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未知の白色個体を燃焼させて無機塩かどうかを決定するにはどうしたらよいのでしょうか。

A 回答 (3件)

少なくとも重量変化は調べないと何とも言えないでしょう。


食塩ですと重量変化は無いですが、酢酸塩なら軽くなるでしょう。
でも陽イオンが有機物だったら何も残りませんし、金属塩の場合その酸化物が残るでしょう。
しかし遷移元素の錯塩は加熱すると中心元素の酸化物になることも多いのでその場合も軽くなります。ただはっきり色が変わりますから分かると思います。

この回答への補足

丁寧に答えていただいてありがとうございます。

>>陽イオンが有機物だったら何も残りませんし、金属塩の場合その酸化物が残るでしょう。

たとえば塩化ナトリウムならば何が残るのでしょう。

授業で行った燃焼実験で、多量の灰が残れば金属塩、白色のまま変化しなければ無機塩(アバウトですが^^;)と判断しなければならなかったのですが、
塩化ナトリウムは有機物のように焦げてしまい、
酢酸ナトリウムは灰が残りました。

補足日時:2011/01/10 17:01
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 有機物には必ず炭素が含まれていますから、燃焼させた時に二酸化炭素が発生していない事が確認出来れば、その物質は無機物である事が判ります。


 二酸化炭素が発生したか否かを調べる簡単な方法は、燃焼させた時に気体が発生していれば、その気体を石灰水の中に通した際に石灰水が白く濁れば、二酸化炭素が発生した事が判ります。
 但し、この方法では全ての無機物に対して使う事が出来る訳ではありませんし、その物質が有機物である事を確認する事も出来ません。
 何故なら、カーバイド(金属やケイ素と炭素の化合物)、青酸塩、等の様に、燃焼させると二酸化炭素が発生する無機物もありますし、炭酸塩の様に、燃焼はしないものの、加熱すると二酸化炭素を発生させる無機物もあるからです。
 尚、カーバイド、青酸塩、炭酸塩の多くが、常温では固体で、不純物が少ない粉末の色が白色です。(不純物を含んでいるために色が着いている場合もあります)
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>塩化ナトリウムは有機物のように焦げてしまい


塩化ナトリウムは特級試薬でしょうか?調味用の流通品でしょうか?
後者の場合はアミノ酸などが含まれている場合があり、それが高温で
焦げることが考えられます。
また、JTなdの精製塩でも結晶化をふせぐために、フェロシアン化
カリウムなどが加えられているようです。

>酢酸ナトリウムは灰が残りました。
加熱温度によると思います。酢酸ナトリウムは300~400℃くらい
では安定だと思いますが、それ以上になるとカルボキシル基が分解
してしまいます。分解した結果、酸化ナトリウムが生成しているはずです。

灰を少量の水に溶かしてフェノールフタレインを加えてみてください。
酢酸ナトリウムでは非常に薄い赤色になると思いますが、酸化ナトリウム
ならば濃い赤色になります。
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