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教育問題についてのフォーラムへ参加することになっております。内容として、は、学力や教育そのもののありかたについてがテーマです。あくまでも参加者の立場ですが、参加をする前に、多くの方のご意見をききたいと思いました。先日の長崎の児童殺傷事件は、ある意味、教育の問題であると思いますが、「学校教育・学習」というテーマでご意見を頂ければ幸いです。

A 回答 (5件)

まだ間に合うかしら?



学校教育、ということに絞って言いますと、二つ強く思っていることがあります。
 一つは、学校教育は知育に限定して欲しいということです。それは学校だけに要求したいのではなく、子供の躾とか精神的豊かさとかについては親が責任を持つ社会になって欲しいという意味も含めてです。自分としても子育てはそういうふうにやりたいと思っています。また自分は教師志望だったことがありますが、親が自分の子について「言うことを聞かないので殴って欲しい」と言ってくる事例はかなり多いようなのですが、私だったらその親の方を殴りたい…。
 子供の人間的成長全体を学校に預けてしまうと、教師の負担が重過ぎるという問題と、教師の質によってはある意味「人格汚染」とでも呼びたい害悪が撒き散らされます。社会全体が、教師が子供の内面に介入することを是認していると、自分の子供だけでも守りたいと思っても不可能なので、学校教育は知育教育という共通了解が社会にできるといいと思っています。知育レベルでなら万が一悪い教師にあたってしまっても、塾や親の努力で補うことが比較的容易でしょう。文面的には教師批判的ですが、学校に責任を押し付けすぎない社会をつくろうという意味でもあることをご理解ください。(知育限定の立場から、愛国「心」教育や、服装チェック的な指導などには反対です)

 二つめは、最近のゆとり教育とからみますが、これはちょっとネーミングも悪かったのではと思っていますが、本来、生きる力につながる学力の育成という目的もあったはずです。ですが、ベルトコンベアにのっているような精神的圧迫から、不登校やひきこもりがより重大な問題となって、ゆとりという表現になったのではないかと思います。この問題はほんとうは教育問題としてだけ解決できるような問題ではないですね。文明として取り組まなければならないと思います。(ここでも教育への押し付けが生じている)
 そこでゆとり教育を、これもまた学力的側面にしぼって考えたいのですが、日本の暗記偏重型の教育システムを修正しなければならないと思います。あまりにも疑問をもったり、自分で考えたりする時間がないので、そうした能力が育たず、考える時間をつくるために「ゆとり」の時間が必要とされたのだと思います。ところがゆとり教育は学力低下に直結するかのように論じられるようになりました。どうしてこうなったのだろうと考えましたが、「ゆとり」を考えたり疑問をもつという方向へつなげる方法論が教師の側になかったのでしょう。いままで暗記的教授しかせず、またそのときと試験問題に大差がなければ、思考や疑問を育む教育をなしうるわけがありません。また学校がつくる体制やルールに、生徒が疑問をもつとこまるような要素があることも問題の一つでしょう。
 したがって、学校という体制をより開かれたものとすること。暗記だけではなく総合的な知的能力の向上につながる教授法の研究。その教授法を教師に対して習得させること。そうした知力の活かされる試験問題。この四点セットがどれも欠けないように実現されて欲しいと思っています。
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高校生の子を持つ母です。


ここに至るまで、学校教育も(?_?)だけど、家庭教育も(?_?)なことがすごく多かったです。

親業は、将来その子が一人でも生きていけるように育てるのが仕事だと思っていますが、これは事柄が多岐に渡るから確かに大変です。

人に迷惑を掛けないようにする、なんてのは大前提で、生活していけるだけの収入が得られるようにすることはもちろん、社会で出会うであろう厭なこと辛いことにも耐えられる強さを身につけさせたり、傷つけられたり死んだりすることが無いように防衛思考も入れ知恵し、かといって人を疑ってばかりでは困るから、他の人と上手にコミュニケートとれるように注意したり、はぁ~、書いてたらきりがないけど、ようするにまっとうな人間にする。と言うことでしょう。
子共が親の望むとおり育っているか?と問われて、「はい、おかげさまで。」と答えられる親はおそらく皆無でしょうが、目先に囚われることなく芯から子供を愛して育てるなら、そう曲がった子にはならないと信じています。

正直言って学校には期待していません。何故なら教師にばらつきがありすぎるからです。
ごくまれに「よい先生で良かったね。」ということもありましたが、人間として間違っている言動に、子供にどう説明しようかと苦慮することがかなり多かったです。

それと、堺屋太一さんの本を読んでいてすごく納得した話があります。
よく世間で言う”優秀な人”とは、試験に良い点を取ってきた人のことだけれど、試験問題に答えのない問題は出さない。受ける側は出題者がどういう回答を求めているのかを推理し、それにあった答えを記憶から引っ張り出して回答すると良い点が取れる。しかも受験術としてわかりやすい問題から片付けて成功してきた体験から、難しい問題は避けたがる傾向がある。
しかし、現実の社会はご存じの通り、回答のない問題ばかりだし、難しい問題にこそ本質がある。みたいな内容です。

まぁ、学校は勉強を教え集団生活を体験させるところ。
試験に良い点を取る方法を教えるところ。と割り切って考えても良いのではないでしょうか。
但し、それに優れていることと、人間性が優れていることとは別問題であることを、親も先生も認識することが重要なのでは。

それと先生は、特に小学校の先生は、人間としても手本となるような人を厳選して欲しいとは願います。

あと、美術や音楽、家庭科が見下されている感じが気になります。
受験に絡まないのが原因でしょうが、最低限の教養や知識はきちんと教えて欲しいものです。
世界の中の日本人として恥ずかしいですから。
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この回答へのお礼

本当に長いご投稿有難うございました。文面を通してお母様が本当にお子さんを大切にされているご様子が伝わってきました。とても参考になりました。有難うございます。

お礼日時:2003/07/18 19:03

こんにちわ。



私が小学5年・6年の時に「すごく良い先生」に当たりました。どの生徒にも優しく、熱心に接してくれていました。月に1回(休日)は周囲の川で釣り大会や街探検などがありました。先生の仕事(学校からの指示)ではなく先生個人(生徒も一緒に)が色々と企画し遊びまわりました。

やはり人には向き不向きがあります。あくまでサラリーで働く教育者もいれば、サラリー以上の目的を持った教育者もいます。現在、教育者は資格をとれば(試験に受かれば)教育者になれます(少子化の為に試験に受かっても教育者になれない場合もありますが)。もう少し、教育者としての適性を調べるべきであると思います。

よく考えてみれば「良い先生に当たった」という考え方が間違いですよね。どの先生に当たっても充実した学校教育が受けられるべきだと思います。
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 本来、文部省が押し進めた「ゆとり教育」ですが、これ自体は別に悪いことではないと思います。

問題は、そこでできた「ゆとり」を何につかうかが問題なのです。

 どうしても現代教育で忘れがちなのが「経験」打と思います。おもしろい話では、米所である新潟の農業高校で卒業後農家もしくは農業大学に進学する人はわずかだったというニュースを数年前聞きました。

 経験につながらない知識ではなく、より経験が必要ではないかと思います。たとえば、老人福祉ですとか森林保全などのボランティアは、「衣食たりて」という段階からですが、むしろ小さい頃から、なかば強制的であってもきっかけを作ってあげるべきだともいます。
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こんにちは。



暗記力のある子には有利な、ペ-パ-テスト
に疑問をもっております。
また、教科の総合ト-タル得点での最終評価にも
いささか?です。
個々教科に、得意不得意などが多少あっても
こだわらない教育指針も、検討材料にして欲しい
と思っております。

創造力(想像力)や判断力を身につける
ようなカリキュラムなどをもっと検討される
ことを期待しています。

東大より京大からノ-ベル賞学者が
出ていることに、何か大きなヒントがありそうな
気がします。

また、京大より東大出の多くの官僚が、永年
国を動かしきた結果が、今の我が国の現実です。

個性を重視した情操教育をして頂き
柔軟な思考力を育成してもらいたいものです。

年々、若年層の犯罪なども激増、そして国全体といては
深刻な小子化になっており、今までの教育理念は
大袈裟ですが、根本から見直す時期であろう
と思っています。

何故・・父親が、学校教育現場に出で来ないのでしょう
出ないのか、出れないのか、出たくないのか・・
さまざまですが、その点社会全体の意識改革が
必要であろうと考えます。
とにかく児童生徒のみならず、
父親を、いかに学校教育現行事に参画させるかも
家庭教育と学校教育・学習の連結テ-マになるものと思います。

ご質問の内容と、大きくかけ離れてしまった回答かも
知れませんが、小生としてはそういったところです。

いづれ、苛めや登校拒否、校内暴力など過去形の話に
なって欲しいものです。
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