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例えば「この本は芸術的価値が認められている」と「~価値を認められている」は表現しようとしていることに違いはあるのでしょうか。また、この文はいずれも受身形ですが、能動態はどうなるのでしょうか。
初歩的な質問ですが、外国人に質問されて困っています。宜しくご指導下さい。

A 回答 (6件)

違和感を覚えなければOKだと思います。



(1)この本は芸術的価値が認められている。
「この本は」主語ではなく題目(取り出し)と考えます。すなわち「この本について言うなれば、多くの人々によって、芸術的価値が認められている」となります。
能動態にすると「この本について言うなれば、多くの人々が、芸術的価値を認めている」
になります。

(2)この本は芸術的価値を認められている。
(1)と同じ考えでいくと、「この本について言うなれば、多くの人々によって、芸術的価値を認められている」となります。能動態であるにもかかわらず、主語がないので受動態の戻せません。「この本は」を主語と考えると、能動態は「多くの人々がこの本を芸術的価値を認めている」になり、文法的に間違いになります。
しかし、なんとなく(2)も正しい気がします。
それは多分、元の能動態が「多くの人々がこの本に芸術的価値を認めている」だと思います。
この文を「この本」を主語にした受動態にすると、「この本は多くの人々によって芸術的価値を認められている」になります。

「認められている」ではなく「認められた」にすればすっきりします。
(1)この本は芸術的価値が認められた。
(2)この本は芸術的価値を認められた。

(1)ポチは餌が与えられた。
(2)ポチは餌を与えられた。
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この回答へのお礼

丁寧に説明していただきまして有難う御座いました。
「認められている」はいわゆる「て」形を使って「認められる」ことの継続を表現しているのではないかと思います。
「この本は芸術的価値が認められた。」は「象は鼻が長い」と同じで、簡潔で判りやすいのですが、外国人にとっては難関のようです。

お礼日時:2010/04/16 21:41

文法的なことは詳しくないので自信はありませんが、「価値」だけでは「あるかないかは不明」ではないか、という気がします。


よって、
「この本は芸術的価値が認められている」
「この本は芸術的価値を認められている」
は、正確に言うとどちらも間違い。

「この本は芸術的価値があるということが認められている」
「この本は芸術的価値があるということを認められている」
となるのでは。

この場合、
前者は、「何が認められているのか」という述部に対して「この本は芸術的価値があるということ」である、と『[が]によって特定』しています。
後者は、「この本は芸術的価値があるということ」に関して、「認められている」という叙述をしているだけです。結論として、
「特定する」という作用を用いている点で、『「認められている」という事実に関して強く述べたい』という意図が前者のほうに強い。
ということが言えるように思います。
述部に対する訴求の程度という意味で、
水を飲みたい

水が飲みたい
の違いに似たようなものでしょう。
 
無責任なようで恐縮ですが、あくまで一素人の感想ということでお受けとめください。
  
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この回答へのお礼

丁寧なご回答を頂きまして有難う御座います。
確かにおっしゃるように、英語の場合には「価値」だけでなく「価値が(この本に)あること」とか「この本が価値を有すること」と翻訳しなければならないと思います。

お礼日時:2010/04/16 21:57

A)この本は芸術的価値を認められている。


B)この本は芸術的価値が認められている。
C)この本は芸術的価値は認められている。
D)この本は芸術的価値も認められている。
E)この本は芸術的価値まで認められている。
F)この本は芸術的価値さえ認められている。
G)この本は芸術的価値で認められている。
H)この本は芸術的価値のみ認められている。
I)この本は芸術的価値だけ認められている。
J)この本は芸術的価値から認められている。

ほかにも、でも/では/さえも/だけが/からは/によって、などいろいろ入ります。「を」が入っても何ら不思議はありません。もちろんそれぞれ意味は違いますが。
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この回答へのお礼

ご回答を頂きまして有難う御座います。
助詞にはいつも悩まされていますが、上手に使い分けることが出来れば便利な品詞だと思います。

お礼日時:2010/04/16 22:11

> 「~価値を認められている」



確かによく聞く日本語ですが、文法的に言うのなら、

価値が認められる
価値を認める

が正しい日本語です。従って、「~価値を認められている」は間違いです。
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この回答へのお礼

ご回答を頂きまして有難う御座いました。
参考にさせて頂きます。「(この本に関しては)芸術的価値を認められている」は一般的な評価、「(この本には)芸術的価値が認められる」は所見の感じがします。

お礼日時:2010/04/16 22:52

A)この本は芸術的価値を認められている。


B)この本は芸術的価値が認められている。

文法的にはどちらも正しいとおもいます。B)は「~は~が」構文といわれるものです。
意味的にはほとんど同じではないでしょうか。
あえて言えばA)には「認めている人々」の存在が暗示されるのに対し、B)は本について叙述しているように感じます。人により語感に違いがあるでわかりませんけど。

能動態は
A’)この本は(人々に)芸術的価値を認められている。
B’)この本は(人々に)芸術的価値が認められている。
と考えて、どちらも
C)(人々は)この本の芸術的価値を認めている。
だと思います。

C)をそのまま受身にすると、
C’)この本の芸術的価値は(人々に)認められている。
「この本」を「は」で主題化し「芸術的価値」の助詞を「を」「が」に変えたのがA)B)ということでいかがでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答を頂きまして有難う御座いました。
日本語の場合には英語と違って機械的に受動→能動に変換するのが困難であると感じました。「価値を認めている」と「価値を認められている」いずれも不自然に聞こえないのは不思議です。

お礼日時:2010/04/16 23:15

文法的に言うと、


(1)「この本は芸術的価値を認められている」が正しく、
(2)「この本は芸術的価値が認められている」は誤用です。

文節に分解すると、以下のようになります。
主 語:この本
目的語:芸術的価値
述 語:認められている(受動態)

つまり、(2)は二重主語(本と価値の2つが主語になっている)なので、文法的に間違っています。
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この回答へのお礼

ご回答有難う御座いました。
参考にさせて頂きました。論文の場合には(1)が適切だと思います。

お礼日時:2010/04/16 22:38

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