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電源のリップルノイズ?

現在使用しているENERMAXのNoiseTakerIIがそろそろ4年目になるので、いい機会と静音化も兼ねて電源の交換を考えています。
そこで目をつけたのが同じENERMAXの、MODU87+ EMG500AWTです。
しかし、評判を見ているとこの製品はリップルノイズがかなり多いとのこと。
簡単に調べたところ、騒音として認識される可聴域ノイズではないようですが、具体的にこのノイズは、どういった部分で悪影響を及ぼす指標になるのでしょうか?

電磁的なノイズでしょうからサウンドカードには確実によくないでしょうが、それ以外の部分ではあまり想像がつかないので、質問させて頂きました。
宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

出力電圧のリップル(脈流)が大きいと言うことは電圧の変動が大きいということです。


例えば、5V出力に+/-100mV(peak to peak)のリップルが乗っていれば
電圧は4.9~5.1Vに変動しているという事です。
これが+/-500mW(peak to peak)となれば4.5~5.5Vと、より大きく変動することを示します。

増設カードやICの動作電圧は概ね±3~10%程度の許容があり、
かつ電源の出力電圧をそのままICに入力しているケースは少ないですが、
それでも電圧の変動は誤動作の恐れがあります。

また、電圧が変動した場合には同じだけの電力を消費する場合には電流が増えます。
電流の変化は磁界を変化させ、電磁波が放射されます。
普通の状態でもバンバン電磁波は出ていますが、電圧変動によってさらに増えると
変な周波数が重畳されたり、ピーク値が大きくなり
可聴ノイズや誤動作の可能性が安定電源よりも高くなる恐れがあります。


ただ、これらについては
普通は受け側(マザボや増設カード)側である程度吸収する作りになっているハズなので
極端なレベルでなければ、リップルによる動作などへの影響は気にしなくても良いと思います。


ただ、そんな事よりも気になるのは電源そのものの完成度です。
リップルが大きいと言うことは電源内の平滑化、又はノイズフィルタが十分に働いていない事を示します。
そんな設計(または製造)の品質が悪いと言うことは、他の部分でも問題が出るかもしれません。
(極端に寿命が短いとか、電解コンデンサが破裂するとか)
なので、安心と品質の観点から、ノイズやリップルが大きい電源は避けた方が無難と言えます。
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この回答へのお礼

非常に丁寧な説明ありがとうございます。
リップルは単なる電磁的ノイズの一種かと考えていましたが、本質は別のところにあるようですね。
電源の評価としてこの部分を取り上げられているのも納得です。
効率や静音性も重視したいところですが、電源として肝心の安定性が損なわれては本末転倒ですから、こちらの製品は見送ろうと思います。
(サウンドカードを増設しているので、こちらに影響がでても困りますし)
回答、ありがとうございました。

お礼日時:2010/05/27 00:24

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