
英和辞典でlocustを引いてみると、
1バッタ、イナゴ
2(米)セミ
と載っています。複数の英和辞典で引きました。
「セミ」を和英辞典で引きますと、
1 a ciacda
2 a locust
とあります。そして「イナゴ」を引くと
a locust
とのみ載っていました。
ということは、アメリカ人は、蝉とイナゴを普段の生活で明確に区別しないという事になりますが、私にはその理由が分かりません。
アメリカにも17年ゼミとかいう地中生活の長いセミがいて有名だし、イナゴの大群は、映画Independence Day においてアメリカ大統領が宇宙人の侵略者をイナゴに例えていることからも、アメリカでも一般的な生き物だと推察されます。
そうなると一層分からないのですが、アメリカ人はなぜこの二つを一緒くたにしてしまうのでしょうか。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
Gです。
Seventeen Year Locustのことは、見たことはないけど、学校で教わります. つまり、この事が問題になっているんですね.
Seventeen Year Locustと言う蝉がいるということを知っているわけで、だから、蝉の形をしているものは、locustと思ってしまうわけですね. つまり、蝉と言うものの中で、この種類が一番良く知られている、と言う弊害だと思います.
#3さんがおっしゃっているように、ここでは、蝉には興味がないんですね. 昆虫を集めるのはよほど変わった子供じゃないとしないし、木の上でミ~ンミ~ン鳴いているものなぞ見たこともないわけです. 何か鳴いているのはわかるけどそれが何なのかに興味がない、と言う事ですね.
いってみれば、日本人は英語の文法に興味はあるけど、アメリカ人の殆んどは単に学校で習ったもの、としか見ていないのと同じかもしれませんね.
Seventeen Year Locustと言う名前がよく知られているわけで、知らない人は(殆んどの人なんですけど)a locustと言う事になってしまうわけです. 他の種類があるなんて知らないわけです.
chikagoKoiさんがおっしゃっているように、ニュースにでもない限り、関心のないものなんですね.
英和辞典でlocustを引いてみると、
1バッタ、イナゴ
2(米)セミ
とありますが、Seventeen Year Locustと使われた場合、と説明を入れるべきだと思います.
生物、昆虫を知っている人だったら、蝉はCicada(シケイダとカタカナ読みにするとなります. シカーダは学術的な言い方で、一般的な場所で言うときざっぽく感じます。)が正しい昆虫の分類になります.
日本でも、俗に言われている名前が、本当の物は違うにもかかわらず、知らないで使っている単語ってありますね、同じような状況だと感じます. (残念ながら例が出てきません)
二度にわたり回答有り難う御座いました。
文化を理解しないと外国語は学べないと言うことですね。
非常に参考になりました。またよろしくお願いします。
No.6
- 回答日時:
回答からはちょっと?離れてしまうのですが、イギリス人の友達が日本に来た時に、寺の境内でいっぱいの蝉時雨を聞いて、「なに?この音」ととても不思議そうにしていました。
こっちにとっては「何って……蝉だけど」ってなもんですが、向こうでは珍しい音だったんですねー。蝉って英語でなんというか知らなかったので、辞書をひいたらその辞書には「cicada」と載っていました。その友人は、cicadaという単語自体は知っていたようです。非常に気にいった様子で「へぇ~」と感心していました。わたしにとっても面白かったですよ。
その数日後、我が家の松ノ木で、蝉の抜け殻を発見した彼女はそれを大事に持って帰りました。帰国後のメールでも、蝉の話をしていました。
わたしの英語力では「蝉の声に対する日本人の情感」なんぞは解説できなかったのですが(というか思いつきもしなかった)、話しても面白かったかもしれませんねー。
閑話休題でしたm(__)m。
No.4
- 回答日時:
私の日本人の友人で花はチューリップしか区別できないという人がいます。
アメリカ人は皆こうだとかいうのではなく洋の東西を問わず人それぞれではないかと思います。五大湖周辺のシカゴでは今年17年蝉が発生しました、大発生はは2007年が予定なんですが1969年に突然13年で出てきた一群がありそれがまた17年周期にもどり、今年発生したわけです。新聞ではCicadaとして沢山の記事が書かれてましたから、新聞やTVをすこしでも見る人ならCicadaとして知っているはずです。 GrasshopperとLocustと混乱する人はいるかも知れませんね。
余談になりますが、蝉の周期は、7,13,17などのPrime Number、興味深いですね。割り切れる数だと、地上にでた時に、それだけ待ち構えている捕食者が多くなるからだそうです。

No.3
- 回答日時:
回答が長くなりそうですが、どうか覚悟してください。
出来るだけ、ご質問から離れないようにしたいと思います。まず、なぜ明確に区別しないのか、なぜ一緒くたにしてしまうかですが、答えは単純です。
「大部分の(といっていいでしょう)米国人にとって、イナゴもゲンゴロウもバッタもカブトムシもイナゴもセミも○○も××も一緒だから」
信じられないでしょうが本当です。身近にいないわけではないでしょう。しかし、身近にいるからといって、かれらが識別するかどうかは別問題です。私たち日本人が、アリクイとアリは区別しても、様々なアリを日常生活で区別しないのと同じことです。
さて「セミ」を普段の生活で cicada というか locust というかに関しては、地域的な問題もあり、下の回答者は「セミ」は cicadaだと断言されていらっしゃいますが、いくつかの地域を調べた限りでは、米国では locust を使うケースが断然多いと思います。日本人が中級から上級レベルで覚える cicada は、当然米国では普通に使われているのだろうと思ってしまいますが、実際には、な、な、なんと cicada がすうっと口から出てこない教養ある米国人も沢山いるのです。信じられないでしょうが本当です。上記の昆虫すべて locusts で済ませているからです。
では、セミもイナゴも一緒の単語を使っていたら、混乱することはないのかという疑問が生じます。現実にはたまーに混乱が生じますが、ほとんどのケースで前後の文脈から、ぴょンぴょんと飛び跳ねて時には大群で押し寄せるアレか、ジージー・ミンミンと鳴くアレか区別できるみたいです。というよりも、イナゴの場合は大群で押し寄せて農作物をあらすという悪さをするため、多くの米国人はすぐに「イナゴ」という昆虫をイメージすることは出来るようですが、「セミ」の場合はほとんど日常生活で実害もないため、絵を書いたり頭にイメージすることさえ出来ないというのが実情です。
私が20年近く前にホームステイした年配の内科医夫婦の家での会話です。場所は五大湖付近です。テラスで昼食をとっていると、庭の木々から「ミーン、ミーン」とあの泣き声が聞こえてきました。「はて、セミは英語でなんていうんだっけ」と度忘れしてしまった若きわたしは「あの“(鳴きまねで)ミーン・ミーン”といっている昆虫は英語でなんと言うんでしたっけ?」と訊きました。すると老夫婦は「え? どの音?」と聞き返すので、もうちょっと気合を入れて泣きまねをした上、紙と鉛筆を持ってきて、わたしの画才を駆使して上手にセミを絵を描いたものです。すると答えは「さて、見たことないなあ、お前知ってるか?」「いいえ、こんなの見たことないわ」とのこと。信じられませんでした。2人とも耳が遠いわけではありません。お見せしたいくらいですが、私の絵もたいしたものだったのですよ。
翌日、通っていた大学の教員数名に同じ質問をして絵まで描きましたら、「ええと、ええと、ええと、うん locust だな」「いや、ちゃんとした名前があったはずだぞ、ええと、ええと、ええと」次に口を開いたのはデパートの店員をついこのあいだまでやっていて、最近講師になったばかりの20代の女性が「ええと、ええと、たしか、(アクセントを最初において)スィカダと言うのではなかったかしら」(正しい発音は辞書でお確かめください)
信じられないでしょうが本当のことです。
あたなは昆虫の鳴き声と脳の関連を聞いたことがおありでしょうか。人間の右脳はイメージや感情をつかさどり、左脳は言語や論理的思考をつかさどるとはよく言われていることです。わたしたち日本人は昆虫の鳴き声を右脳で聞く、いや「鑑賞」するらしいのですが、米国生まれの米国人にとって昆虫の鳴き声というのは、工場の騒音や、自動車の廃棄、街の雑音と同様に「雑音」として左脳で処理しているらしいのです。日本の時代劇には晩夏の夕暮れシーンなら、どうしたってヒグラシの鳴き声が不可欠ですが、これを米国で放映しようと吹き返る場合は、ヒグラシの鳴き声が雑音としか聞こえない米国人のために、ヒグラシの音だけカットしてしまうとのことです。信じられないでしょうが、本当のことです。(ちなみに日本人は漢字を右脳で、ひらがな・カタカナは左脳で習得・識別していると聞いたことがありますが、脳卒中で左脳をやられたわたしの親父を観察するかぎり、これは本当のことです。漢字は書けますが、ひらがな・カタカナはダメでした。今は回復しましたが。)
むかしむかし、C大学の文学部の教授がこのことを知って知らずか、某雑誌の翻訳懸賞文で次の一節が含まれる有名小説家の文章を出しました。”Locusts sawed away in frantic burst.” 場面は、主人公の歩兵が、兵器庫の前で歩哨に立っている場面です。入賞者の多くが「セミがミンミンとうるさいくらいに鳴いていた」と訳したのに、この人は講評で「セミは cicada でしょう。Locust はイナゴです。イナゴが大発生して周囲を飛び交っていた、ということですよ。しっかり英文を把握する力なくして懸賞に応募するなかれ」みたいなことを書いていたのです。「あれまあ」と思いましたが、数ヵ月後に入賞者のお一人が紙面に公開質問状を載せられて、「イナゴの大群が発生しているような場所で歩哨に立つのは不可能ではないですか」と聞いていました。例の教授がわざわざ米国の著者に手紙で尋ねたところ、著者から「セミですよ」との返事が返ってきたそうで、言い訳がましく訂正していたのを思い出しました。英語の辞書すら編纂している大学教授でさえ迷ってしまう問題なのだと実感した次第です。うーん、もっと長くなりそうですが、このあたりで止めますね。
実に興味深く読ませていただきました。辞書の編纂をしている人ですらこの状態なんですね。
虫の声の認識についてはよく聞く話ですが、文化はDNAに根ざしているということでしょうね。
参考になりました。ありがとうございます。
No.2
- 回答日時:
アメリカに35年ほど住んでいる者です。
(今、韓国から書いています)蝉はcicada と言って、locustではありません. locustはイナゴ(本当はチョット違う種類なんですが)ですね.
ただ、このlocustと言う名前は、bruceleeさんがおっしゃっている17 year locustと俗に言われている蝉の一種で一般的に言われるいい方で、periodical cicadaとも言われます. この種類の蝉だけにこのlocustと言う言い方をするんじゃないかな.
なお、このPeriodical Cicadaですが、南部の州では、13年地下に潜っています.
予断ですが、アメリカ人の多くはせみを見たことがありません. 子供たちも捕まえようともしません. うるさくはないですが、やはり、夏には鳴いています.
と言う事で、別に一緒くたにしているわけではありません. 和英辞典の説明不足だと思います.
これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
No.1
- 回答日時:
セミとイナゴだけじゃないですよ。
カブトムシとクワガタも一緒です。
こんな例は、他にもいっぱいあります。
日本人にとっては大切な違いも、他の国ではどうでもいいことだったりするんですよ。
その逆もまたありますけど。
言葉は生活習慣の中で生まれますから、それが反映されていて面白いですよね。
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