チョコミントアイス

薬の重複について質問です
以下のような場合、疑義紹介しますか?

・降圧薬で同じ作用の薬が重複
 ディオバンとオルメテック(両者ARB)やシルニジピンとアダラート(両者Caブロッカー)など

・降圧薬で作用が一部重複するもの
 アーチストとミニプレス(αβとαでαが重複)

・レニン系で重複
 オルメテックとラジレス(ARBと直接レニン拮抗薬)

・利尿剤で同じ系統の薬が重複
 ルプラックとラシックス(両者ループ利尿薬)

・利尿剤で別系統の薬
 ルプラックトアルダクトン(ループとK保持性)

・ドパミンD2遮断薬の重複
 セロクエルとドグマチール など

・抗凝固系薬の重複
 ワーファリンとプラザキサ(プラザキサはビタミンK非依存だが抗凝固という点では同じ)

・去痰薬で作用が違うものの重複
 ムコダインとムコソルバンやクリアナール(粘液修復薬、粘液潤滑薬、気道分泌細胞正常化)

・PPIやH2ブロッカーと消化剤の併用
 (消化剤は胃酸による胃への攻撃を強くしないか?)

・アルサルミンとマーズレン(どちらも胃の防御因子増強で、潰瘍病巣保護薬)

・SU剤と即効型(糖尿病薬で作用がほとんど同じ)

・抗血小板薬のうち、作用が同じもの
 プレタールとオパルモン(どちらもADP受容体拮抗にて抗血小板作用)

・抗血小板薬のうち、作用が違うもの
 プレタールとバイアスピリン(ADP受容体拮抗とTXA2の阻害)

・違う系統の複数の抗生剤や化学療法薬

・違う成分の複数の酵素製剤


などいろいろあるのですが業務をしており
これは疑義紹介するがこの重複は疑義紹介しないなど
明確に決まっておらず困惑しています

ほかの薬局ではこの場合は疑義紹介しているとか
さらにこういう理由だからこれは疑義紹介してこれはしない
などの理由というか指針などがあればぜひ教えてください

A 回答 (1件)

・降圧薬で同じ作用の薬が重複


 ディオバンとオルメテック(両者ARB)やシルニジピンとアダラート(両者Caブロッカー)など
→基本的に疑義照会する。併用薬や血圧の状態によってはしないかも。シルニジピンは腎保護効果があるので、重複でも照会しないかもしれない。

・降圧薬で作用が一部重複するもの
 アーチストとミニプレス(αβとαでαが重複)
→たぶん疑義照会しない。副作用について説明して注意して飲んでもらう

・レニン系で重複
 オルメテックとラジレス(ARBと直接レニン拮抗薬)
→一応照会する。

・利尿剤で同じ系統の薬が重複
 ルプラックとラシックス(両者ループ利尿薬)
→浮腫の状態や腎機能、K値を勘案して(ルプラックにはK保持作用があるので)疑義照会するかどうか決める。

・利尿剤で別系統の薬
 ルプラックトアルダクトン(ループとK保持性)
→たぶんしない

・ドパミンD2遮断薬の重複
 セロクエルとドグマチール など
→セロクエルはD2遮断作用弱いのでしない。薬剤性パーキンソニズムに注意しながら投薬

・抗凝固系薬の重複
 ワーファリンとプラザキサ(プラザキサはビタミンK非依存だが抗凝固という点では同じ)
→疑義照会する。ブラザキサはINR下がってからでないと使えないので

・去痰薬で作用が違うものの重複
 ムコダインとムコソルバンやクリアナール(粘液修復薬、粘液潤滑薬、気道分泌細胞正常化)
→しない。比較的よくある処方

・PPIやH2ブロッカーと消化剤の併用
 (消化剤は胃酸による胃への攻撃を強くしないか?)
→消化酵素剤であれば胃酸分泌に関係ないのでしない。総合健胃薬であれば制酸剤が含まれていて、PPIの薬効下がる可能性もあるので疑義照会する

・アルサルミンとマーズレン(どちらも胃の防御因子増強で、潰瘍病巣保護薬)
→作用点が違うので疑義照会しない

・SU剤と即効型(糖尿病薬で作用がほとんど同じ)
→する。速効型の効果が期待できない。添付文書上も併用しないことになっている。

・抗血小板薬のうち、作用が同じもの
 プレタールとオパルモン(どちらもADP受容体拮抗にて抗血小板作用)
→しない。作用が全く同じというわけではないので。出血傾向に注意する。

・抗血小板薬のうち、作用が違うもの
 プレタールとバイアスピリン(ADP受容体拮抗とTXA2の阻害)
→しない。出血傾向に注意する

・違う系統の複数の抗生剤や化学療法薬
→抗菌薬が2種類以上でていれば疑義照会する。

・違う成分の複数の酵素製剤
→対象がよく分からないので、回答保留

他の併用薬や患者さんの状態、Drの処方のくせなどがはっきりしないと分からないですが、
大まかな考えです。
患者さんと話してみて、おかしい所があれば(Drから変更すると言われた、Drの言っていた薬の名前と違う等々)もちろん全て疑義照会します。

この回答への補足

詳しい回答ありがとうございました

ラジレスとARBを疑義紹介する点
総合健胃薬とPPIなどで疑義紹介をする点

が当局と違いました。
すごく参考になって有難いです

また
・セロクエルはD2遮断作用弱いのでしない。薬剤性パーキンソニズムに注意しながら投薬
・浮腫の状態や腎機能、K値を勘案して(ルプラックにはK保持作用があるので)疑義照会するかどうか決める。
など薬剤師でありながら勉強になりました

そんなに大きくは違わないようですね
経験則的にこんな感じなのですが
なにか明確な、疑義紹介をする/しない理由というのはないものでしょうか?

もしくはガイドライン的な・・・。
何を疑義紹介して何はしないのかよくわからないのです^^;

補足日時:2011/07/11 21:09
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