
オオカナダモの葉は二層の細胞からなるという記述を見かけますが、これはどういうことなのでしょうか?
現在高校生物を勉強しているのですが、植物の葉はクチクラ層、表皮細胞(表と裏二層)、柵状組織、海綿状組織、維管束などからなるのだから、たとえばクチクラ層がなくて葉肉が薄いとしても、二層の細胞からなるというのはありえないのではないかと思いました。
ひょっとしたら、平均的な植物細胞二層分程度の厚みである、ということなのでしょうか?
しかし、オオカナダモの細胞は大きいから観察しやすい、というような記述も見かけますので、これもやはりおかしいと思います。
このあたりのことに詳しい方、教えていただけたらとても助かります。
よろしくお願いいたします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
(p47 参考 図3)によれば
「オオカナダモの葉には,6種類のタイプの細胞(葉縁細胞,とげ細胞,通常細胞,異形細胞,中肋表皮細胞,基部細胞)が観察される」
とのことです。
学校で習うツバキなどとは明らかに違うようですね。
No.1
- 回答日時:
教科書をよく読んでらして勉強熱心ですね。
疑問を持つこともいいことだと思います。
さて、生物は生きている環境によって形態が違うことをいつも念頭に置いておくとよい思います。
暑い・寒いは当然、高山と平地でもそうですし、今回の場合は「陸地と水中」という場合もあります。
水中で生活するオオカナダモは陸生の植物(ツバキなど)に比べて、乾燥に耐える必要もないですし、
水中では葉は固くしなくてもひらひらといつも開いていられるだろうし、水を運ぶ通路も周り中が水だから必要ないし
空気を蒸散する気孔も周りが水のため関係ないからありません。
http://natural-history.main.jp/Education/Cell/Eg …
上記サイト、下の方に、葉の断面写真があります。
確かに二層(上部細胞が大きく、下部は小さい)になっていますが、維管束部分は二層になっていませんね。
あなたの推測は間違ってないですが、「二層である」という記述も間違いではありません。
また、細胞の層が薄く容易に光学顕微鏡で細胞の様子が観察できるため、オオカナダモが実験でよく使われているという経緯もあります。
回答ありがとうございます。
なるほど、種子植物といっても構造はさまざまなのですね。
もう少し柔軟に考えるようにします。
すいません、再び質問になってしまうのですが、もしよろしければ回答おねがいします。
その二層になっている細胞の一層一層は、表皮組織、柵状組織、海綿状組織、などのどれかなのでしょうか?
それともこのような組織の名前は陸上で生活する多くの植物に対して使われる用語で、水生植物に対してはそもそも使わないのでしょうか?
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