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英国はなんで紳士の国と呼ばれているのですか?その歴史やいきさつなどを教えてください。お願いします!!

A 回答 (3件)

おもしろい質問ですね☆



まずは、《Gentleman》の語源を調べてみましょう。
そもそもgentlemanとは身分の高い人との意味で、5爵の身分の人を指します。
(DUKU 公爵/ MARQUESS 候爵/ EARL 伯爵/ VISCOUNT 子爵/ BARON 男爵)
要は、王族以下貴族階級の事ですね。
(現在では5爵以下であるナイトと郷士、所謂Sirの称号を与えられた人も含まれる)

そして、《紳士たるものは》と説いたのが、伯爵であり政治家・文人であった
《4代チェスターフィールド卿/4th Earl of Chesterfield,Philip Dormer Stanhope(1694-1773)》。
チェスターフィールディアン(優美・チェスターフィールド伯爵の様な気取り屋)の言葉も出来た位、当時の貴族達の間に浸透して行きました。紳士服の1つ、チェスターフィールドコートも確か彼に謂れがあると聞いた事がありますが。(自信ナシ)

教養を高めつつも決してそれをひけきらかさない、立ち振る舞いは優雅に、取り乱さない、etc...、この様に彼は紳士たる者の例えを説いていますが、そもそもこれらはイングランドが統一され封建制度が確立され行くに従い、王や王に仕える貴族(騎士)達の間に平民の上にある者としてのマナーや立ち降る舞いの精神が発生(適切な単語が思い浮かばない。汗)、重んじられる様になって、王族や貴族、それぞれの家風と言うものが生まれ、強くなって行ったと思われます。つまりは、チェスターフィールド卿は、古くからあるこれら家風やマナーをまとめ上げたのでは、と、わたし個人はそう考えています。
1214年に修道士達が集まりオックスフォード大学が創立され、信仰の下(←初期)で質素・堅実・勤勉・教養を高めて行くこのソサエティーの存在も、その時代の貴族達に影響を与えていたとも考えられます。食に関してもそうではないかと。
かつては、オックスフォードは女人禁制で、教授は生涯独身と決められていました。故に、男性だけのソサエティー内にあって、男性独自のルールやあらゆるスタイルが形成確立されて行き、王族・貴族の子息達がここで学び身につけて行ったものが、後の《紳士精神》を形成していった大きな要因の1つではないかと思います。
オックスフォード大学の歴史を学ぶ事は、中世以降の英国の歴史をも知る事となりますので、ご関心があれば一度文献をご覧になってみてはいかがでしょうか?(ここで説明するにはスペース上の問題が...^^;)
英国紳士を深く知るにはそれも必要かと思います。(ここでは説明


最後に、紳士を生み出したものは、つまり、英国の古く長い歴史と言えますね。
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この回答へのお礼

お礼遅れて申し訳ありません。回答どうもありがとうございます!助かりました!

お礼日時:2003/07/29 18:33

「紳士の国」というのは、一般的なイメージとしては、男性の大部分が紳士あるいは紳士的という事を意味すると思いますが、であれば、それは自称ではなくて、他から(ひょっとしたら日本だけから?)そう呼ばれているのではないかと推測します。

根拠は単純で、どう考えてもそう思えないからです。住んでみれば、あるいは1ヶ月ぐらい滞在してみれば、すぐわかると思いますが、控えめに言っても半分ぐらいは、いわゆる「労働者階級」と言われる人達ですから。(かつては、大多数が労働者階級に属すると言われましたが、急速に中流意識が広まっていると聞いているので、安全を踏んで『半分』にしてみました。)
「紳士の国」=『紳士が支配する国』という事ならある程度は当っている(いた?)かも知れません。例えば、普通の英国人の読む新聞は、タイムズといった日本でも有名な『高級紙』ではなくて、芸能や王室ゴシップ盛りだくさんのタブロイド紙です。伝統的に、「政治などのややこしい事は中流階級以上が悩む事」という考え方があったようで、急速になくなりつつあるとはいえ、それは今でも一部には残っていると思います。

ジェントルマンが、ごく限られた社会階層を示す言葉から、より幅広い「マナーや知性と関連した概念」に変わっていったのは19世紀頃、という考え方が多いんじゃないでしょうか?。(参考URL。参考URLの後のほうは英語ですが、その中程に、ジェントルマンの辞典での定義が、19世紀中頃に、階級的色合いが薄まっていった事が書いてあります。)

参考URL:http://www2u.biglobe.ne.jp/~olympa/sophia/no.1-p …
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この回答へのお礼

お礼遅れて申し訳ありません。回答どうもありがとうございます!助かりました!

お礼日時:2003/07/29 18:33

 質問の趣旨から言うと変な回答ですが、


私には「紳士の国と呼ばれている」という認識は有りません。
「名乗っている」とか「言わせている」と言う事なら
感じますが・・・・
 紳士に関しては、#1さんのご回答の通りだと思います。
英国紳士というスタイルはそこに由縁があると思います。

 紳士だけでなく正義とか自由と言うコトバは良い意味で使われる事が多いと思います。
文化的に他国の思想を操作する意図もあると思います。
「紳士と汚い服装(或いはコトバ)の男の喧嘩」を
見た時に一般的にはどちらが悪者に感じるでしょうか?
同様に「紳士の国vs」
スペインを追い越して世界の覇者(世界一の領地)を誇り
日の沈まない国と言われた英国が、
他の独立した国々からの尊敬や支持を得るための施策だと感じます。
奴隷制度や植民地というものは、
優しいとか穏和なといった意味のgentleとはかけ離れていますが・・・・
 現在の正義の国と言ってはばからない某国も
そのやり方を周到しているかと思います。
映画やマスメディアをつかって・・・・

PS 紳士であることは良い事だと思います。
  女性が男性に求める態度もそうでしょうし、
  対男性であっても紳士でありたいと思います。
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この回答へのお礼

お礼遅れて申し訳ありません。回答どうもありがとうございます!助かりました!

お礼日時:2003/07/29 18:33

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