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環境問題について少し。(PETに関して)
突然ですが以前、知人からPETボトルを燃やしても、ダイオキシンはでないし
ゴミの分別も無意味と聞きました。
これは実際のところありうるのでしょうか?
具体的な見解を伺いたいです。

A 回答 (4件)

PET自身は塩素を含んでませんからPETだけを燃やしたところでダイオキシンは出ません。


PETに塩素を含む化合物たとえば食塩などが付着していればダイオキシンが発生することもあるかも知れません。
あまり敏感になりすぎる必要はないですが。

ただ、PETの分別回収は別の問題です。
PETはリサイクルしやすい素材の一つであり、分別回収も容易なためです。
大量に廃棄され、ほぼ純粋なPETであるため、回収コストがあまりかかりません。
モノ自体は繊維業界で言う「ポリエステル」の一種ですから紡糸することも可能です。
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ゴミの分別が無意味だと思っているような脳では、存在価値は「無意味」だと言ってやりなさい。

北欧ではペットボトルを分厚く作ってリユースしています。リサイクルではなくリユースです。つまり洗ってもういちど使っているのです。世界はそこまで進んでいるのに分別の意味もわからないとは気の毒です。

分ければ資源、混ぜればゴミです。
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>PETボトルを燃やしても、ダイオキシンはでないし



すでにご指摘の通り。
また、塩素系化合物のゴミと混ざったとしても、現在の焼却炉は高性能なので、
ダイオキシンが合成されない温度で焼却することができます。

>ゴミの分別も無意味

分別はリサイクルのためだと考えると、無意味ではないですが、
そのリサイクルの現状を考えると、限りなく無意味に近いとも言えます。

PETに限らず、プラスチック系の素材は高分子化合物です。
リサイクルすると、高分子が低分子になり、また不純物が混ざって劣化します。
再び高分子化、純化するためには大きなエネルギーが必要であり、
元通りのレベルの資源に戻すことはほぼ不可能です。
そのために、そのような劣化した素材の需要はほとんどありません。
公園の遊具やベンチなどの素材、制服の一部が主な用途です。
どうしても供給過多になり、余ったリサイクルプラ資源は廃棄されます。
リサイクルされたPETが実際に再利用される割合は1%と推定するような調査もありました。

「回収」さえすれば「再利用」せずに「廃棄」したとしても「リサイクル」と呼ばれるのが今の日本です。

また、プラスチック製品はその素材と構造から、「軽い」ごみになります。
これはどういうことかと言うと、輸送する時の単位量当たりの消費エネルギーが莫大になるということです。
リサイクルにも輸送や再生設備の稼働にエネルギーコストがかかります。
プラスチックは特にコストがかかるのです。
ある試算によれば、1つのペットボトルをリサイクルするために消費するエネルギーを、
原油に換算すると、そのペットボトル2本分の資源になる、というものもあります。

分別だって、エントロピーの減少ですから、どうしても人的、エネルギー的コストがかかります。
コストを消費してまで、リサイクルという資源の無駄遣いをするくらいなら、
いっそのこと一般ごみと混ぜてしまって、「焚き付け」にした方がいいのではないか?
という考え方もあります。

上で述べた「調査」や「試算」は少数の研究によるもので、ろくに再試験もされていませんので
あまり中立的なものとはいえませんので、そういう見方もできる程度に思っていてください
しかし、どう見積もっても、プラスチックのリサイクルが省資源に有効であるとは言い辛いものです。
リサイクルの名目で、ペットボトルが増産されてきた歴史を鑑みるとなおさらです。

結局、リサイクル以前にゴミの排出量を減らす、そもそもも生産量を減らす、というのが一番です。
あと、欧米式リユースを取り入れるのであれば、衛生観念の違いがネックになります。
容器の内側にガムがへばりついていても(実話)、「消毒してあるから大丈夫」と言えるまでの
神経の図太さがないと、商業としてやるのはまず不可能です。
(洗浄も追求すればエネルギーコストがかかりますから)
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1)環境問題を考えるなら、ゴミの量を少なくして、リサイクルできるものは、全てリサイクルすべきです。

 
2)PET製品(ボトルだけでなく)はリサイクルの対象になっているはずです。ここスイスはスーパーの近くにリサイクル場所があり、買い物のついでに、ぺちゃんこにしたPETボトル、PET廃棄物を持っていきます。
3)PETは燃やし方で、特に低温では、Bis-Phenol A という、毒性物質を発生するので、高温で燃焼する必要があり、それに、ゴミ(色々な廃棄物の集合)を燃やすことで、Bis-Phenol A が 塩素などと反応して、ダイオキシン発生の可能性は皆無ではありません。
4)ただ PET だけ 燃焼するとすれば、ダイオキシン発生は皆無でしょうが、それならリサイクルする方が賢明です。
5)化学、高分子化学の熟練者ならいざしらず、中途半端に知っている人の意見はただ聞くだけでいいです。
6)ガラス、PET, 紙、ボール紙、PE, アルミ、鉄などの金属、油類、塗料などの化学品、植物 などは
ここチューリッヒでは、リサイクルしています。
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