the+比較級~、the+比較級~・・・という構文ですが、前のtheは関係副詞ということなのですが、関係副詞の場合従属節で副詞となり関係副詞だそうですが、この場合の先行詞はどうなるのでしょうか?
省略されているのでしょうか?
また、theが関係副詞ならそれの正確な位置は、例えば
The higher we go up,the cooler the air becomes.
では、 higher the we go up,the cooler the air becomes.
ではないでしょうか?
ちょっとわかりづらいです。
A 回答 (5件)
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No.5
- 回答日時:
#4です。
>関係副詞と考えるとあります
[A]
そうですね。確かにあります。ありますが、その著者の方も先行詞は何かということについては説明しておられません。おそらくは、先行詞が何であるかを検討できるほど厳密な意味での関係副詞ではない、あるいはそのように厳密に文法的に構成された表現ではないということではないでしょうか。ただ、関係副詞だと考えると関係副詞は接続詞的な働きをするのでコンマの前と後とがつながれることになって文法的に足らない要素がないことになり文として完結する、その意味で矛盾がなくなる、というだけのことではないでしょうか。
御質問の英文
The higher we go up, the cooler the air becomes.
は、文字どおりには
それだけ高く行く、それだけ空気が薄くなる。
と言っているだけです。ただ単に「それだけ高く行く」と「それだけ空気が薄くなる」をコンマで区切って並べているだけです。日本語の「行けば行くほど」においては仮定の「ば」が不可欠な要素ですが、御質問の英文には「ば」にあたる単語などどこを探してもありません。
であるのに、この英文は「行けば行くほど」という意味だと英米人は言うし、思っているわけです。それはもう単なる取り決めの話しでしかないように思います。
現に、御質問の英文を次のように並べ替えたり、
(1)We go up the higher, the air becomes the cooler.
theを次のように別の言葉に置き換えたり
(2)One hundred meters higher we go up, 0.6 degrees centigrade cooler the air becomes.
などすると、御質問の英文にあった「行けば行くほど」の「ば」の意味は少なくとも完全になくなります。これらの文は単に「行く」と「低くなる」とを並べて言っただけの文です。しかも、(1)の文は、「形容詞に定冠詞theを付けるなんて、文法を知らないにも程がある。文法的に間違い。」と感じられます。
つまり、「行けば行くほど低くなる」は、theを比較級に付けてかつ御質問の語順で言った場合にのみ表しうる意味です。その意味で御質問の英文はたいへん特殊な言い方です。別の言い方をすると文法を無視した言い方です。おそらくは英語の長い歴史の中で簡単で便利などの理由で用いられ続けてきた表現ではないかと思います。
そのような表現について、「関係副詞であるのでその先行詞は何か」と考えること自体、無理があると思います。
[B]
「The Pocket Oxford Dictionaryなどにおいてはこの種のtheをadv.であるとしているのは、詳しく書けばrelative adv.(関係副詞)と書くべきところをただ簡単のためにadv.と書いただけではないか。relativeを省いただけではないか。」とお考えかと思います。しかし、これらの辞書は関係副詞はconj.(接続詞)として分類、表示しているので、御質問のtheをadv.と表示しているということは明らかに関係副詞ではないとこれらの辞書は考えているということになります。
No.4
- 回答日時:
#3です。
リンクを拝見しました。この解釈は一般的ですが、まさにこれが近代的英文法の立場なのです。リンク先および#3の回答の繰り返しになりますが、従属節にありなおかつ2つの節をつなげる働きがあるから「関係詞」、比較級という形容詞または副詞(この例文では副詞)を修飾するから「副詞」、ゆえに初めの方の the は「関係副詞」。
2つめの the や all the 比 because/for、none the less because/for については#3では特に名称を書きませんでしたが、従属節や for の句の内容を指すので「指示副詞」ということです。
これも繰り返しになりますが、the にあえて立派な名前を付けるならどちらも「指示副詞」でいいのです。なぜならお互いにもう一つの節の内容をを指して「その分・程度だけ」という意味だからです。
コンマだけでつながった「節1、節2」という “英文法的にあってはならぬとされる構造” にエクスキューズを与えるための説明が「関係副詞と指示副詞」なのです。
「the 比 SV, the 比' S'V'」という均整のとれた覚えやすい構造ゆえ文法のことを細かく言わなかった大昔から手あかがつくほど使われてきた表現です。単語を適宜入れ替えて使えば実用的にはそれで充分です。
No.3
- 回答日時:
前の方と同じくこの the は副詞と考えた方がいいと思います。
冠詞の the や 指示代名詞の that と同じように「“その”分だけ」「“それ”だけ」ということです。(起源的に副詞の the も冠詞の the も同じもの、that と the も同じもので後に分化したものです。)The higher we go up, the cooler the air becomes. という文は
the higher「その分だけ高く」どの分?→ the air becomes cooler の分
the cooler「その分だけ涼しく」どの分?→ we go up higher の分
ということで、お互いがお互いを指し、結局比例的にあるいは並行的に程度が上がっていくということです。「all the 比 because:~なのでそれだけ一層」において the が because 節を指すのと同じです。
「all the 比 because」では because 節は明確に従属節ですが、「the 比, the 比」では本来どちらが主節でどちらが従属節ということはありません。なにしろどちらも the という同じものです(指示語や代名詞が本体より前に出ることも、英語では普通にあります)。
こういう the の用法は大昔から連綿と使い続けられてきたいわば化石のようなものです。しかし近代的な文法ではこれをこのまま放っておくのは「困る」のです。
対等な関係の文(節)が接続詞や関係詞なしで、コンマのみでつながることはいけないとされています。そこでこの構文では慣用的に後ろの方が主体になることが多いので(The higher we go up, the cooler the air becomes = As we go up hiher, the air becomes cooler. *As the air becomes cooler, we go up higher はおかしい)前の方を従属節と決めてそれにつく the を関係副詞としたのです。関係詞と決めておけば接続詞がなくても文法違反になりません。
以上のように、文法の筋を通すためのものなので分かりにくいのも当然で、ネイティブ向けの(実用的な)辞書に「副詞」としか書いていないのも納得できます。
この回答への補足
http://blog.livedoor.jp/eg_daw_jaw/archives/5173 …
こういうのがありました。
関係副詞と考えるとあります。
No.2
- 回答日時:
>the+比較級~、the+比較級~・・・という構文ですが、前のtheは関係副詞ということなのですが、関係副詞の場合従属節で副詞となり関係副詞だそうですが、この場合の先行詞はどうなるのでしょうか?
関係副詞と考えない方がいいのではないでしょうか。
The Pocket Oxford DictionaryにもThe American Heritage Dictionary of the English Languageにも、単にadv.として示されているだけで、関係副詞である旨の記述はありません。
単に副詞であると考えて、「それだけ」、「その程度に」という意味だと思うといいのではないでしょうか。
>省略されているのでしょうか?
副詞であると考えて、省略されていないと考えてはいかがでしょうか。
>また、theが関係副詞ならそれの正確な位置は、例えば
The higher we go up,the cooler the air becomes.
では、 higher the we go up,the cooler the air becomes.
ではないでしょうか?
関係副詞と考えるとどんどんややこしくなります。そのようにややこしく考える必要は何もないと思います。
回答ありがとうございます。
http://blog.livedoor.jp/eg_daw_jaw/archives/5173 …
こういうのがありました。
関係副詞と考えるとあります
No.1
- 回答日時:
辞書には by how much と説明されています。
普通の関係副詞 how が先行詞なく,「~する方法」となるように,これも先行詞の意味は関係詞の中に含まれていると考えることができます。
後に SV が続くところが関係副詞の特徴です。
しかし,接続詞と考えればすむことです。
by how much のように by という意味合いも含まれています。
「~する時」という接続詞 when にしても
at the time when という前置詞+先行詞+関係副詞からきています。
by how much に置き換えられる the も接続詞とすればわかりやすいです。
the way SV とか,the moment SV なども接続詞という感覚です。
いわゆる間接疑問文となる疑問詞+(S)V にしても,接続詞という感覚で用いられています。
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