中国政府高官の談話に・・・
常任理事国(中・露・米・英・仏)は先の大戦での戦勝国に与えられた特権であり、その既得権益を形骸化するような国連改革・常任理事国の拡大しようとする意図には断固阻止する。
これって、本音を述べており、他の4ヶ国も心中では大同小異なのだと思う。
しかし、中国:中華人民共和国は戦勝国ではない(中華民国が当時の正統政権であり、国共内戦の結果で台湾に追い落としただけでは?)
それに、国連が発足当時の戦勝国連合では時代の変化や歴史の教訓【国際連盟の失敗)に学んでいないのでは・・・
さらに、国際環境の変化・実際の国連分担金・国力や国際社会への貢献度でも実態は変化しており、日本・ドイツ・インド・ブラジルの4ヶ国を加えての常任理事国拡大を含む国連改革は具体性・客観性・妥当な検討課題だと思いますが・・・
◇質問
(1)常任理事国の拒否権の問題について、どのように思いますか?
「5ヶ国の利害が反し、機能不全・意見集約が難しくスピード感が無く纏まりを欠く。さらに、他の多くの国の意見が結果的には一部常任理事国の意向で反映されないケースも多発」
(2)常任理事国の構成や拡大する場合の候補国は?
「現状は常任理事国5ヶ国+非常任理事国5ヶ国【拒否権なし・任期で交替】」
No.1
- 回答日時:
既得権を持ったもののおごり と 既得権の死守 が 改革を阻止しています
ご回答を賜りまして、真にありがとうございます。
>既得権を持ったもののおごり と 既得権の死守 が 改革を阻止しています
まったく同感です!
さりとて相手がある【まさしく拒否権を行使されると何も進まない】ので、先ずは常任理事国の拡大【我が国の国力・分担金負担・国際貢献(PKO・ODA)からの加入】、常任理事国の拒否権でなく多数決方式へ移行から国連改革を進めるのが、いかに困難でも、改革の実を高め可能性の拡大に繋がるのでは、加盟国全体での根回しと多数派工作が肝要だと思います。
No.2
- 回答日時:
ついでにロシアも戦勝国ではありません。
1.拒否権は廃止すべきです。
戦勝国とおこぼれにあずかった国の驕りでしかありません。
せっかくの提言も常任理事国の逆鱗に触れれば不採択とは民主的ではありません。
2.まず国連の敵国条項を廃止すべきです。
敵国とは日本・ドイツ・イタリア・フィンランド・ハンガリー・ブルガリア・ルーマニアと言う、三国同盟の国々です。
国連の英語表記United Nationsとは連合軍と言う意味です。なぜに国際連合としたのかは解りませんが。
この条項をなくして常任理事国に日本・ドイツ・インド・ブラジルに南アフリカかオーストラリアを増やせば良いかなと思います。
敵国条項があるうちは拡大も出来ないでしょうね。
ご回答を賜りまして、真にありがとうございます。
また、分かりやすく丁寧にお教え願い、大変、参考になりました。
1.拒否権は廃止すべきです。
戦勝国とおこぼれにあずかった国の驕りでしかありません。
せっかくの提言も常任理事国の逆鱗に触れれば不採択とは民主的ではありません。
私も同感、賛成です。
2.まず国連の敵国条項を廃止すべきです。
敵国とは日本・ドイツ・イタリア・フィンランド・ハンガリー・ブルガリア・ルーマニアと言う、三国同盟の国々です。
詳細に解説頂きありがとうございます。
戦後60有余年、時代遅れであり、国際社会の環境や状況も様変わりしていますので、実態に課題に対応したシステム・運営が効果的に機能しないのでは、名称は別としても国際機関としての機能・与件も不十分な組織体だと思います。
>この敵国条項をなくして常任理事国に日本・ドイツ・インド・ブラジルに南アフリカかオーストラリアを増やせば良いかなと思います。
同感です!
No.3
- 回答日時:
国連は第二次世界大戦の戦勝国が作ったもので、日本は敗戦国だったと言うだけの話しですよ。
ドイツも常任理事国ではありませんね。この回答への補足
◇前提
国際連合(略称:国連)の機関の一つである安全保障理事会(略称:安保理)は、国際的な政治・軍事紛争の防止や解決を目的とした組織である。
そして、構成としては「アメリカ・ロシア・イギリス・フランス・中華人民共和国の常任理事国5ケ国と任期2年の非常任理事国10ケ国」です。
その安保理に於ける決定には9ケ国以上の賛成が必要となる。
しかし、その中に常任理事国5ケ国が1ケ国でも不賛成だと決議は成立しないが、これを拒否権の発動と言い、その決議は全加盟国に対する法的拘束力を持つ。
先の第2次世界大戦の戦勝国である常任理事国は、戦後処理と再びの戦争惨禍を防ぐ為に設立された国連に於いて、常任理事国として拒否権と言う重責・役割と共に権利を有している。
ご回答を賜りまして、真にありがとうございます。
>国連は第二次世界大戦の戦勝国が作ったもので、日本は敗戦国だったと言うだけの話しですよ。ドイツも常任理事国ではありませんね。
仰るとおりですね・・・
問題や制約制限はあっても、世界平和や紛争解決に曲がりなりにも有効な組織体として国連が存在するのなら、せめて拒否権の廃止や敵国条項の削除が改革への第一歩なのかも知れませんね~
貴重なご意見・参考データーをお教え願って、大変、ありがとうございます。
No.4
- 回答日時:
フランスも戦勝国とは言えないのじゃないですか。
ヤルタ会談には呼んでもらえなかったのに、ベルリン分割の段になって、いきなり我が国も分け前が欲しいと言いだしたのかな。
フランス人と中国人はホントによく似ていますね。
よく食べる、よく喋る、利に敏い、女が好き、核兵器が好き、、、、。
ご回答を賜りまして、真にありがとうございます。
>フランス人と中国人はホントによく似ていますね。
よく食べる、よく喋る、利に敏い、女が好き、核兵器が好き、、、、。
なるほど!
国民性や文化伝統への尊大さと傲慢さには共感する所並びに体験が多々あります。
偏見も怖いが、自己中で謙虚さや慎みのない言動にも好感は持てません。
(ex、中国4000年の歴史を中華思想を良く見聞するが、その歴史も文化も思想的な伝統や価値観を否定し、一党独裁の傲慢国家を建国して未だ60余年では・・・)
No.5
- 回答日時:
1918年、第一次世界大戦が終結したとき、米国のウィルソン大統領の呼びかけで国際連盟が発足し、当時内戦状態だったロシアを除く米英仏日伊など戦勝国グループと戦敗国ドイツ、オーストリア、トルコも加盟して世界の恒久平和を目指して活動を開始したが、たった21年後1939年には、戦勝国の過大な賠償要求、領土割譲要求を深く恨んだドイツによるポーランド侵攻に始まり、その後6年間にわたる第2次大戦が勃発し、第1次大戦を大きく上回る惨害を人類に及ぼした。
結局国際連盟の目指した恒久平和は吹き飛んでしまい、連盟はその後なんらなすこともなく消滅した。
そのようなあしき失敗例があるにもかかわらず、2次大戦後戦勝5カ国のごり押しを許す、という重大な欠陥を内包した国際連合が誕生した。その後朝鮮動乱など戦争勃発のたびに5カ国の利害対立、機能不全が常態化し、今日も続いている。
要するに国連の戦争抑止機能は先の国際連盟と同様、まともに機能したためしがない、平和に役立ったこともない。
だからこそ、もはや国連での拒否権を持つと常任5カ国制度の存在を廃止する改革を敢行せよ、これが実現しなければ国連脱退も辞さずとの強硬姿勢を、常任理事国入りを希望する日・独・伊・インド・ブラジルなどが連携して国連当局に強硬に申し入れる必要がある。
これで国連側が譲歩しないなら実際に上記5カ国は連携してさっさと国連を脱退すればよい。
国連はそのため米国に次いで第2の国連維持費負担国である日本をはじめ他の4大国のからの負担金収入を失うことになり、その存立の危機を迎える事になる。
さらにまた日ごろから常任理事国5カ国の横暴ぶりに、うんざりしていた他の国連加盟諸国も次々と脱退5カ国に追随する姿勢を見せることは必定で、国連はさらなる危機に直面する。
これにより国連当局は脱退5カ国の要求を全面的に飲まざるを得なくなり、我が国の常任理事国加盟問題はおのずと解決してしまうことになる。
また我が国は国連脱退期間中も日米安保同盟は堅持しておくので、国防に不安はない。
米国も今や常任理事会で、やりたい放題の横暴を極める中ロ2カ国の力をそげる好機、ととらえるのは必定、日本など5カ国の行動に対し、間違いなく暗黙の支持を与えるであろう
日本政府もぼやぼやせずにこのくらいの知恵を出し、さっさと実行して見せたらどうか。
肝心なのは「さっさと実行だ」
日本国民は我が国開闢以来の快挙に拍手喝采するであろう。
詳細且つ丁寧にご回答を賜りまして、真にありがとうございます。
>だからこそ、もはや国連での拒否権を持つと常任5カ国制度の存在を廃止する改革を敢行せよ、これが実現しなければ国連脱退も辞さずとの強硬姿勢を、常任理事国入りを希望する日・独・伊・インド・ブラジルなどが連携して国連当局に強硬に申し入れる必要がある。
これで国連側が譲歩しないなら実際に上記5カ国は連携してさっさと国連を脱退すればよい。
大胆な発想と提言ですが、日独伊3国同盟や国際連盟脱退の経緯や結果について、他国の賛同がえれるかどうかの検証や国際社会との関連性、歴史に学ぶ必要や国際平和&国際秩序の増進への波及効果の面からも国民の合意形成と国連に於ける説明・説得力・信頼性の資格や与件を、現状の日本政府並びに外交の未熟さ気概の無さを考察した時、実現性と国際社会からの共感を得られぬ点【これまでの国連&国際機関における我が国の役割・実績・影響力や貢献への各国の反応や評価・信頼】を私は残念ながら危惧しております。
No.6
- 回答日時:
>(中・露・米・英・仏)は先の大戦での戦勝国に与えられた特権であり、その既得権益を形骸化するような国連改革・常任理事国の拡大しようとする意図には断固阻止する。
こういう何の正当性もない非論理的な主張をするごろつき国は危険ですし責任ある理事国には不適当ですね。
それはともかく
1)拒否権の問題について、どのように思いますか?
不条理の最たるものです。現常任国はひとまず解任します。代わりに2国連名の拒否↓をOKとします。
(2)常任理事国の構成や拡大する場合の候補国は?
経済的に上位から5、人口的に上位から5、プールし交代で5年間の(常任)理事国を構成します。あとは拠出金の多さを勘案して一年の非常任を選挙します。大陸からこれない場合特に連盟をつくって出すこともOKとします。一国の拒否権はなくしますが、違うブロック同士の連名の拒否はOKとします。核を持った国はその量に応じて多大なペナルティ的拠出金を毎年出させそれで国連をまかないます。
ご回答を賜りまして、真にありがとうございます。
こういう何の正当性もない非論理的な主張をするごろつき国は危険ですし責任ある理事国には不適当ですね。
それはともかく
>1)拒否権の問題について、どのように思いますか?
不条理の最たるものです。現常任国はひとまず解任します。代わりに2国連名の拒否↓をOKとします。
>(2)常任理事国の構成や拡大する場合の候補国は?
経済的に上位から5、人口的に上位から5、プールし交代で5年間の(常任)理事国を構成します。あとは拠出金の多さを勘案して一年の非常任を選挙します。大陸からこれない場合特に連盟をつくって出すこともOKとします。一国の拒否権はなくしますが、違うブロック同士の連名の拒否はOKとします。核を持った国はその量に応じて多大なペナルティ的拠出金を毎年出させそれで国連をまかないます
同感です!
その考え方や意見が、どう世界に発信出来るか・・・
その実現への戦略性や行動力が過去も今も将来も我が国に問われており、持てる力や貢献してる実績を正しくアッピール出来ない、不甲斐なさ&もどかしさにと繋がるのでしょうか・・・
言うは易く行い難しは良く分かりますが、GDPで抜かれた、軍事的な脅威にさらされている、尖閣問題等で必要以上に自信喪失・内向きになってしまっては、国際社会の中に於ける我が国の役割・責任を果たす事が困難になり、国民マインドも上がらず、内政面の混迷が続く中、名実共に島国ニッポンと化すのでは・・・
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
>常任理事国(中・露・米・英・仏)は先の大戦での戦勝国に与えられた特権であり、その既得権益を形骸化するような国連改革・常任理事国の拡大しようとする意図には断固阻止する。
これって、本音を述べており、他の4ヶ国も心中では大同小異なのだと思う。
それはその通り、アメリカは別として、イギリス・フランスは人口・GDP共に2ヵ国の総計でやっと日本と肩を並べる程度の国家、中国・ロシアに到ってはとても先進国と言える内容の国家でない事は明白。
極めて知的水準が高い1億2000万人強の人口を有し、単体国家としては今尚世界有数の経済力及び経済規模を誇る大国日本、一方ロシアを除く全欧州で最大の人口と圧倒的経済力を擁するドイツ、この2大国が常任メンバーに成り得ない安全保障理事会のあり方・不条理さが、国連・特に安全保障理事会の質を如実に物語っている気がします。
更に言えば国際政治は決して正義では動かない、とりわけ国連に於いては顕著であり、全くの無視は出来ないがそれ程重要視する機関でもないかと・・。
>日本・ドイツ・インド・ブラジルの4ヶ国を加えての常任理事国拡大を含む国連改革は具体性・客観性・妥当な検討課題だと思いますが・・・
この点は質問者様の認識と異なります。
質問者様御自身が冒頭で述べられている通り、安保理常任理事国はある種の戦勝国クラブ、ステイタスは存在するがそのガバナンスに就いては大きな疑問符が付く。
例えば対イスラエル決議にはアメリカが、対北朝鮮決議には中国が拒否権を行使、何等かの決議が採択された際もこの両国は敢然と無視して尚且つ殆んど効力を有する制裁措置は行われない、即ち安全保障理事会は何等国際紛争解決の手段と成り得ていないのが現状。
質問者様が仰る事はこの様な実態をも含めた国連改革であると理解しますが、私個人としては日本の常任理事国入りは反対です、それどころか発言力に全く比例しない現在の国連拠出金を減額する方向で検討頂きたい。
国際社会に於ける発言力など、常任理事国5ヵ国に任せておけば宜しいのではないでしょうか?
それよりも我々日本人は更に豊かになる未来こそ志向すべきであり、国際的プレゼンスは有するが貧しい地域のGDPが1000ドル程度である、日本列島の西に存在する某大国をある種のアンチテーゼとするべきです。
長くなりましたが以上の前提で回答致しますと
>(1)常任理事国の拒否権の問題について、どのように思いますか?
安保理5ヵ国で国際社会の重要案件を決定されるのは甚だ不本意、拒否権がある事で殆んど何の決定も出来ない現実・形骸化の実態が、逆に評価されて然るべきであるとも考えます。
>(2)常任理事国の構成や拡大する場合の候補国は?
既述した前提の通り、特に変革の必要性を感じません。
理路整然と現実を直視した考察とご意見をお教え願いまして、共感・納得させて頂きました。
大変参考になり、心より感謝とお礼を申し上げます。
誠にありがとうございました。
<追伸>
自嘲・独白ですが・・・理解しても、地団駄を踏んでも、どうにもならないのは承知の上で、悔しく腹立たしい。
まるで、5大国による談合で世界を動かし、彼らの折衝と駆け引きと妥協で国連の決議が決まるのは・・・
しかし、無力感や問題視をいくらしても、他に代替し得る国際機関や機会【部分的にはG8やバイの首脳会談】等の具体的な与件も見当たらないのが現実でもある。
改革の必要性を唱えても拒否権が大きな障壁に、とは言え脱退とか新組織設立にも大義名分や実効性が無い。
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