基準はどこから来るものでしょうか
ほんとは私の基準は、「泣いてる内は大丈夫」だったりします。
家族を山に連れて行きだした時期、長男はもう小学生低学年だったので、"子供"のサンプルは私は次男しか知らないのですが、とにかく手強かったです。泣いたり座り込んだりするのはほぼ毎日で、けっこう長いコースも歩かせましたから、本当にこれは限界なのではないか?と思うほど弱った様子を見せたことも何回もありました。
座り込んで虚ろな目をしてぶつぶつと訳の分からないことを呟き出したり、泣きながら前のめりに倒れ込んだり、とか。
でも、次男はいつでも担ぐ用意はしていたのですが、実際に担いだのは酷い靴擦れができた時の1回しかありません。あとは時間がかかっても宥めたり脅したりしてなんとか自力で歩かせています。
そうやってやっとの思いで(親の精神力も限界に近い・・)テント場に辿り着いたと思ったら、今の今まで死んだ魚のような目をしてよろよろと歩いていた次男が、長男と一緒に走って温泉に駆けだして行くわけですよ。それも毎回。
まあある意味、子供は親を騙す天才ですね。
ちなみに小学生低学年を過ぎて10歳前後になると、なんというか"普通の人間"っぽくなります。ダメージの蓄積が判りやすいというか。
5歳くらいの子供って、ある意味なんだか"動物"っぽいですよね。
私は獣医師なのですが(臨床は滅多にしませんが)、5歳くらいの子供はある意味「動物っぽい」ものを感じます。10歳くらいになってようやく「人間らしくなってきたなぁ」と。
その動物には私は、「食ってる内は大丈夫」とか言ってます。
もちろん限界を越えてしまったら、その子はもう自力では歩けないので、担いで下ろすなりビバークなりの"対応"が必要になります。ですから限界を越える前になんとか察知して対処したいところなのですが・・・
10歳くらいまでになって"人間"になればまだ判るんですけどね~。
まだ"獣"を多分に残している子供は判りにくいです。
ですから、5歳くらいの子を連れていく時は、「担いで下ろす」覚悟と用意は常に必要、ということになるわけです。
それ以上の10歳くらいの子や爺さんは、限界を越える前に察知できますから担いで下ろすような事態は、避けることができるはずです。
また、一人前の人間(10歳児も60の爺さんも含む)を「担いで下ろす」ような事態って、実はなかなかありません。
風雨で低体温になってしまったような場合は、担いで下ろす間にも低体温が進行するのでNGな判断であることが多いです。きちんと風雨を凌げるビバーク場所を作って、そこで低体温の回復に努めるのが先決でしょう。
転んで骨折でもして歩けなくなったら、そりゃヘリ呼んだ方が早いし確実です。担いで下ろそうとして自分も転んで怪我したら救助の手間が増えるだけですし。
ですから、事前に「担ぐ覚悟と準備」をしておくのは、現実的に担げる重さであり、かつ"担ぐ事態に陥る可能性が十分考えられる"子供(5歳くらい以下)で十分です。
>参考までにJagar39さんがお子さん連れで山へ行かれたときの行動食と非常食はどんなものをどれだけ持っていったかお聞かせ願えませんか?
行動食はあめ玉が主体です。それに"昼食"としてビスケット類。余裕があれば座ってコーヒーでも湧かして食べるし、余裕がなければ歩きながら食べるわけです。
あめ玉は好みで良いのですが、我が家は全員好みが違うのでけっこう他種類を持っていきます。それを1日分ごとに袋にまとめておいて次男に管理させ、休憩時等に分配させているというわけです。
ちなみに私は黒飴が好きなのですがカミさんが好まず、子供達が好きなハイチュウは私があまり好まない、というわけで行動食選びはいつも難航します。
ラムネ(飲料ではないやつ)は鉄板ですが。これ、喉がからからに渇いていても食べることができるので良いですよ。
チョコレート系は夏は溶けてぐちゃぐちゃになるのであまり持っていきません。秋はいくつか持っていきますが。甘納豆も良いのですが、手がベタベタになりますね。
基本的に好みで良いと思います。カロリーオフのアメはちょっと如何なものか・・・?と思いますが。
非常食は、我が家はチューブのコンデンスミルクです。極度に疲労した状態で水なしで食べることができる、という点でまさに非常食向きです。
「非常食」なので、長期間にわたり消費されないままザックの中で眠り続けることになります。単独で登る時の非常食もこれですから。(1人だったらチューブ1本あれば2週間くらい生きられそう・・)
なのでいつの間にか消費期限ギリギリ、あるいは過ぎてしまうことになるわけですが、山行前のチェックで気づけば新たなチューブを買って非常食にし、古いチューブを"行動食"に格上げします。
余裕がある時はパンを買って昼食か朝食にするのですが、荷物の軽量化にシビアで余裕がない時は、そのままチューブから飲みます。
これ、下界だととてもとても甘ったるくて飲めた代物ではないですが、山ではバカ受けです。
この回答への補足
スミマセン。お礼へのスペースが文字制限で足りなくなってしまったのでコチラへ。下記お礼文の続きです☆順序が反対になってしまいますが。。
>座り込んで虚ろな目をしてぶつぶつと訳の分からないことを呟き出したり、泣きながら前のめりに倒れ込んだり、とか
そんなことこないだされたら(かなり似た状況な部分もありますが..笑)まじで不安にかられます。プチパニックです。あやうく担いじゃうかも。。?です。でも一度担いだら学習するので味をしめますよね。本当に子供って・・ちゃんと見てる。。(T_T)演技もできるし、人を見るし(人によって態度:甘えの度合いを変える)、体力も潜在的にあるし・・・。まさに天才ですね。だから、なんだか「動物っぽい」てゆーのはすごくわかります。逆にその方がわかりやすいです。!
>そうやってやっとの思いで(親の精神力も限界に近い・・)テント場に辿り着いた
>・・・というわけで行動食選びはいつも難航します
良かったぁ・・Jagarさんでもビックリしたり(?)悩んだり(?)されることがあるんですね 笑。今までのアドバイスや他の方への回答に、的確にしかも詳細に答えられてるのを拝見していて、すごく何と言うのでしょうか、雲の上の人というか。山でも完璧に且つ冷静に判断して、ある意味ロボット的というか機械的というかそんな完璧なイメージがあったので。。人間ぽいんだな~って。なんだかJagarさんが獣医さんとお聞きしたのもあってか(?)勝手に益々親近感が沸いてしまいました(#^・^#)スミマセン。話がずれて。。。
アドバイスを読ませていただくと行動食は行動するだけの糖分が補給できれば良いという感じですね。お腹いっぱいになるというよりは。。ソコ理解に苦労しそうだな..ウチの子。。(特に4歳は←食い意地家族内一番)満腹感が得られないと行動中ずっと文句言われそう(~ヘ~;)その辺、工夫が必要ですね。無い頭絞って考えます!ありがとうございました♪
連日のアドバイスありがとうございます☆
>気温8℃で強風、というのがこの季節ではごくごく普通の状況です。その中に3時間半いたに過ぎない。
いわれてみたら本当にそうなんですよね。
秋の山がこんなにも寒いとはちょっと考えが甘すぎたと反省(再び(--;))しました。だけど考えてみたら、東京でも紅葉が始まっている頃は既に寒いし、木枯らしも吹けばコートもマフラーもして出歩いてるんですよね..本当によく考えればわかるトコなのですが出かけた時は関東はまだ蒸し暑く、昼間は半そででも出歩けそうな陽気だったのでなんだか脳が麻痺してたようです。今回のことで勉強になりました。そしてそんな今もノースリーブでお礼を打っているところです。暑い~
>いくら子供でも、この状況では低体温などの危険な状態にはなりません。人間、そんなにヤワではありません。
確かにそうですね。実は私、昔看護師(人間の方です(笑;))をしていたので結構そう思うことはよくありました。意外と人間はそう簡単に死なないというか、死ねないというか。師の淵まで行ってた患者さん(しかも老人)が帰ってきたりなんかは当たり前で、10時間以上の大手術(これまた老人)をした人が二日後には歩いてたりとか生命力のすごさには日々驚いてました。でも、その一方であっという間に死んでしまう人間の弱さも見てきたので今回はそちらが余計にプレッシャーになったのでしょう。(まだ50前半の紳士が3分前に見た時は元気だったのに次見に行ったらせんべいを喉に詰まらせて土気色になってたとか、肝臓を患って家族を置いて40代で先立つ人などナド)・・・と言う訳で、Jagarさんが獣医さんだと聞いて勝手に親近感が沸いてしまいました 笑(^^;)
よく考えたら「泣ける内・食える内」はまだ、それをするエネルギーがあるってことですもんね。まぁ、これも下の子のことですが、胃腸のカゼにかかった時、飲んでも吐いての繰り返しで結局脱水っぽくなり、病院で2本点滴をしてもらいました。その点滴を刺す時でさえチクッとしたのにピクリともせず泣かずわめかず、目がウツロでしたから。それだけしんどかったんだなぁって感じたのを思い出しました。例えは違えど結局そーゆーことなんですね。
No.6
- 回答日時:
子連れ登山してます。
○基本的に無理な山は登らせない、というのがあるのですが、それでもちょっと背伸びした山にも登ってみたり、天候などいろいろありますので、子供の様子見ながら敗退決定しています。
キリがものすごく深くて、子供が怖がってしまい途中で敗退した、なんていうのもありますし、雨の確率がえらく高く、しかも明らかに雷様がきそうな予報だったので、そもそも現地に行かなかった、というのもあります。
子供の体力精神力は個人差があるのであまり参考にはならんかもしれませんね。
○ 家族構成で早朝出発ができない、とありますが、荷物のパッキングは一部を除いて前日に全部済ませておけばよいですし、早朝出発すれば渋滞に巻き込まれる確率も減ります。私はスキーに子供を連れて行くときや、遠い山に連れて行くときは、子供を寝たまま車に乗っけて、深夜3時とかに出発してます。
先日、7歳と11ヶ月(背負子)の子供と3人で、高尾山に登ってきましたが、現地到着はほぼ日の出の時刻です。途中子供にミルク飲ませたりしつつ、のんびり登って降りてきましたが、それで下山は朝10時です。7歳の子供だけなら、電車で行きますので到着時間は遅くなりますが、それでもそんなに遅くから上り始めたりはしません。もう少し早めに出立したほうがよいと思います。
○御提示の状況でしたら、いつの時点(orどこ)でお昼を食べられて、どういう風に登られますか?もしくは探勝路だけにしとくとか登らないという決断をどこで下しますか?とありますが、悪天の場合はすでに回答が出ていますが、行動食で凌ぎます。(カロリーメイト。粉っぽいのがいやですが、4本入り1箱400kcalが168円くらいですし。)余裕があれば、バーナーでうどん作ったりしますが、吹き荒れている状態ですとあきらめます。
○うちの上の子はあまりハードな状況にさらしたことが幸いなことに今まで無いのですが、今のところ山が大好きになっています。一度すごくハードなコースで、帰り疲れてしまって大泣きしたことが一度ありますが、今となってはいい自信になっているようなので、子供というのはよくわからないですね。ということで、せっせと下の子も背負子を手に入れて山につれ回しています。子供さんたちが山好きになるとよいですね。
御礼が遅くなってしまって申し訳ありません。
回答ありがとうございます。
出発時間は既出の皆様のご指摘の通りで猛反省中でございます。。(*m*;)
行動食についてもこれから状況によっては取り入れて行きたいと思いました。
昼食をどうしても食べなければいけないもんかと今までは思っていたので。
(エネルギー補給と体を休める為に。。)でも必ずしも必要ではないんだな~って
今回のことで皆さんからアドバイスを頂き、更に本も読み返して
勉強になりました。ありがとうございます。
一応、今のとこ子供達はもう二度と行きたくない!イヤだ!とは言ってないので
キライにはなってないかな~と思います。かといって山好きな子か?と、聞かれたら..
微妙ですが。。(-;-)4歳の子は下山直後から「も一回ピクニック行こうね~」と
早々に言い出してて、今日もまた「行こうね~。次また頑張るよ~♪」とは言ってくれてるので大丈夫かなぁ。。なんて甘いかしら?山に着いたらいきなりヤダー!とかにならなければそれで良いのですが。。本当に子供はわからないですね 笑

No.5
- 回答日時:
一歳の子連れで登山しています。
私たち家族の場合は、登山の行程は余裕を持って、普通の人の倍の時間を想定して予定を立てます。
朝早く出発し、下山が日暮れになるのは避けます。(朝早くても、子供は車の中で寝ているので気にしません。朝食は持参したり、買ったりして途中で適当にすませます。)
早朝出発が無理な場合は近場の余裕のある山に変更します。
先日の連休は徳島の剣山へ行ってきました。標高1955mの山です。
その時は午前三時に家を出ました。一歳の子供は起こさずにそのままそっと毛布にくるみ、寝たまま車内に持ち込みました。
午前9時には登山リフトに乗り、登山開始しました。
気温は低かったものの快晴で登山日和でした。(防寒対策はしていました)
ですが、登山開始一時間半後、山頂付近は強風、気温低下で子供が大泣きし、泣きやまないため、山頂から早々に引きかえし、風のあたらない山小屋に避難しました。予定では山頂からその先の峠まで行く予定でしたが、あまりの強風と冷たさで子供が震えていたため止めました。
結局その日は小屋で子供の機嫌が直るまでゆっくりと過ごし、その後下山しました。
どの時点で引き返すかの判断は子供のぐずり具合と体調を見て判断します。
台風、大雨や洪水の後で道が分断されていたり、倒木や土砂崩れなどが起きて危険があると判断した場合には登山自体をやめます。
天候が悪い場合もそうです。
子連れの場合とそうでない場合とに限らず、自分たちが危険と判断した場合、あるいは時間や体力的に余裕がなく無理と判断した場合にはいつでも引き返します。
御礼が遅くなってしまって申し訳ありません。
回答ありがとうございます。
>引き返すかの判断は子供のぐずり具合と体調を見て判断します。
1歳の子の場合は、やはりこの辺りが判断の基準になるかもしれませんね。
今回、ウチの場合は上二人がグズグズで一番下の子は寒くても顔赤くても
終始ご機嫌さんでしたので判断の基準にはならなかったかも(T_T;)
とにかく、一番は余裕のある登山計画が大事ということですね。
皆様のご指摘どおり。。(・m・;)シュン..
ありがとうございます。。
No.4
- 回答日時:
登山歴30年です。
家族連れ登山も次男が5歳の頃からしています。
まずご質問内容を読む限り、客観的に見てたいして危険な状態だったとは考えられません。この時期の山としてはごく普通の条件だったわけですから。そりゃ天候が悪化したり道に迷ったりといった"危険"とは紙一重なわけですが、そんなのは夏の快晴の時でも同じです。
質問者さんがかなりのプレッシャーを受けたのは、単に質問者さんの登山経験の乏しさによるものです。子供さんも山馴れしていないですから、まあ確かにちょっと過酷だったかもしれませんね。
でも、質問者さんのお子さんの"体力"は存じませんが、普通の子供はこの程度の状況には楽々耐える力は持っています。
いずれにしろ、山行を重ねて馴れてくればもっと適切な対応ができるようになるでしょう。またお子さんも山に馴れればもっとたくましくなります。
という前提の上で、いくつか指摘を。
まず16時帰着はやはり遅いです。
行動終了は夏山で16時、日が短い秋山だと15時が原則です。子供連れならさらに1時間の余裕は確保した方が良いです。すなわち、夏山で15時、秋山で14時までに行動を終了する計画を立てる、ということです。
子供で気をつけなければいけないのは、「限界が突然訪れる」ということです。子供は大人みたいに段階を追ってバテてはくれません。今の今まで元気に走り回っていたのに、突然ぱたりと動けなくなるのが子供です。いつ動けなくなるかはなかなか読めないので、これも大人側の経験値が重要になります。
本質問を読んだ限りでは、私は譫言だろうがなんだろうが「喋れるうちは大丈夫」と思いましたが。ただしもう30分行動していたら喋れなくなっていた"かも"しれません。まだまだ2時間は大丈夫だったかもしれませんし。
なので、60歳にもなった大人は自分の身は自分で守ってもらうとして、4歳のお子さんは「いざとなったら担ぐ」準備はしておいた方が良いでしょう。背負子を用意しておく、というのではなく、まあいろいろ方法はあります。ザックを1つ空にしてショルダーストラップをいっぱいに伸ばせば子供の1人くらい楽に担げますし、いろいろ工夫はできるので、そのためだけに背負子まで用意する必要はありません。
それと1歳の子ですね。
背負子で担がれている1歳の子は、自分では動かないのでなおさら寒いです。1歳の子の防寒対策は、歩く子供以上に暖かいウエアが必要です。
コース設定ですが、何もいざというとき「全員担いで下ろす」必要はどこにもありません。助けを呼びに誰かが走っても良いわけですし全員でビバークする手もありますし、誰か1人付き添いに付けて他のメンバーは助けを呼びに走る、という選択肢もあります。
山でピンチに陥る時は、その陥り方もいろいろですし、それに対する対処法も1つではありません。コース設定について自分でいろいろな縛りを入れるのは自由ですが、とりあえず肝心なことは「夏なら15時、秋なら14時に下山できるコース」ということだけです。
ウエアについては別質問を立てておられるので、そちらの方に回答します。
食事ですが、私は「昼食」はあまりまともなメニューは用意しないことが多いです。今回のように風があって寒かったりするとゆっくり腰を下ろして食事を取りづらくなりますから、基本的に昼食はビスケットなどの最悪「歩いたままでも食べられるもの」にしています。これは家族連れ登山でも同じです。まあ山岳部時代からの習慣なのですが。
天候が良かったり風を避けられる場所があったりすれば、バーナーで温かいスープを追加するくらいです。
ちょうど昼時に良い場所がなくてビスケットを囓りながら歩き、その後風を避けられる良い場所があったのでスープを入れて飲む、というような場合もあります。
こういうのを「行動食」と言います。山岳部やワンゲルなどでは「昼食」はなく「行動食のみ」というのが標準です。なのでその行動食も、朝出発する時に各自に分配して、各自好きな時に歩きながら食べているわけです。我が家はそこまでしませんが・・・
長らく、「行動食の管理」は次男の仕事にしていました。その日の行動食は次男のザックに入れて、休憩毎にパーティー(家族ですが)に分配するという仕事をさせていました。とにかく何か「仕事」をさせると。
まあ、登山形態にもよるのですが、昼食の取り方は考え直した方が良いでしょう。雨が降ったり風が吹いたりして「ゆっくり座って食事を取りづらい」状況は普通にあり得るので、「行動食」スタイルも取り入れた方が良いと思います。(10月の那須なんてまさに)
それと子供を甘やかす必要はさらさらないのですが、最初からあまり辛い目に遭わせると「山を嫌いになってしまう」恐れがあるので、最初のうちはお手柔らかにした方が良いでしょう。
山の厳しさを教えるのはおいおい・・・で良いです。
あとは親が勉強して経験も積み、自信を持って行動できるように早くなることですね。親が不安な気持ちでいると子供にも伝わりますから。
回答ありがとうございます。
行動開始が遅すぎるのは他の回答者さんからのご指摘のとおり、もっと肝に銘じてちゃんと計画を立てて行こかなければならないなと反省しました。(_ _m)
>お子さんの"体力"は存じませんが、普通の子供はこの程度の状況には楽々耐える力は持っています。
そうなんですね。あれが結構やばい状況ではなかったのですね。。なんだか一安心した気分です。一応、9歳の子は今年富士山頂まで楽々行って来た体力はあります。4歳の子は8月に茶臼岳で山デビューしたばかりですが普段から歩くのは好きで年齢の割には長距離を歩ける子です。
>子供で気をつけなければいけないのは、「限界が突然訪れる」
そうだろうな・・と私も思っていました。風邪引くのもあっという間だけど治るのもあっという間だし、いきなりうごけなくなったらどうしよう!?って不安に駆られて。。だから「ビール」と言った時はホントビビリましたが、子供の【本当にダメになったときの基準】がわからなくて余計に焦ります。勿論、その子の体力や状況によって違うことは理解してますが。。
Jagar39さんの「喋れる内は大丈夫」の基準はどこから来るものでしょうか。実際、お子様がそういう状況になられたことがあるとか?又はそういう状況を大人でも経験(見たり聞いたりでも)されたことがあるとかですか?・・・というのも、体温が低下して動けなくなる、疲労凍死..等良く聞きますが。実際にはどうなるというのは本やネットでは詳しく書かれてなくて素人の私達には想像しにくいというか。頭では充分理論としてわかってても、実際、そういう状況になったら体の反応として具体的にどうなるという情報は少なくて。
例えば、肩や背中の痛みがある場合、歯の痛みが続く場合などは心筋梗塞の前兆だったりするときもある。みたいな、、こういう体の反応は本人が全く大丈夫だと思ってても、意外とこーゆー症状もしくは状態の前兆なのよ。。っていうような。
昼食・休憩についてもお勉強しなおさなきゃいけませんね・。。
参考までにJagar39さんがお子さん連れで山へ行かれたときの行動食と非常食はどんなものをどれだけ持っていったかお聞かせ願えませんか?帰ってきて読んだ本に行動食の事がかいてありました。。行く前に読んでおけばよかった~(T_T)

No.3
- 回答日時:
一応、登山歴は30年ほどで北アルプスなども登っています。
十分無謀ですね。その状態で帰り道に少しでも迷ったら
そのまま遭難。一家全滅と翌朝の新聞紙上を賑わすことになりかねません。
(那須あたりであれば、まず問題はないのでしょうけど、
そこで油断していると足元をすくわれるのが山の怖いところです
霧にまかれてルートを失う、急な降雪で体温を奪われるなどもあるわけです。)
うちの地元関西でも裏山ハイキングののりの六甲山でも
毎年1.2名の遭難死亡事故が起きているのです。
まず、山行のコースタイム設定は
同行者全員を担いで降ろせるくらい余裕のあるところにしか行きません。
この場合、60歳の人を誰かが担いで下ろせるところまでとなります。
子供が3人いたら夫婦二人で2往復担いで下ろせるところとなります。
秋山は日の入りも暗くなるのも早いですから、
基本的には2時に安全な地点に降りてこれるように
スケジュールを組みます。
絶対に道に迷わない、天候に恵まれている、同行者の体調も万全
という条件でも3時には下山する予定を組みます。
今回の場合は、上のお子さんの状態に異常を感じた時点で引き返すので
正解で、弱音を吐いてもまだ進んだというのは、かなり無謀に感じます。
また、装備が貧弱だったと分かった時点が、
そこそこで引き揚げるという決断も必要です。
まあ、当初予定の40分が限界でしょう。
行きは準備が無理といわず、深夜に子供を寝かせて出発するくらいで、
朝1から山に入るというのが、一番いいやり方です。
渋滞もありませんし、早目に降りて、午後からは温泉でまったりでいいわけですし。
ご指摘ありがとうございます。
みなさんがおっしゃるとおり、早め出発・下山は鉄則ですね。
今回は、迷ったりということはなく無事降りてこれたから良いですが、
娘が動けなくなってたら。。なるかも。。??との不安なきもちと
隣り合わせでいる私は気が気じゃありませんでした。
夫(山を知らない=自国に山が無い:陽気なイギリス人)や山で雨に合ったり悲惨な目にあってない体力を過信している60の父など、勿論、子供も含めて一緒に勉強しないといけないな。。と今回強く思いました。いつも私独り、焦って不安になって。。出発や下山時間を気にして。。じゃいけない!と思いました。皆で登るのだから、皆で意識をあわせないといけないですよね。
ちょっとそこら辺にピクニックに行くのと訳が違うんだから。。
山は危ない、危ないと夫や子供に言ってはいても何がどうして危なくて
だからこう計画をたてないといけないんだって詳しく話していたか?と聞かれたら
??マークが残ります。
今回そこに気付かせていただいただけでも収穫です。
本当にありがとうございます。
本当に、基本的なことですが、できてなくて。。準備に時間がかかって早く出れなかったのももしかしたらそこに原因の一端があるかも。。そんな気がしてきました。夫婦の会話・・少ないけど。。山に行く時は命を守る為に密にしなくちゃいけませんね。。。反省(*_*)
No.2
- 回答日時:
登山経験はないのですが、お子さん連れと言うことで・・・。
10歳以下の小さい子どもは体が小さいので冷えやすいです。風が強く体温を奪われやすい状況でしたら、体温と共に急激に体力も奪われていってしまいますので危なかったのではないでしょうか?とりあえず食べることでまた体温が少し上がったと思われますが、下山されて正解だったと思います。
小さい子どもを連れている場合、大人の計画に合わせるのではなくバットコンディションが1つでも有った場合は、早急にあきらめる潔さが大切かと思います。
回答ありがとうございます。
やっぱり子供の状態は危なかったのでしょうか。
あまりに風が強く、そして寒そうであれが山では普通なのか
危なかったのかの判断が私には難しかったので
皆さんのご意見を伺えて参考になります。
私は1時間程で尾根に出た辺りでもう、引き返しても良いかな~
って思っていたんですが、、60の父は自分も元気なのもあって
まだまだ行けるーとズンズン進んでしまって。。
そーゆーのを調節するのも難しいですね。。
今後の課題です。
ありがとうございます。
No.1
- 回答日時:
>16時下山は遅いのは十分わかっているのですが。
。家族構成上、あまり早朝出発は出来ない
この段階で無理です。
余裕を持って行動出来ないならやめておくべきですね。
山をナメてはいけません。事故になってからでは遅いですよ。
多分、今回の件で子供さんはイヤな思い出しか残っていないのでは?
回答ありがとうございます。
・・・やっぱりそうですよね。そのご指摘来るの想定してました。
おっしゃるとおりだと思います。言い訳してないで、もっと肝に銘じなきゃ・・!
一応、もうイヤ!とはなってないので大丈夫かな~とホッと胸を撫で下ろしてますが。。もしかしたら次、山行くよ~ってなった時、突然思い出すかも。。ですよね。気をつけないと!
ありがとうございました!
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