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山谷に外国人バックパッカーが多く滞在していますが、具体的な人数をご存知の方いませんか?

A 回答 (1件)

 行政で山谷地域と定義しているエリアは意外と広く、北は荒川区は「南千住七丁目」から東は台東区「橋場二丁目」、南は「東浅草二丁目」までのかなり広いエリアです。

質問の“山谷”をこの広いエリアを前提に書きました。

 その山谷地域に年々外国人旅行者の宿泊数が増えていますが、正確な人数は分っていないのが現実です。唯一地元の簡易宿泊所の組合が2007年8月から一年間(毎月1日だけの宿泊数)行った調査がありますが、恒常的に外国人を泊めている11軒の施設だけの調査でした。組合未加入の施設やホテル・旅館営業の施設は対象外です。そのデータによると瞬間的ですが、1月1日が1年で一番多く282人で、一番少なかった12月1日で123人でした。7月から9月に掛けての旅行シーズンには延べでかなりの数が宿泊しているのは確かです。
 同時期の国の観光白書や国交省の統計と比較すると山谷地域に泊まっている外国人の国別エリアで、約50%が欧州系という結果が出ました。特にフランス人が多いのが山谷の特徴といえます。

 最近の円高や不況で逆に外国人旅行者が増えている理由で考えられるのは、(1)安い施設に外国人がシフト(2)日本人を主に泊めている“簡宿”の大型施設が日本人が減った分外国人を積極的に泊め出した(3)外国人向きに新規でオープンした施設や従来のタイプから旅行者向けへ転換する施設が増えていることが考えられます。
 外国人旅行者の数がへこむ時期がありますが、複数の情報から“簡宿”以外の旅館営業の施設も含めれば、一日平均約300泊はしているのではないかと考えてます。そうすると一年間で延べ10万泊を越える商圏が北部浅草エリアにあるということになります。
 なお、東京都が定期的に山谷地域の施設でおこなっている簡易宿泊所の宿泊者生活実態調査が今年10月1日に終わりましたが、今年から外国人を含む一般旅行者も調査対象となりました。近いうちに結果が発表されれば実態に近い興味深い資料になるのでしょう。

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