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バロックと古典、聴く側として違いを説明できますか?

こんにちは。

バロック:素朴?壮厳?小規模だから迫力は無い?宗教がかる?教会?舞曲?
古典:優美?典雅?大規模迫力有り?構成カッチリ?(パターン化?)大曲?

私は全然知らないバロックと古典を聞いても恐らく聞き分けられると思います。
そのぐらいの耳と言うか知識、経験はあるつもりです。
でもなぜ、こっちがバロックでそっちが古典か、言葉で説明できません。

もちろんこれは聞く側のことでして創作する側のことではありません。
聞く側の印象の違いのことです。
この印象の違いをどのように説明できるでしょうか?

唯一古典に比べバロックは舞曲が多いのでシンプルさ、リズムなどで感じとっている
ところはあるかもしれません。
このくらいしか思いつきません。あとは聴いた感じ、雰囲気としか言えません。

宜しくお願い致します。

A 回答 (3件)

合奏の場合だと通奏低音の有無でわかりますね。



それ以外の場合だと、一つは音楽が対位法的にできているか和声的にできているか。
もちろん対位法的には書かれていても和声は意識されている分けですが、
和声に留意しつつも各パートが対等に近い役割を持っているのがバロック。
明らかに主旋律と伴奏という役割分担ができているのが古典。

このため、ボッケリーニの音楽は時代的には古典派どまんなかであり、弦楽四重奏、弦楽五重奏という古典派以降に登場した曲種であるにもかかわらず、各声部が独立して動く書法のためどこかバロック風に聞こえます。同じ古典派のモーツアルトときき比べて見ると、その差は明瞭になります。

他に思いつく点としては、メロディライン。古典派のメロディラインは流れるような歌いやすいものが多いですが、バロックの旋律はどこか器楽的で少しひねくれています。もちろん例外はあります。

間違ってるかもしれませんが、自分はこんなふうに感じています。
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この回答へのお礼

少し解ってきました。対位的と和声的。

旋律の作り方も確かに違いますよね。
でもどこがどのように? ひねくれている?

書きながら思い出しましたがバロックの意味って 「ゆがんだ真珠」でしたっけ。
その辺かな。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2011/05/02 14:12

>旋律の作り方も確かに違いますよね。


>でもどこがどのように? ひねくれている?

典型的な例ではないかもしれませんが、

バッハ モテト『イエス、我が喜び』BWV227


モーツアルト アヴェ・ヴェルム・コルプス K618
http://www.youtube.com/watch?v=DsUWFVKJwBM

比較すれば、跳躍が多い、上下細かくゆれながら旋律が上昇・下降する、
メリスマ・修飾音が多用される、などが「ひねくれている」と感じる原因ではないかと思います。

さらに、聞き比べれば、バッハのモテトは各パートの横の流れがはっきりしているのに対して、
モーツアルトでは和声の流れの中に各パートの流れはほとんど埋没しているのがわかると思います。

>バロックの意味って 「ゆがんだ真珠」でしたっけ。その辺かな。

もともとが絵画の分野から来てる言葉なので、音楽はあまり関係ないかもしれません。
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この回答へのお礼

対位的と言う所と、ヨコとタテ?

確かに楽器ごとに別々な旋律を付けてそうな、古典は
いっしょに鳴っているような? イメージとしては。

メリスマが解りません。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2011/05/09 20:50

バロック音楽の特徴


イタリア・オペラの登場に始まったバロック音楽の最大の特徴は、「通奏低音」があることです。通奏低音とは、現代の音楽で言う「ベース・ライン」に似たものです。常に動いている低音部のメロディの上部に、即興的なメロディが重ねられます。
つまり、低音と和音を担当する楽器群とその上部の旋律を担当する楽器群で協奏するのです。バロック時代の「協奏曲」は、ソロ楽器とオーケストラが競演するロマン派の時代のものと異なり、楽器群がふたつの役割を分け持つのです。ヴィヴァルディの「四季」などを聴くとよく分かります。
さて通奏低音を担当する楽器は様々でした。コントラバス、チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ファゴットなど。
この上部で、チェンバロ、オルガン、リュートなどが織りなすようにメロディを紡いでゆくのです。
時には、通奏低音にチェンバロが加わりました。チェンバロは、他の楽器と比べると、左手で低音部の旋律を弾きながら、右手では旋律を弾くことができます。従って、小規模な編成の演奏に、大変大きな能力を発揮しました。

古典派音楽の特徴は、
バロック音楽の特徴であった通奏低音がなくなり、バロック以前の音楽だったポリフォニー(多声音楽)からホモフォニー(和声音楽)に変わったことです。
さらに、古典派以降の交響曲や管弦楽曲の基礎を成し、多くの交響曲や協奏曲、弦楽四重奏曲などの作品が生み出されました。
なお、明快な調性感による楽曲も古典派時代に多数生まれますが、その調性も豊かに変形しながら、次第に崩壊の道を歩むことになります。
特に、古典派音楽の業績として高く評価されているのは、調性音楽の代表的な楽式であるソナタ形式の確立です。また、ソナタ曲の一種である交響曲(シンフォニー)や協奏曲(コンチェルト)、二重奏~五重奏の室内楽曲なども古典派時代に多数作曲されています。

以上文献引用
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この回答へのお礼

「通奏低音」 言葉としては知ってますが聴いている時の認識はありません。
(ベースラインのパターン化が比較的多い、と言う認識はありました)

ポリフォニー(多声音楽)
コレかも知れません。対位的と言うか。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2011/05/02 14:03

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