生理と胃の病気の関係性？

毎月やってくる生理の際、必ず胃の激しい痛み（胃痙攣）に襲われます。
何度か婦人科や胃腸科（触診のみ）にも行きましたが、原因が分からずにいました。

生理と胃痛が始まると、吐き気からえづいてしまい、食事も思うようにできなくなり、
ほんのわずかな振動でも、胃をわしづかみにされ、唸ってうずくまってしまうほどの痛みが起こる為、
仕事を休んだり、各所に影響がでてしまっています。
ブスコパンも飲みますが、あまりこれという効き目はありません。

先ほど、再度婦人科へ行ったところ、婦人科の病気で胃に症状が出ることはごくごく稀だから、
まずは胃の病気を調べるために胃カメラを飲みなさいと、胃腸科を紹介されました。

今週末にでも紹介された胃腸科の診察を受けるつもりですが、
生理の時にだけ、強い痛みや、吐き気など症状が現れる胃の病気というのはあるのでしょうか？

胃にも何も病気がない場合、他に何が考えられるのでしょうか？
どこに行ったら詳しいことが判明するのか、どういう対処を取ればいいのか
同じような症状でお悩みの方、ご存知の方がいらっしゃいましたら、
ご助言いただけますと助かります。

毎月生理が近くなるといったいどうしたら症状が軽くなるのか…、
仕事でどうしても休めない状況になったりすることもあるので、生理のことを考えるだけでも憂鬱です。
（ホッカイロなどで暖めても、横になっていても症状が和らがないため。）

No.1 ベストアンサー 回答者： albert8 回答日時： 2009/10/21 11:40

生理の時、子宮内膜にプロスタグランジンという組織ホルモンが分泌されますが、不要になった子宮内膜を剥がし外へ排出しやすくするためです。

この時に炎症が発生しますが、この炎症の正体がプロスタグランジンです。痛みなど極めて不快な症状をともないますがプロスタグランジンを分泌しないと不要な内膜の掃除ができません。
プロスタグランジンにはいくつか種類がありますが、生理の時に分泌されるものは子宮を収縮したり動かしたり、血流量を増やしたりして炎症を起こすものです。

実は人間の臓器はそれぞれが独立したものではありません。神経のネットワークは全身に張り巡らされて繋がっています。このプロスタグランジンは子宮だけでなく他の臓器を収縮させたり血管を拡張して血流を増やしたりします。

プロスタグランジンの分泌量はその人の体調によってコントロールされます。例えば元々体温が低くて血流が悪い人や心や体のストレスが強くて血管が収縮、血流が悪い人などはプロスタグランジンの分泌量を増やさないと目的を達成できません。そのために臓器の収縮や血管拡張作用が強く、つまり炎症を強くする必要があることになります。これが痛みとなって現れます。そうすると例えば胃などでも元々血流が悪くて働きが悪い臓器にもその影響が現れることになります。血流を確保するために胃の収縮が強まって激しく動くことにもなります。

質問者さんだけでなく、生理前、生理中に胃痛や頭痛など他の臓器のトラブルを訴える人はいます。生理が終わればケロリと治まります。

日頃から入浴、軽い運動、着るもの、食べ物に注意してしっかり体を温めるようにしておいて下さい。また、もしも心や体のストレスが多ければ体は冷えますので、直ぐにどうこうできなくてもできるだけ減らすように心がけることも必要でしょう。

この回答へのお礼

とても分かりやすく、かつ丁寧にご返答頂きましてありがとうございました。
”プロスタグランジン”という名前はネットで検索した際に、何度か目にしたことはありましたが、
このような働きをするものとは詳しく知りませんでした。

最近では生理時に熱がでたり、発熱時におこる節々の痛みなど出てきていたため、
何か病気にでもなってしまったのかと不安でした。

生活習慣を見直すところから始めないとならないですね。
（残業続きでストレスのかかりやすい職場なので…）

とてもよく理解できました！本当にありがとうございました！

お礼日時：2009/10/22 12:38