プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

剛体振り子の問題

下図に示す、1辺の長さa、質量Mの一様正方形板の1頂点を回転軸受で支持した剛体振子の固有角振動数は?
ただし、正方形板の振れ角θは小さく、sinθ≒θとみなすことができ、gを重力加速度の大きさとする。

答え:1/2√((3√2g)/a)

どなたか解説お願いします。

「剛体振り子の問題」の質問画像

A 回答 (3件)

No.1です。


No.2さんが書かれているとおり
θ'' = -3√2 g/ (4a) θ
です。-が抜けていました。すいません。

角度の変化と逆方向へ回転させるモーメントがかかりますので-がつきます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/01 21:49

1)回転運動の方程式は


慣性モーメント×角加速度=力のモーメント。

2)慣性モーメントについては
回転軸のまわりの慣性モーメント
=重心のまわりの慣性モーメント+質量×(回転軸から重心までの距離の2乗)。
重心のまわりの慣性モーメントはどこかに載っているはずですが、今の場合は M a^2 / 6 です。

3)角加速度は回転角の時間に関する2階導関数 (d/dt)^2θ です。

4)力のモーメント=力の大きさ×回転軸と力の作用線の距離。
ただし、力と回転角の方向によってプラス/マイナスを考慮する必要があります。

5)以上より式を立て、sinθ≒θ という近似を使うと
(d/dt)^2θ = -{3(√2)/4}(g/a)θ
という式が得られます。右辺にはマイナス符号が必要です。微分方程式を解く必要がないのであれば、ここの {3(√2)/4}(g/a) が求める角振動数の2乗であるとして、答えを求めます。

6)微分方程式を解くのであれば、上の式よりθの一般解を求めます。解は三角関数で表わされます。そこから角振動数を求めます。(上の式の右辺にマイナス符号がないと、解は指数関数になってしまい、振動を表すものにはなりません。)

なお、角振動数の「角」と回転角の「角」は意味が違うので混同しないように注意しましょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました。
とてもわかりやすかったです!

お礼日時:2010/10/01 21:48

まず軸受を中心にしたこの板の慣性モーメントIは、


面密度σ=M/a^2より
I = M/a^2 ∫∫(x^2+y^2)dx dy (積分の範囲は0~a)
 = M/a^2 * 2 * ∫∫(x^2)dx dy (積分の範囲は0~a)
 = M/a^2 * 2 * a * 1/3 a^3
 = 2/3 Ma^2

また重心にかかる力のモーメントは
N = Mg √2/2 a sinθ
θが十分小さいとして
N = Mg √2/2 aθ

よって回転の運動方程式 N = Iθ''('は時間微分)は、
Mg √2/2 aθ = 2/3 Ma^2 θ''
これより
θ'' = 3√2 g/ (4a) θ

よって
ω = √(3√2 g/ (4a)) = 1/2 √(3√2 g/a)
です。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!