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馬鹿な質問かもしれませんが、ちょっとした疑問があります。
グラム陽性菌をシャーレの寒天培地で培養し続けているとグラム陰性菌に変化することってありますかね?

単なる染色方法の不備かもしれませんが、陽性菌から陰性菌に変化する菌ってあるのですかね?
知識のある方、どうぞお暇なときに教えて頂ければ幸いです。

A 回答 (1件)

この問題には二つの、全く関係がない要素が混在しています。

ひとつは定義というか実際の細菌の細胞壁の構造の違いです。外膜の有無と細胞壁そのものの構造の違いです。グラム染色性の違いはペプチドグリカンの構造の違いと関係があるようですが、グラム陽性菌のペプチドグリカン層が厚いことで水に不溶性の色素ヨウド複合体がより多く沈着するという説があると思います。この複合体はアルコールにはよく溶けるので、アルコールで脱色しすぎると、グラム陽性菌も陰性菌と同じように見えます。また培養が古くなって死んだ菌はペプチドグリカンも断裂していて不溶性複合体を保持できないのでグラム陰性に染まることがあると思います。いずれにしても遺伝学的な意味でグラム陽性菌が陰性菌ンに変化することはありません。しかしLフォームという細胞壁が消失して様な特殊な状態はあるようです。Lフォームはグラム陰性に染まるそうです。
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この回答へのお礼

kaitara1さん
ご回答ありがとうございます!
そうですよね、学生時代に勉強したようにグラム陽性菌と陰性菌では構造が違いますもんね。
でもLフォームというのははじめて知りました。とても勉強になりました。
もう一度確認してみます。ありがとうございました。

お礼日時:2009/11/14 01:13

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