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「着く」と「行く/来る」の使い方の違いは?
1.8時前に会社に着いて掃除をします。
2.8時前に会社に行って掃除をします。
この2つの文だと、2のほうが日本語として自然な気がします。

3.電車は8時2分につきます。→○
4.電車は8時2分に来ます。→多分○?

「着く」の用途は「行く/来る」より狭い気がしますが、どう違うのかはっきりしません。
「着く」のみが使える例もあるのでしょうか。

「着く」の使い方を教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

#2です。



>ひとつ「着く」では明らかにおかしい表現を見つけました。
「春が来る」○
「春が着く」×

「着く」の対象が「点」ではないだろうか、という推測にも関連するのですが、
「春が到達する場所」を限定的に想定することが、季節というものの性質上そぐわないために、「到達点」という意図を強調する作用を持つ「着く」は不自然な印象を与える、ということなのかもしれません。
目的地点を明確にしづらいものに関しては、「着く」という表現は不適、ということではないでしょうか。

「電車が来る」は、
電車がこちらの方に向かって来る、というニュアンスでしょうが、
「電車が着く」は、
電車が此処(という地点)に到達する、というニュアンス。

どちらも同じような意味に聞こえますが、実は、後者は、前者よりも『「目的地点」を明確にしようとする意図』の強い表現なのでしょう。
他の例では、
「彼女は何時に来る?」よりも、
「彼女は何時に着く?」のほうが、「此処(この地点)に!」という(目的地点を明確にしようという)意図が強い表現、ということが言えるように思います。

これも単なる感覚にすぎませんが。
  

この回答への補足

>『「目的地点」を明確にしようとする意図』の強い表現
なるほど。
明確にすることが無理なとき、あるいはその必要がないときは「着く」を使うと不自然になるのかも知れませんね。

大変ありがとうございました。

補足日時:2010/10/05 04:04
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1も2も使われると思います。


1の場合は時間的により正確を期するとおもいます。
 8時前には必ず会社に着いて掃除をしなければならない。

2は朝の仕事ののスケジュールをいう時などにつかえます。
 8時前に会社に行って掃除をします。それからパソコンに電源を入れ、
 事務用品の補充をします。

着くという言葉はたいてい時刻とセットで使われ乗り物の発着時
到着の意味で使われます。
又は荷物を送る。送った荷物が届く。荷物が着く。

車が渋滞していて予定が狂った。30分ぐらい遅れて着くだろう。


着くという動作は行く、来るという動作の終わった時点を表します。

この回答への補足

ありがとうござます。
そういえば、荷物は着く、ですが、手紙は届く、か、来る。ですよね・・・。なぜなのでしょう・・・・。

補足日時:2010/10/05 04:00
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>「着く」の用途は「行く/来る」より狭い気がしますが、どう違うのかはっきりしません。


:たぶん、「着く」の対象は点ですし、「行く」は行程上すべての点、つまり「線」に対応した表現だからでしょう。


1.8時前に会社に着いて掃除をします。
2.8時前に会社に行って掃除をします。
この2つの文だと、2のほうが日本語として自然な気がします。

これは、単に、2のような状況を経験する場合が多い、ということではないか、と思います。
最初に述べたように、線なので、該当するシチュエーションが多いのでしょう。
「1.8時前に会社に着いて掃除をします」の表現が適切なシチュエーションというのもあると思います。
2よりは、「会社」という「点」が強調された表現でしょう。
結果として、「点」を境にして、「8時前に会社に着くこと」と「掃除をすること」が殆んど同等の価値を持っている表現と思います。

これに対して、
「2.8時前に会社に行って掃除をします」は、「行く」が「線」として作用しており、「8時前に会社に行き、その行くという動作の延長線上で、掃除という作業をします」というニュアンス。
つまり、あくまで「掃除をする」ということがこの文の本意。
1が、「会社に着く」と「掃除をする」が同じ力関係であるのに対し、
2は、「会社に着く」よりも「掃除をする」に力点が置かれた表現のような気がします。


3.電車は8時2分につきます。→○
4.電車は8時2分に来ます。→多分○?

3は、「ここ」という「点」に力点が置かれた表現。
「電車はある地点(=ここ)に着く」というニュアンス。
4は、「他の場所から出発して、その行程の結果として、ここにやって来ます」というニュアンス。
電車の進行過程が、「線」として想定された表現。
    
あくまで個人的な感覚にすぎませんが、このように思います。
 

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。
>「点」が強調された表現
>「8時前に会社に着くこと」と「掃除をすること」が殆んど同等の価値を持っている
なるほど、と思いました。

ひとつ「着く」では明らかにおかしい表現を見つけました。
「春が来る」○
「春が着く」×

このことについてhakobulu様はどう思われますか。
「着く」の使用のルールみたいなものはないかな、と模索しております。
よろしくお願いいたします。

補足日時:2010/10/04 22:25
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映像でたとえるならば


「着く」は電車がホームに入る瞬間の映像ですが
「行く/来る」は電車が駅と駅の間を走っている映像です。

1は会社に着く時刻が8時より前です。
しかし、2はほとんどの場合1と同じ意味として解釈されますが
この他に「8時前に家を出発する」という意味に解釈することも可能です。
従って、2には意味の曖昧さが生じてしまいます。

3は
話者が電車に乗っていて「目的地の駅に、8時2分に着く」でも、
駅で待っていて「これから電車に乗る駅に、8時2分に着く」でも意味が通ります。
4は、後者のみの意味になると思います。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。
>話者が電車に乗っていて「目的地の駅に、8時2分に着く」
なるほど。面白いご意見をありがとうございます。
「行く/来る」には話者の視点が入るから、ここで「来る」は、他者に対して使うことしかできないのでしょうね。

ところで「春が来る」は言っても、「春が着く」とは言わないのはなぜでしょう。
もっと何か、「着く」にはあるような気がします。よろしかったらお考えを聞かせて下さい。
よろしくお願いします。

補足日時:2010/10/04 22:19
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