地球に接近する小天体を爆破するとなぜ駄目なのでしょうか？

地球に接近する小天体を爆破するとなぜ駄目なのでしょうか？

素人質問ですみません。
2036年に400ｍ級の小天体？小惑星？が地球に衝突する危険が有る
そんな話を聞きますが、専門家の方が爆破は破片が増え
余計被害が増すから論外と仰ってました。

しかし地球には毎年何万という隕石が落ちてきており
殆どが燃え尽きていると聞き及びます。
岩石の多い物はほとんど燃え尽きるけれども
金属の多い物は残って地表に達するなどとも聞きますが、
小さな破片にしてしまえば燃え尽きる体積は結局増えて、
地表に及ぼす衝撃も減るのではないでしょうか？
一斉に沢山の破片が降ると何か特殊な危険な現象が
起こるのでしょうか？

そもそも小惑星、小天体、隕石って何が違うのでしょうか。
地球に落ちてきさえすれば、全て隕石扱いなのでしょうか？

質問がゴチャゴチャしててすみません。
詳しい方、教えて頂けると幸いです。

No.1 回答者： pasocom 回答日時： 2010/04/15 16:32

質問者様のお考えで正しいと思います。

「専門家の方が爆破は破片が増え、余計被害が増すから論外と仰ってました。」はおそらく間違いでしょう。
もし、地球に400ｍ級の天体（これはりっぱな「小惑星」です。大きさが数ｍ程度なら「小天体」と言ってもいいでしょう。）が衝突したら、その被害は想像を絶します。これを爆破できるものならした方がずっと被害は小さくなるでしょう。
爆破すれば、天体の一部分はその爆発によって地球に衝突せずに軌道が変わるでしょう。また、小さな破片になったものは大気圏で燃え尽きるでしょう。小さな破片の中の一部は地球の周りを回る軌道に入るかも知れません。人工衛星などに被害が出るかも知れませんが、地球に直接衝突する被害に比べれば微少な被害です。
問題は、現在の人類の科学では400ｍ級の天体を爆破できる爆弾がない、ということですね(^^)。
超強力な核爆弾でもおそらくそのような大きな物体は破壊不可能です。爆弾の威力もさることながら照準合わせも現在ミサイル防衛システムも実験段階ですから。
またロケットで打ち上げたとして、万一打ち上げに失敗・墜落でもしたら、天体の衝突と同じ程度の被害が出るでしょう。
もっと科学が発達した段階で月などに防御システムを構築して、衝突天体を迎撃するような事ができるようになるかも知れません。

この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
他の方の回答などと吟味して参考にさせていただきます。

お礼日時：2010/04/27 09:35