プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

最近、営業に関する本を
読んでみて感じたことがあります。
因みに私は、営業職ではありません。

まぁ、営業の素人が思うことですが。

東京という都市自体が、何かを販売するのに
都合の良い街になっていたりしませんか?
つまり、東京都自体に、売る為の
仕組み・仕掛けが既にあるというか。

何となくですが、東京と地方で比較すると、
東京のほうが売れる。ような気がします。
勿論、人口密度が高いという点や、
情報の飛び交う量が多い点など、
挙げれば要因は様々ですが、

何かこう・・・もっと決定的な要素が
あるような気がするのですが。

県民性という点で、他見に比べると享楽的とか・・・
倹約家の多い北陸に比べると堅実性がない?とか・・・

お客には、買う/買わない という選択肢がありますよね。

人って、生活していくうえで必ず選択肢があり、
みんな自分の人生を、自ら選択していると
思っていますよね?

でも実際は、その選択は見えない力に
誘導されていたりすることもあると思います。

何かしら東京という都市は、
上手く購買意欲を出させるような
仕組みというか、仕掛けがあって、
庶民はそれに振り回されているような
気がするのですが。
そして、売れる営業マンは、それに気付いていて、
敢えてそれを利用しているのでは?と
だからこそ売れるのでは?と

これについて自信を持って
東京はこういう都市だからとか、
東京都民の県民性がこういう人が多いからとか、
分かる方いらっしゃいましたら、教えて下さい。
あ、ひょっとしたらカテゴ違うかもしれません。

A 回答 (4件)

はい、当然の疑問だと思います。


確かに東京は派手ですし、販売、サービス、の仕事にはうってつけのエリアです。

県民性の観点からいいますと
やはり江戸時代にさかのぼります。そんなバカな!
とお思いでしょうが明らかにそれはあります。

つまり江戸(東京)は武士の町だったことがかなり影響しています。
え!武士といえば質素倹約を旨としていたのでは?
とお考えになると思います。

では武士はどうやって生活の糧(給金)を得ていたのでしょう。
お米を作っっていたわけではありません。品物を売っていたわけでもありません。
今の公務員と同じです。本来は兵隊ですが日頃は事務仕事。つまり
これだけやったらこれだけもらえるという仕事量と報酬の関係を知りません。
知っていたかもしれませんがその意識は非常に希薄です。(今でもそうですね)

この人たちを相手に商売していたのが商人ですよね?
そして商人たちは仕入れたものを販売し売上金の中から一部を自分のポケットに入れて
ほとんどを仕入れ先に払うということをしていたわけです。

つまり毎日のようにお金が目の前を通過していくわけです。
いつでもお金は目の前にあるという意識になります。

この商人たちは基本的には相手はお役人です。
商人たちも当然道具(今で言う設備投資)や仕入がありますので商人同士、
あるいは一般向けにも商売をするわけです。

一方、農家(地方は農業で成り立っていた、今でも地方に多い、北陸などもその典型)
は作物が出来上がるまで種まきから収穫まで非常に時間がかかります。
そして、出来上がったものを売ってもわずかな報酬です。それも年に一度。
するとお金に対してどういう意識を持つでしょう?
そう!倹約なんですよ。
使っちゃうとなくなっちゃうぞ!なのです。

これは今でもそうです。
農家も相手にし土建屋さん建築屋さんを相手に商売をしていますが
まぁ、農家のケチさ加減といったら半端ではありません。
特に60歳以上の農家の人は桁外れにケチです。

今の若い農家の人たちは相続した資産を使って派手に遊んでいますが
基本的にはケチです。(自分を満足させるためにはベンツもロレックスも
買うが絶対に寄付行為や献金などしない、人におごることもしない)

60歳以上の人たちはそのオヤジの世代となんら変わりない生活をしてきましたが
今の若い人たちは高度成長期に育ち贅沢品をまわりに見て、他の子供達が
その時代の最先端のおもちゃを持っている中、けちなオヤジに我慢させられて
育ってますから、相続でお金が入るともう我慢できなくなり
ベンツ買っちゃいます。しかし家訓として「ケチ」ですから素性はケチです。

前述のような人ばかりではありませんが
いずれにせよ現金収入が年に一回、それも長い年月働いたあげくに安い報酬ですから
あまりお金を使おうとしないのです。

さて、そうなるとじゃケチで商人がいるのはおかしいだろ?
ということになります。
つまり大阪のようにです。

これは先述した商売の相手が違うためです。
江戸は基本的に役人相手ですが
大阪は歴史でも習った廻船問屋があるくらいですから
全国の商人相手に商売をするわけです。
また地元でも商人相手になります。
するとお金は目の前をじゃんじゃん飛び交いますが
お互い商人ですから利食い競争になります。
するとどうしても騙されちゃいけない、自分のほうが多く取るんだ
ということになりケチになっていきます。

このケチは、お金に汚いケチとなって行きます。

江戸は商人同士もありますが、最後はお役人から取ればいい、と思ってますから
商売人同士の取引でも利食い競争はあまりしません。
したがって売りやすい、買いやすいということになります。

というわけで、華やかな東京は物品販売、サービス報酬を得やすい
エリアとなりましたとさ。


不明な点がありましたら再度ご質問ください。

この回答への補足

民俗学的なことにお詳しいのでしょうか?
説得力があり、一気に読んでしまいました。

あまり歴史は詳しくないのですが、
売る相手によって、その県民性を養ってきた
ということですね?

共感出来ます。たしかに農家の多いエリアはケチですね。
知人が北陸の医療業界で働いているのですが、
明らかに多額の貯蓄を持っているにもかかわらず、
なかなか数百万単位の商材を買ってくれないと
嘆いています。高級外車は買うくせにね。

多くても月に一桁台の契約しか取れないとの事です。
対して、東京都では何と三桁の契約数です。

そんなに違いが出ることに対して、
県民性による影響は無視できないと感じつつ、
まぁ、それでも営業ですから
数字を出さないといけないと、
ぐったりしてます。

またにかあれば、質問させて頂きます。

補足日時:2010/12/15 00:31
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりしました。
分かりやすい解説ありがとうございました。

お礼日時:2011/01/05 16:05

イギリス近代史講義


という新書を読んだ。

イギリスがなぜ世界に先駆けて産業革命を起こしたか?
という問題に対する、消費志向からの検討。

王様が新しいものを買う
貴族が真似る
その下のクラスが真似る(ジェントルマンという連中)人口の5%とか10%
国民全体が真似る

欲しい 欲しいが産業を起こす。
というもの。

んで、なんで王様から全国に真似るという行為が生まれるか?フランスではなぜその構造がないのか?
フランスでは王様→貴族までは流行するのだが、王様+貴族のパリ市内で終わってしまうそうだ。

理由は、田舎からジェントルマンが毎年ロンドンに社交に来るから。
18世紀とかだと、半年田舎、半年ロンドンなんていう生活を、地方の地主で金持ちであるジェントルマンがおくっていて、ロンドンで金を使ったそうだ。

これってどこかで聞いた構造ではありませんか?

江戸時代の江戸の人口は100万人でそのうち半数は、参勤交代で江戸と領地を行き来していた。
地方の地主で金持ちである大名が、江戸で金を使った。
300年近く、日本はこの運動を続けていたのです。この構造が

東京=地方
文化の産出と消費の東京と、生産と東京文化の模倣という地方という構造を作ったと思われます。
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 基本的に発想が違うような気がします。


 地方は本質的にストック重視と言うか、清貧ににて蓄えるという発想で貯金や資産所有などをします。ただ、東京は金融的と言うか、ストックを前提として利ざやを取ることに注視しているような気がします。最近不動産などで言われるように、「利用価値」というものです。
 東京はよそ者が多いと言われていますが、やはり定住するためでなく、いわば狩り場のようなイメージで出てくる人が多いかと思います。これはかつて都市論でも言われたことですが、田舎があって、たくさんの人が参入するから都市が活性化していくということです。そういう意味では、大阪は寺社町が核になっていますから、人の流動性などからは保守的な感じがします。
 ただ、保守的な土地からは、スピンアウトした連中から斬新なサービスが生まれることがあります、そういったサービスを吸収し展開するのに東京的な発想が意味を持つのではないかと考えています。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりました。
読んでみて大変説得力がありました。
わかりやすい解説ありがとうございました。

お礼日時:2011/01/05 16:04

「人口密度が高いという点や、


情報の飛び交う量が多い」

それだけですよ。
都民は他の国民より貯蓄率が低いというデータはありません。
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この回答へのお礼

貯蓄率が高くないデータはあります。
貯蓄率が高いのは北陸でした。
1位があれば最下位もあるわけで。ね。

お礼日時:2010/12/15 00:34

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