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カラーレーザープリンタを使用しておりますが、
耐光性はどの程度でしょうか?
インクジェットについては記述ありますが、比較して
劣るものでしょうか。ご教示お願いします。

A 回答 (2件)

プリンタの修理屋です。



「耐光性」、これが何を意味するのか・・・・

最近は余り使いませんけど、「耐候性」という言い方はあったと思います。
ただ、これは屋外で使われることが想定されるものに対してであって、印刷物では余り使いません。
風雨や太陽光線にさらされたりして劣化してくる場合の評価ですから、印刷物にはそぐわないという事でしょう。
(看板などでは大きな問題になってきます)

さて、インクジェットプリンタで印刷したものは、インクの材料(発色させる材料)が紫外線やオゾンなどで破壊されていき、色がうせていきます。
破壊の進行は一般的に分子量の大きさと逆の相関関係があるようです。
分子量が大きければ、多少破壊されたとしても色を保つという事です。
キヤノンは、1世代前の BCI-7 シリーズのインクから分子量を大きくして耐候性を上げたとも聞いています。

他の方が参照されているページの説明でもあります通り、レーザープリンタは樹脂の粉末を静電気で紙に付着させ、加熱、プレスして溶かして定着します。

オゾンや紫外線で破壊されるのは色素成分ですが、レーザーの場合は色素成分がプラスチックの中に練りこまれていて、表面に浮くものはあるものの、大部分はプラスチックの中に存在するため、紫外線の影響は受けにくく、オゾンに関しては直接的な接触は無視しても良いくらいと言えます。

さらに、液体と粉ですから、粒子の大きさが3~4桁くらい違うはずです。それも有利に働きます。

ですから、レーザーの場合は新しく印刷したものと比較すれば分かる程度の退色はあっても、インクジェットのように消えてしまうという事は無いはずです。

なお、プリンタの解像度ですけれど、レーザープリンタは(ほぼ)トナーの粒度で決まると考えて良いでしょう。
(機械の能力は無視できませんけど)
インクジェットは逆に機械の制御の限界で決まっているはずで、元々インクなのですから本来はもっと高精細な印刷も可能なはずです。
ただ、それ以上、向上させても画質に対しての影響はほとんど無いという事で現在のような数値になっていると思われます。



機械自体の耐久性となると話は少々複雑です。
少し前の機種であれば、A3のモノクロレーザーで30万ページ、カラーで15万ページ、A4モノクロなら10万ページ、カラーなら5万ページ。
インクジェットは普及機(売れ筋)なら2万ページ程度、ローグレード機なら5千ページ程度、
というのが我々の常識的な認識でした。

最近は安価なレーザープリンタでは少し前のインクジェットプリンタと変わらない程度の耐久性に下がったものもあります。
インクジェットは更に低下しているようです。

これは、すべてコストダウンの影響です。
耐久性の高いモデルを作ったとしても、価格が下がったため相対的に修理が割高になり、買い換える人が圧倒的に多くなったために意味を成さなくなりました。
結局、コストダウンの努力は耐久性に振り向けられたわけです。
(機能的なことはすべてやりつくしたと思われます)

こう書くと、なぜインクなどの消耗品にメスが入らないのか、という疑問もあるのでしょうけど、プリンタ事業は消耗品で利益を上げる構造になっている事業ですので、そこには手をつけないわけです。
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同種の質問があります。




http://okwave.jp/qa896382.html
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この回答へのお礼

有難うございました。
参考にありました。

お礼日時:2009/10/28 19:42

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