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 最近、日本国債暴落説を否定する根拠として、現在の日本では、不景気の為に、銀行の貸出金が低迷している中、実質預金がひたすら積み上がっている。過剰貯蓄が貯まる一方であるわけだから、銀行は国債を買うしかないのである。すなわち「国債を買いたいお金」は、むしろ増えているのが現状。という意見を読みましたが、実際のところ、新たに発行される国債を消化できるほど、預金が積みあがっているのでしょうか? 
 個人の金融資産や貯蓄は、近年減少しているとも聞きます。また、経常収支が黒字のうちは大丈夫との意見もありますが、黒字額がすべて国内に流入している訳ではないと思います。デフレ故、お金が消費より貯蓄になりやすいとは思いますが、個人金融資産以外に、国債を消化できるお金は、いったい何があるのか、どこから生じるのか、素人にはよく分かりません。日銀が量的緩和とか、流動性を増やせば国債の消化につながるのか?あるいは、日銀が直接に国債を引き受けるとかもありえるのか、とか、考えてはみるのですが、どうにも分かりません。どなたか、教えていただければ幸いです。

A 回答 (4件)

何らかの策を打たないと暴落は不可避でしょう。



確かに現在の国債は、国内でファイナンスされているので、すぐに暴落する状況ではありません。
しかしながら、現在国債を支えているのは、過去、日本人が汗をかいて一生懸命稼いできた蓄積です。そしてそれらを保有しているのは、リタイヤした高齢者です。汗を流して働く層が減っていく日本の状況を考えると、これらの蓄積は、擦り減ってゆきます。つまり、国債の消化を海外投資家に頼らざるを得ない状況が出来上がっていくことになります。こうなると、ギリシャ問題のようなことが日本に起こってもおかしくない。
また、国債を支えている主役は銀行です(そのバックに預金者が居ます)。現在のような不況下では、銀行の健全性が厳しく問われますが、国債は今のところリスクアセットには計上されませんから、銀行も一生懸命買い込む訳です。
ところが、今後格下げが行われてリスクアセットとして看做されると、一斉に手放す動きが予想されます(個人的には、現在のような状況ではBIS規制を緩め、バブル時に規制を強化すべきと考えますが…)。

で、今後ですが、1つのシナリオとしては、敢えてインフレ、円安に導いて借金を吹っ飛ばす。高齢者の資産も一緒に吹っ飛ばして、汗をかいて働く人間にチャンスを与え、輸出大国としての復活を図る。そもそも昔生んだ価値がいつまでも腐らずに維持されているから、バブルが繰り返される。人間、何よりも尊いのは働くことにあるのだから。
もう1つのシナリオは、移民政策をとって消費税を増税する。これが実現すれば、ソフトランディングも可能かもしれません。金融ビッグバンならぬヒューマンビッグバン。お金の世界で出来たことが、人の世界で出来ないはずがない。

いずれにしても、個人として生き残るのに、ラクな道は用意されてないようです。。。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
なんとかソフトランディング出来る様、政治家には頑張ってもらいたいのですが、今の政治を見ていると、かなり悲観的な見方しか出来ませんね。せめて、何があっても飯が食えるようにしておきたいものです。

お礼日時:2010/03/05 19:58

回答ではなくて申し訳ないのですが、質問者様は日本国債暴落を恐れているのでしょうか?


率直に申し上げておきますと、関東大震災(火山の巨大噴火など)クラスの事態にならない限りこの2、3年で国債価格が暴落するとは考えていないんです。
さすがにM9クラスの関東大震災クラスだと国債価格が危ないかも知れませんが・・・
今回の金融危機ではむしろ円高になったはずです。
それに財政赤字は日本だけでは有りません、本当に怖いのは「財政赤字+経常赤字」のダブルの国です。

よく言われるのが「日本の財政赤字が大きいのでドルを買いましょう」ですが、これは間違っています。
米国の方が状況は悪いのです。
日本のみならず、世界各国の状況も見てみましょう。

それから、本当に怖いことは国債価格の暴落では有りません、現在問題になっているのは給与所得の激減や失業の筈です。
仮に国債価格が大暴落するような事態になった時は「働くこと」が最も重要なリスクヘッジ手段になります。
だから、職を失うことが最も怖いのです。

質問分からだけでは分かりませんが、私の場合は日本国債暴落説否定している訳ではなくて、直ぐに暴落する事態にはならないでしょうと考えています。
まずは、参考URLで2008年国債暴落説を信じた人のQ&Aが有りますから読んでみてください、これは今から4年以上前に投稿された物でして、今と状況がよく似ています。
実は2008年国債暴落説を信じて外国債券を買った人は円高でみんな損をしています。
過去のQ&Aを読むだけでこれだけの事が分かります。
本当に怖ければこの本を読んでみては?「超簡単お金の運用術(山崎 元)」、これには国債暴落説についても触れています、お金の運用だけではなくてこう言った説の真実を読み取るにはどうしたらよいかを見抜く知恵が書かれています。

勿論、私が言っていることも将来の事なので100%ではないので、最終的な判断は自己責任でお願いします。
将来のこと(国債暴落説)を考えすぎるよりは、現在の仕事を大切にする事の方が重要で国債暴落が本当に起きた時でも対応がとれるようになります。

参考URL:http://okwave.jp/qa/q1548395.html
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ご紹介の本、さっそく読んでみます。
私の場合、公共事業的な仕事をしているので、暴落=仕事が無くなるかも、という不安は一応あります。(性格は楽観的な方なので、ご心配なく)なので、リスクヘッジ手段として、少ない貯蓄ですが、暴落対策としての資産運用を考えています。ついでに儲かれば、やってみたい事もありますし。で、国債って金利が0%未満にはならないし、いずれ今よりは金利は上昇するので、今の売値で長期間キープ出来るなら、空売りは最もリスクのない投資かと思い、CFDの日本国債ミニを考えたのですが、ロールオーバー時に、売値のままキープする事が出来なさそうで、あきらめたところです。やっぱ簡単確実な資産運用ってないですね。(笑)

お礼日時:2010/03/10 00:06

楽観的なエコノミストや経済評論家はそんなことを言うかもしれませんが、日本の場合、発行している国債のほぼ全てと言うほど、国内の銀行を初めとする金融機関と生保などの機関投資家で賄っています。



日本国民の金融資産(預貯金)などもまだ余力はあるでしょうし、国として保有している外国債や外貨などの資金もあるので、この2~3年で国債が暴落することは無いと思いますが、今の財政状況は改善の糸口すら見えない状況です。
つまり八方塞がりの状況なのです。

マスコミなどメディアは、全てを視聴者や読者に伝えることなく、一部分だけを抜き出して情報を流します。

暴落否定論者も結局は、「このままの状況ではマズイので、『暴落する!』と囃し立てないで、まだ大丈夫な間にしっかりと対策をすべし!」と言います。
単純に暴落しない!と言っているのでは決してありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
私も、今すぐにでも暴落と考えている訳ではありませんが、財政の黒字化は、ほとんど不可能に見えますし、個人金融資産1500兆円といっても、預貯金はそのうちの800兆円位だったかな? とにかく、個人的には余力があるとはどうも思えないし、世界一位の債権国といっても、特に米国債など、やたら売れるはずもない、と考えると、いったいどこにどれくらい、今後の国債を買い支えるお金があるのか?が疑問な訳です。それがあるなら、とりあえずまだ当面は大丈夫、と考えられますが、他にはないよ、となれば、2,3年のうちに暴落、もありえると思う訳です。

お礼日時:2010/02/27 10:30

私は門外漢です。

こんな本があるので読まれてはいかがですか?
  幸田真音「国債不達」
もしかしたら、若干文字が違うかもしれません。恐ろしい内容です。
彼女の(多数の)本は間違いなく役に立つと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
さっそく読んでみます。

お礼日時:2010/02/27 10:33

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