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(1)何故小中学校は「アルカリ性」と習うのに、高校以降では「塩基性」と習うのですか?

(2)「塩基性」と「アルカリ性」は同じですか?

(3)
NaOH
KOH
Ca(OH)2
Ba(OH)2
以外に強塩基はありますか?

A 回答 (4件)

他のアルカリ金属、アルカリ土類金属の水酸化物も強塩基ですよ。



高校でも「アルカリ性」と言いますよ。水溶液に関しては。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/07 07:18

酸もアルカリも歴史の古い言葉です。


化学式などまだ使われていない時の言葉です。
wikiには
>歴史的には酸の水溶液が示す物性を酸性、灰汁などの水溶液が示す物性をアルカリ性と呼んだ(「アルカリ」は灰を意味するアラビア語に由来する)
と書かれています。

でもこれは逆だと思います。「酸」とは何かが示されていません。
水溶液が酸性をしめす物質が酸、アルカリ性を示す物質がアルカリです。

酸性は水溶液の示す性質です。
酸っぱい味がする、金属や金属の化合物を溶かす、リトマス紙の色を赤く変える
という性質です。
酸という漢字は「すっぱい」と読みます。英語の辞典でacidを引くと名詞としては「酸」が出てきますが形容詞として「酸っぱい」という意味が出てきます。「酸っぱい」は「酢っぱい」に通じます。お酢は酸っぱいものの代表なのです。果物のしぼり汁はたいてい酸っぱいです。酸を含んでいます。
酢酸のことをacetic asidと言いますがacet-の部分が酸っぱいというラテン語から来ています。酸っぱいacidus、酢acetumです。

水に溶かして酸性を示せば酸ですから硫黄や燐、炭素などを燃やして出来る気体は全て酸であることが分かります。CO2のことを炭酸、SO2のことを亜硫酸と呼んでいます。ラボアジェの時代でもこのように呼んでいます。

水溶液がアルカリ性を示すというのは酸性の場合と対になっています。
苦い味がする、リトマス紙の色を青く変える、脂肪やたんぱく質を溶かす、
という性質です。アルカリの代表が草木灰です。アルカリという言葉はアラビア語の「灰」からきているというのはたいていの辞典に載っていることです。

酸と塩基は対で考えられていますがそれが強く意識されていたとは限らないでしょう。それぞれ別々のものとしての意識の方が強かったのかもわかりません。洗濯に灰汁を使うというのはアルカリが脂質を分解するという性質を利用しています。これはかなり需要の多かった用途ではないでしょうか。壺(pot)の中で木や草を燃やして得た灰(ash)の中に含まれている成分というのがカリウムの英語名potassiumのもとになっているというのも灰汁の使われ方の歴史の古さを表していると思います。

畑に灰を入れたり、石灰を入れたりするのは酸性を中和するという働きです。
アルカリには酸の働きを打ち消すという性質があります。
このような性質に重点が移ると灰汁のような水溶液に話を限る必要がなくなります。
石灰は水に溶かして使っても白い粉のままで使ってもいいのです。石灰よりももっと水に溶けにくいものでも酸を中和するという働きは期待できます。
塩基という言葉は中和反応により生じる物質に着目するということがなければ出てこない言葉です。
wikiに
>塩(えん)が中和反応の生成物であることが判明してくると、「酸と中和反応をして塩を生成する物質群」という物質グループの概念が生まれ、それに対して塩基という呼称が与えられた
と書かれています。
化学辞典(東京化学同人)の塩基の項には
>1744年 G.F.Rouelleは酸と反応して塩を精製する物質に対して初めて塩基という語を用いた。と書かれています。

酸性、アルカリ性が水溶液の性質としてまず認められていたことだとするとその酸性、アルカリ性はある程度の強さのものである必要があります。酸と反応して塩を作るという性質であればアルカリ性として強いということは要求されません。

「水によく溶ける塩基をアルカリと呼ぶ」と書いてある本もありますがある程度の強さのアルカリ性を示すというのも条件になるだろうと思います。リトマス紙の色が変わるというのはその目安の一つになるでしょう。

アルカリと塩基の違いはそれだけではありません。
水溶液の性質から定義された「アルカリ」と酸との反応で定義された「塩基」とでは食い違いも生じます。
(定義が異なればどこかで一致しない部分が出てくるというのは当然のことです。)
炭酸ナトリウムは「ソーダ」と呼ばれていました。アルカリの代表です。天然の鉱石としても産出します。
産業革命の時代になってもっと強いアルカリ性を示すものが必要になって「苛性ソーダ」が合成されました。
苛性ソーダは現在の名前で言うと水酸化ナトリウムです。強い塩基の代表です。
炭酸ナトリウムは代表的なアルカリでしたが炭酸と水酸化ナトリウムの中和でできた「塩」でもあります。
塩と塩基を区別する立場で言えば炭酸ナトリウムは塩基ではありません。

「アルカリ」と「塩基」では少しくいちがいがありますが「アルカリ性」と「塩基性」では強弱の違いだけでくいちがいはありません。どちらも水溶液の示す性質です。炭酸ナトリウムは塩基ではありませんが塩基性を示します。アルカリ性を示すと言っても同じです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/07 07:17

普通に入手できる薬品の中で


 LiOH  水酸化リチュウム が抜けています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/07 07:18

(1)


小中学校では「水溶液」しか扱いません。アルカリ性は水溶液にのみ使える用語です。

(2)
上記の様にアルカリ性は水溶液に基づく用語なので、塩基性と同じではありません。
塩基性の「塩基」は、狭い意味では「非共有電子対を与える能力のある物質」であり、大学レベルでは「電子供与性物質」です。

(3)
有機物が抜けています。
植物などから採れる「アルカロイド」、合成反応に使われる「ジアザビシクロウンデセン(DBU)」などが非常に有名です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/07 07:19

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