
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
姓氏(苗字)のかなりの数が、
出身の地名と合致することが多いです。
これは、武士が発生し、苗字をつけるときに、
自分の領地を苗字として名乗ったからです。
周りにも判りやすいので、便利でもありました。
また、漢字の表記が違っていても、読みが同じであれば、
同じ出自であるともいえます。
伊藤・伊東・井藤・井東はすべてイトウと読みますが、
全てが同じとは言いませんが、同じである確率は高いです。
織田・小田・尾田とか、例はいくらでもあります。
さて、案納という地名ですが、
これは残念ながらないようです。
(国土地理院や地図検索のHPから調べられます)
http://www.gsi.go.jp/
http://www.mapion.co.jp/
http://www.chizumaru.com/
http://www.mapfan.com/mfwtop.html
次に、案納さんという苗字ですが、
姓氏辞典等で調べますと、同じ読みで、
「安納」と言う苗字が見つかります。
さっきと同じように地図で、安納を調べると、
鹿児島県西之表市(種子島)にこの地名があるのが判ります。
地図を見ると、西之表市役所は島の西側にありますが、
それとちょうど反対側の島の東側にあるのが判ります。
安納小学校や郵便局も見つけることができます。
ひとつの可能性として種子島が、ご先祖あるいは関係者の
出身地である可能性が出てきたわけです。
もうひとつの調査方法は電話帳です。
個人名が載っているハローページはネットでは公開されていませんが、
大きい図書館では閲覧することができます。
また、職業別のタウンページはネットに公開されていますので、
個人商店等から調べることは可能です。
ちなみに、地図で調べているときにチェックできたのですが、
栃木県に「安納姓」が存在することが確認できました。
ぜひ、ご自身でいろいろ試されて確認してみてください。
私などは比較的全国に数多い姓なので、
なかなか調べにくいですが、
案納さんは珍しい性でもあるので、
何か大きなヒントが得られるかもしれませんね。
先祖を調べるって、何かロマンを感じますね。
ご参考になれば
参考URL:http://itp.ne.jp/servlet/jp.ne.itp.sear.SCMSVTop
すごくご丁寧な回答で、感激しまくりです。
早速安納で調べてみました。
安納さんはおっしゃるとおり栃木にたくさんいらっしゃいました。鹿児島との関係もあるのかもしれません。
私にとっては二つとも初耳なことでしたのでうれしい限りです。
それ以上に、皆さんからの心あるメールがうれしかったです。
(70633さん、この場を借りて皆さんにお礼を言っちゃいまして申し訳ありません)
No.4
- 回答日時:
その苗字については分かりませんが、調べ方のヒントを記します。
1、早速書店へ・・・とありましたが、むしろ図書館のほうがよいでしょう。
姓氏の研究で有名なのは太田亮、丹羽基二です。
下記の書名または著者名で調べてみてください。
市立図書館ならたいていありますし、町立でもかなりの確立で置いてます。
太田亮著「姓氏家系大辞典」三巻(角川書店)
太田亮、丹羽基二編「新編 姓氏家系辞書」(秋田書店)
丸山浩一著「姓氏苗字事典」(金園社)
教育社編「日本史重要姓氏事典」(教育社)
ついでに家紋からも何か分かるかもしれないので、自家の家紋を調べ、家紋辞典で調べてみてください。
2、「案納」でネット検索するとかなりのヒットがあります。意外と多い苗字かもしれません。
これらを注意深く見ていくと、あなたの周辺以外でこの苗字のある地方が見つかるかもしれません。そこから手がかりが得られないか探ってください。
あるいは掲示板等で直接ほかの案納さんと情報交換できるかもしれません。
お返事ありがとうございます。
家紋で調べてみました。
うちの家紋は寺院を表す卍の逆(右卍?)でした。
何か手がかりがつかめそうです。(^^)goo
No.2
- 回答日時:
少々、私の家系の話をします。
実は、現在名乗っている苗字は、先祖達が名乗っていた苗字とは異なります。事情は知りませんが、数代前の先祖が、苗字を変えてしまったそうです。この人は婿養子に来た人で、自分の元の苗字に勝手に変えてしまったと言うことです。ただ、当時の話を聞いていると、どうやら複雑な事情があって変えてしまったらしく、真相は闇の中(五代前までは理由を知っていた)になっています。
江戸時代、かなりの人達は苗字を持っていました。歴史に名を残した人物に、町人でありながら苗字を持っている人物が沢山いますよね。変だと思いませんでしたか?
実は、公称を許されていなかった、というだけで、私称は許されていたのです。つまり、正式な場で名を名乗るのは駄目だ、というだけの話なんですね。名字帯刀、という言葉をご存知かと思いますが、苗字を許されることは意外と頻繁にあったそうで、殿様から許された場合はその領内でのみ、苗字を名乗る事を許されたそうです。
室町時代、荘園に住む農民が苗字を名乗る事は、武士化する事を意味し、税を納めなくても良い事を意味しました。かくして苗字を名乗った農民達は、有力な大名との間で被官契約を結び武士化していきます(私の知る限り、上農約三割は武士化していたようです)。このようにして出来た苗字を侍苗字といい、江戸時代の農家にはこの時に持っていた苗字を伝え持っていて、明治時代に入り正式の苗字としたというケースも少なくないそうです。しかも、落ち武者や武士を廃業して農民や町人、商人になった人の子孫もいたわけでして、苗字を持つ人達が何故多いかについての説明はもう良いと思います。
私が現在名乗っている苗字は、落ち武者が名乗った偽名をルーツに持つもので、姓氏録にも出てきますし、地元の郷土史にも少しですが出てきます。面白い事に、この苗字は、姓氏録上のルーツ(秀郷流)と、郷土史上のルーツ(桓武平氏)が違います。正しいのは郷土史の方のようですが、詳しいルーツを知りたいのでしたら、郷土史の本を読まれる事をお薦めします。
たいへん詳しい回答で拝見させていただいてる間、ワクワクしました。
それと個人的な内容と、わかりやすい由来の解説が、とても参考になりました。
こういう形で歴史を教えてもらえると、次々と疑問がでてきて、とても興味をそそられます。
もっとルーツの勉強をしてみたいという気になりました。本当にありがとうございます。

No.1
- 回答日時:
日本人の多くは明治の始めまで「苗字」を持っていませんでした。
明治の始めに戸籍ができて、初めて苗字を持たねばならなくなったのです(確かそういう経緯だったと思いますが・・・)。
なので、「日本古来の」という苗字はそんなには無いはずです。
「案納」という苗字は、角川から出ている『日本姓氏大辞典』には載っています。由来までは書いてありませんが。
お役に立てない回答で申し訳ありません。
“お役に立てない”どころか、早速書店に行ってみます!!
わざわざ調べていただきありがとうございました。
もっとちゃんと自分で調べてから投稿すべきところなのに・・・。
本当にお返事も、また内容もうれしかったです。
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