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頭に血がのぼるって、生理的にどのような現象が起きてなるのですか? また、長湯でのぼせるのと風船を膨らましてボーっとするのは同じ現象ですか?

A 回答 (1件)

御存知の通り、地球にいる限りは重力があるわけで、


上に運ぶには下に運ぶよりも力が必要になります。
血液も同じ事で…
上に送らなければならない場合は力強く送り、下に送る場合はむしろ力はいりません。
逆立ちすると頭へ上へ運ぶ勢いで下方向に血液が送られ
逆に戻ってくる血液は力が無いので頭で血液が停滞するんですね。

ちなみに足先から戻ってくる血液は、逆流を防ぐ弁があり、周りの筋肉の動きによって戻るようになっています。
エコノミー症候群と言うのは足を動かさない為に血液が戻らず、固まってしまう為に起こってしまうんですね。

では重力の無い世界ではどうなるか…宇宙飛行士には俗に宇宙酔いというのがありますが、
これは重力の都合上、上下アリとして均等に血液を送れるようにできていた人間の構造からすれば
バランスを崩すのは目に見えますよね?雰囲気こんなかなというのは想像できるかもしれませんが。
もしも宇宙酔いの体験をしたければ、逆立ち…ではなく、
頭を水平よりも7%下げるようにして寝ると擬似的に宇宙酔いが体験できます。
ただ、7%と言う数値は、生物学的というよりも物理学的な数値ですので異なっているかもしれませんけどね…

では長湯でのぼせる…という事について…これは浮力の関係もありますがお湯の温度に関係しています。
物は温度が上昇すると膨張しますよね?一時的に血液が増えてしまって窮屈になった状態と考えると良いかと思います。
つまり、道路を走る車の台数は同じでも、全て大型自動車だったら渋滞しますよね?
細い道、抹消の毛細血管等は通りにくく詰ってしまいます。ですから『湯あたり』すると全身が赤くなるんですね。
一方寒い場所にいると『青くなる』と言いますが、これは逆に車が自転車になってしまった時に起こります。
本来酸素を運ぶべき血液が小さくなってしまうので血色が悪くなり青くなる状態になるんです。
トラックで物を運んでいたのに、急に自転車で運べ!となったら、流通がストップしてしまいますからね…
また、この症状は赤血球が極端に低い貧血にも似たような症状があらわれます。

一方風船を膨らませるとどうなるかと言えば、頭に血液を送る血管は首の内部を流れ、頭から戻る血液はそれよりも外側を流れています。
膨らませると口~咽喉~首~肺のあたりが緊張し、戻るための血管がどうしても狭くなってしまうんです。
これは生物学的なメカニズムでしょうね。緊張して力が入っている時に必要なのは、酸素です。
酸素を多く含んだ血液を多く供給するには、血液を送り出す方の血管を細くすれば、その場に多くの血液が溜まるわけです。
ですから風船を膨らませようとした時は膨らませる為に筋肉が緊張し、そこに血液が一時的に溜まる…
ですから長湯とは違い頭の周辺が赤くなるんです。

ちなみに…頭に血がのぼると言うのは、口元が強張るためかと思います。
『このやろぉ…』と言う時に奥歯に力が入りますよね?このは理由は風船と同じ理由ですね。
『私はそんな事しない』と言われるかもしれませんが、
おそらく例えたのでしょう『頭に血がたまる』と言うのが正しい事であるはずなのに『頭に血がのぼる』と言ったわけです。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり申し訳ございませんでした。宇宙酔いの話しに興味持ちやってみましたが、う~んって感じでしたw やっぱ個人差ってやつかな。頭に血がのぼるメカニズムは、なるほど、言われてみればってうなずきながら読ませて頂きました。返事を書いて頂きありがとうございました。

お礼日時:2003/11/16 20:30

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