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ソフトウェア、ITのフリーの産業翻訳業で生計を立てて5年ほどになりますが、年齢的に体力の衰えも感じており、価格崩壊も起こっていることから、大量にワード数をこなす現在の業界からもうすこし単価の高い方向に移行できたらと考えています。

技術翻訳が得意ですので特許翻訳を勉強してみたいと思っていますが、日本が海外に特許を申請する英訳が需要が多いと聞いており、ハードウェアに強い日本からIT関係の海外特許申請というのはあまりないような気がします。特許翻訳の講座の項目などを見ても電気、医療が主に取り上げられていてIT、しかも私の専門だったソフトウェアは需要はあるのでしょうか。

実際に業界にいる方からのみの回答をお願いいたします。

A 回答 (1件)

特許翻訳の世界では、ソフトウェアは電気の範疇です。


純粋なソフトウェアの記述だけの特許出願書類は殆どありません。多かれ少なかれハードウェアの記載とともにソフトウェアについて記述されるものですから、電気全般の知識が求められます。
特許の仕事をするにあたり重要なことは、幅広い知識を日頃から身につけ、依頼案件については深く掘り下げて必要な情報を調べることです。

また、電気しかできませんという翻訳者も少ないです。長年自立して特許翻訳をされている方々は、電気、機械、化学と、幅広い仕事をされています。20年特許翻訳をされている方でさえ(むしろそのようなプロフェッショナルであれば)、依頼案件の類似翻訳事例をまず探すことから仕事を開始されています。
勿論、電気の分野の企業をメインの顧客とされている特許事務所に翻訳者として勤務すれば、殆どが電気分野の翻訳になるかとは思います。

特許翻訳は一般技術翻訳より単価は高いですが、かなり神経も労力も使いますし、また、納期が厳しいことも多く、体力勝負なところがあります。同じ時間なら、一般技術翻訳の方が、数倍のワード数をこなせるかと思います。特許翻訳は、原文に含まれる意味・論理をすべて訳出し、かつ、原文にない意味・論理を含ませてはいけないという点が一般技術翻訳よりも厳格です。
一般技術翻訳の感覚で特許翻訳をされていると思われる方々も少なくありませんが、一度翻訳してもらってダメだとわかれば二度と依頼されなくなります。
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この回答へのお礼

多分野を手広く網羅している方が多いとは知りませんでした。分野に特化というよりは、ある程度広く知識を持っていて、さらにその案件について掘り下げていくと言うことですね。なかなか要件が高いですねえ。

特許翻訳は単価は高いですが、当然一語一語の重要性が高いため調査などに時間がかかることは承知しています。ソフトウェア開発の経験があるためソフトウェアやプログラミングの専門知識はあるのですが、電気分野に入れられるということは、ソフトといってもハードウェアにかかわるローレベルということですね。かなり微妙です。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/23 15:06

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