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木が枯れそうな時、肥料をあげてはいけないのは何故でしょうか?
肥料を与えると発根が悪くなるのでしょうか?

宜しくお願いいたします。

A 回答 (4件)

木が、根っこから水分を吸い上げて栄養とするには、根っこの浸透膜が根っこ内側の樹液より薄い外側の水分を取り入れることになります。


その為には、根っこ内の水分濃度が高くなければいけませんが、木が弱って居るときは根っこ内の樹液が薄くなっています。
その様なときに、外側に栄養価がある濃度が高い水分を与えると、逆に根っこ内の水分が外に吸い出されることになってしまいます。

たとえ元気な木(植物)であっても、一気に濃度が濃い肥料をあたえると枯れてしまうのはその為です。

弱って元気が無い木は水分の吸収も悪くなりますので、葉っぱからの蒸発を少なくするために枝葉を半分ほどに落し、一気に大量の水分を与えないようにして、有る程度回復するまで肥料はあたえないようにするのが基本です。
勿論、根っこの働きも悪くなっていますので土に空気を含ませ、水はけも良くして根っこが再生しやすい状態を作ってあげることも大事です。
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この回答へのお礼

大変詳しくお教え下さり有難うございました。
とてもよくわかりました。
感謝いたします。

お礼日時:2010/01/13 19:44

弱った原因によっても多少状況は違うでしょう



過湿などで根腐れをおこして弱った
根が酸欠で瀕死、腐敗菌などが増加、根に腐敗菌が侵入・・・
根は人で言えば内蔵ですから病原菌で下痢をしている時に栄養価の高い通常食を与えてると消化・吸収は出来ず、
肥料の一部は微生物も利用しますからかえって病原菌を増やしてしまうことになります


栄養失調で弱っている
根詰まりとか土の劣化などで弱っている場合には 植え替えや土壌改良が必要です
逆に先駆植物(松類・コマクサなど)は土が肥えてくると衰えてきます
なので話しはややっこしくなります
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rimurokkuさんの回答は非常に分かりやすく、樹木だけでなく、いろんな作物にも共通している基本ですね。

すばらしい回答ありがとうございます。

まったく別の視点ですが、山の木を想像していただくといいかと思います。

山の木は誰も肥料を与えていないのにずんずん生長しています。

秋には自ら葉を落とし、それがやがて微生物によって分解され、木の栄養分になっていきます。

ですので、木の状態を回復させる一つの方法ですが、山の木と似たような状況を人工的に作ってあげる、
という方法もあります。

木の土を掘り返して何かをするというのは難しいと思いますので、ある程度掘って堆肥(完熟のもの)とか
腐葉土とかを与え、また土をかけてあげるとか、あるいは掘らなくても、木のまわりに堆肥とか腐葉土とかを与える、ということでもいいかと思います。

即効的に回復するということは難しいかもしれませんが、
時間をかけて土の状態を改善してあげれば、木の状態も回復してくると思います。
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抽象的ではありますが・・・



風邪を引いた時、ステーキや焼き肉を食べようと思いますか?
消化不良を起こしてしまいますよね?
まずは、おかゆなどから食べ始めると思います。

木もおんなじです☆
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この回答へのお礼

有難うございました。
おっしゃるとおりですね。
とても参考になりました。

お礼日時:2010/01/13 19:42

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