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この場合の「下」は方向補語として考えるとよいでしょう。
方向補語には、単純に動作の方向性を定めるだけでなく、意味的な方向性を与える働きもあります。
「下」という方向は、下向きの方向というだけではなく、「下におろす」ことから「物事を落ち着かせる方向」を表現します。
たとえば「坐下」は、単に「坐」(座る)という動作の方向が下向きで「腰を下ろす」というだけではなく、着席して落ち着く、確実に座ってゆるぎなくすることを表現しています。
「お座りください」という場合に「坐下」というのも、単に座らせるだけでなくくつろいでもらうためでしょう。
同様に、「收」の場合も「受け取る」という動作に対して「收下」となると「受け取って安定したところにおろす」「受け取って自分のものにする」「確かに受け取る」ということになります。
相手に「お納めください」という意味で使う場合には、そういう意味をこめて方向補語「下」を付けた表現をします。
その他の補語(結果補語なども含む)も動作に伴う状態や意識の変化を表現したりします。
辞書の「下」の意味で最後の方に「動詞の後」に用いる例が出ていると思います。
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