10秒目をつむったら…

現在、史記の『廉頗藺相如列傳』を読んでいるのですが、

於是王召見問藺相如曰…是に於て王藺相如を召見し問ひて曰わく

の返り点の付け方がわからなくて困っています。

 於

 是

 王

 召
二|
 見

 問

 藺

 相

 如

 曰

にすると”問”の語順がおかしくなってしまい…

 召
二|
 見
 |
 問

にすれば読めますがこれは認められませんよね?


私のわずかな知識では限界がありますので、どなたかのご教授願いたいです

A 回答 (2件)

 手元のとある漢文の参考書では、



 我

 日

 三
二|
 省

 吾

 身


(吾 日に我が身を三省す)

の例を挙げて、「切り離して読めない字(例文の「三省」など)に返る場合は、熟語の字と字との間に「-」(ハイフン)を用い、返り点はその左側に付ける。」とあります。
 類書を見ても説明はほぼ同じです。

 教-育 之 
  二   一

のように、「教えて之を育す」では意味が分からなくなる場合に「-」が用いられるようです。

 お尋ねの「招見問」は一つの「熟語」とは考えづらいですよね。
 切り離して読めるなら、切り離して読むということでしょうね。

 先の回答にもあるように、明治書院の「新釈漢文大系89」(史記九(列伝二)でも、

 王

 召

 見
  、
 問

 藺

 相

 如

 曰

(王、召〔め〕し見て、藺相如に問ひて曰く)

となっています。


 □-□-□ □
  二     一

と、三字の熟語に返る例は見たことがあるような気もするのですが、定かではありません。

 なお、「-」を外来語を用いて「ハイフン」と呼ぶのはおかしいと考えます。私は許せません。
 「竪点(たててん)」と呼ぶべきでしょう。
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なるほど、「藺相如」を受ける述語が「召見し」と「問ひて」と二つあるので、訓読しようとすると困っちゃうわけですね。


いくつか本を見たところ、「於是王召見、問藺相如曰」と読点を入れて「是に於て王召見し、藺相如に問ひて曰く」と読んでいるようですね。
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