
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
本当です。
ヒプシサーマルなんて呼ばれますね。最終氷期最盛期は約2万年前ですが、その後次第に海水面は上昇し、約1.2~1万年前に最終氷期が終わったあと、さらに加速します。縄文時代前期の約6000年前に海水準はピークに達し、日本列島の平野部には海が入り込みました。このような海水準の上昇には地殻変動も影響しますが、おおまかには温暖化と関係あるとされています。
南極やグリーンランドの氷床コアや堆積物中の有孔虫化石などの酸素安定同位体比を調べると、過去の相対的な気温、海水温変化がわかります。全世界で8000~5000年前くらいに緯度にもよりますが現在より0.5~2度程度高かったとされています。高緯度地方ほど上昇は大きい傾向があり、シベリアでは5度以上高かったとするデータもあります。また花粉分析などでも気候の変化が分かりますが、それでも同じような傾向が認められています。
この温暖期は4000年ほど前に終わり、2000年ほど前に現在よりやや寒い寒冷期に入ります。1000年ほど前にはやや温暖化しますが、その後500年ほど前から再び寒冷期となり小氷期とまで呼ばれることがあります。この時期には隅田川やテムズ川が冬に凍った記録があります。ここ100年ほどは気温が上昇する傾向にあるのはご存知のとおりです。
なお、温暖化問題は「現代の人間が住んでいる社会で温暖化が進む」から問題になるのであって、地球の歴史では現在より温暖化が進んだ時期はいくらでもあります。中生代は今より平均で5度以上温暖だったと推定されています。
この回答へのお礼
お礼日時:2011/06/16 21:03
回答有難うございます。
>縄文時代前期の約6000年前に海水準はピークに達し、日本列島の平野部には海が入り込みました。
現在、南極を含め世界中の氷河と溶けると大騒ぎしていますが、6000年前にもあったことなのですね。
No.4
- 回答日時:
http://www.tamagawa-kisui.jp/ref/ref-12.html
ご参考(多摩川周辺の地形変化)
縄文時代と言っても、1万年前頃と5千年前頃では海面の高さが全く違います。
1万年前頃は、現代より40mぐらい海面が低かったですが、温暖な気候により徐々に海面が上昇して6千年前頃は現代より4mぐらい海面が高くなりましたが、5千年前頃から海面が下がり始めて弥生時代を迎えます。
関東地方で見付かる貝塚の多くは「弥生時代」のものです。
事実、私が居住する茨城県西部(関東平野の真ん中と言われてる)と隣接する栃木県南部では弥生時代の貝塚と弥生土器は幾つも発掘されてますが、縄文土器は皆無です。
そして、栃木県栃木市の「星野遺跡」近くの地層を調べると、浅間山と赤城山の火山灰が堆積してる様子が分かります。
この時から、分かるのは関東地方は火山灰の堆積による標高が増したことによる海岸線後退があったと考えるのが妥当です。
実際に、自宅裏庭にアマチュア無線用鉄塔を建てる際の基礎工事に直径2m深さ2.5mの穴を掘った事がありますが、1.5mぐらい掘ると関東ローム層の特徴である「粘土質の赤土と葦の残骸」が出て来ました。
葦の残骸が意味するのは、古くは水辺であった証拠です。
これが、火山灰で埋まり関東平野が広がったと考えられますから、海面の高さだけの影響ではないと思います。
今後の地球温暖化現象による海面上昇が再び起これば、海岸線の様子が再び変わると思いますが、日本列島は確実に東側に移動してる事実と、火山活動がいつ起こるか分からない現実です。
地球規模の活発な火山活動が起これば、火山の噴火煙で太陽光が遮られ寒冷化に向かって再び氷河期を迎えることも考えられますが、こればかりは、現代の文明でも予測出来ない自然現象です。
ご参考(多摩川周辺の地形変化)
縄文時代と言っても、1万年前頃と5千年前頃では海面の高さが全く違います。
1万年前頃は、現代より40mぐらい海面が低かったですが、温暖な気候により徐々に海面が上昇して6千年前頃は現代より4mぐらい海面が高くなりましたが、5千年前頃から海面が下がり始めて弥生時代を迎えます。
関東地方で見付かる貝塚の多くは「弥生時代」のものです。
事実、私が居住する茨城県西部(関東平野の真ん中と言われてる)と隣接する栃木県南部では弥生時代の貝塚と弥生土器は幾つも発掘されてますが、縄文土器は皆無です。
そして、栃木県栃木市の「星野遺跡」近くの地層を調べると、浅間山と赤城山の火山灰が堆積してる様子が分かります。
この時から、分かるのは関東地方は火山灰の堆積による標高が増したことによる海岸線後退があったと考えるのが妥当です。
実際に、自宅裏庭にアマチュア無線用鉄塔を建てる際の基礎工事に直径2m深さ2.5mの穴を掘った事がありますが、1.5mぐらい掘ると関東ローム層の特徴である「粘土質の赤土と葦の残骸」が出て来ました。
葦の残骸が意味するのは、古くは水辺であった証拠です。
これが、火山灰で埋まり関東平野が広がったと考えられますから、海面の高さだけの影響ではないと思います。
今後の地球温暖化現象による海面上昇が再び起これば、海岸線の様子が再び変わると思いますが、日本列島は確実に東側に移動してる事実と、火山活動がいつ起こるか分からない現実です。
地球規模の活発な火山活動が起これば、火山の噴火煙で太陽光が遮られ寒冷化に向かって再び氷河期を迎えることも考えられますが、こればかりは、現代の文明でも予測出来ない自然現象です。
この回答へのお礼
お礼日時:2011/06/16 21:07
回答有難うございます。
>この時から、分かるのは関東地方は火山灰の堆積による標高が増したことによる海岸線後退があったと考えるのが妥当です。
関東地方に限れば火山灰の影響もあるのですね。
No.3
- 回答日時:
日本では縄文海進として知られる現象です。
氷層コアの分析によりその時期気温が高かったのも確認されています。
ここが一番詳しいかな
http://wwwsoc.nii.ac.jp/qr/QA/answer/ans010.html
No.2
- 回答日時:
>縄文時代は今より海面が高かったのですか?
縄文時代の貝塚が関東地方の内陸に存在する理由として、その時代は温暖で氷河が少なく海面が高かったためという理由を聞いたことがあります。
地球温暖化で問題になっている現代より気温が高いというのはちょっとあり得ないと思うのですが本当ですか?
↓
<順不同>
◇一定の地点『基点』で言えば、地表や海洋との関係では、地殻運動(火山活動・マグマの冷却化・プレートのズレetc)により、隆起や陥没、さらに風水害(台風・津波・地震・洪水)や地形によっては海流・河川・風雨の影響で侵蝕やス三角州とか砂浜の形成が行われており、地域毎に隆起と陥没や沈下はそれぞれ発生・存在します。
◇超長期的な学説では、ビッグバン以降の地球の冷却から第2氷河期に向っていると言う説もあります。
その立場からの意見では、地球温暖化は今日・短期的な傾向・現象だとしています。
◇土地の開拓・開墾による保有は、人類の夢であり、社会や暮らしの中で様々な地域で方法で行われて来た。
その中には、山を切り開き、海岸の埋め立て・湖沼の埋め立て等があり、年月を経るとその土地の安定・植物等の定着で風景は変化し海抜も変化している所がある。
◇海面は太陽光のエネルギー『大気温度と海面への入射量』や引力、南極や北極の氷解問題等によっても変わってきます。
つまり、人為的な要素を除くと、地表(海抜)と海面の関係は相対的なものであり、地表側の隆起や陥没と海面の変化の相関性と歴史的推移で基点となるポイントでの海面隆起や海岸線の変化が起こります。
No.1
- 回答日時:
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